竜鏡の占人 リオランの鏡 (角川文庫)

著者 :
制作 : toi8 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 74
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041077887

作品紹介・あらすじ

東西の交易の中心として栄えるオアシス国家リオラン。ある日、アラバスをはじめとする3人の王子は、美貌の第二王妃カトラッカとその腹心エスクリダオにそそのかされ、この世を統べる力があるという〈竜鏡〉を探す旅に出る。しかし、それは世継ぎを追い出し、すべての権力を手中に収めようとする王妃らの陰謀であった。アラバスらは無事に国を救うことができるのか。魔法が飛び交い、陰謀が渦を巻く、東方異世界ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 坊ちゃん王子達の成長譚かと思いきや、第二王妃カトラッカと腹心エスクリダオの陰謀譚かもからの、転生しても繰り返す呪いのような業のようなもの、最後はそれぞれに成長した王子様方でした。
    それにしてもティラン女神様は恐ろしい。怒らせると怖い神様ってあんまり神っぽくないような気がする。

  • 第二王妃カトラッカと腹心のエスクリダオのふたりが、いきいきと陰謀を進めている姿が印象的でした。
    箱入りで世間知らずの王子様たちが、このふたりを止める事なんて出来るんだろうか? とやや不安ではありました。が、王子様が成長して行く所はさすがの展開だと思います。
    オーリエンラントシリーズに比べたら優しいお話であったと思います。

  • 第二王妃カトラッカと、腹心(且つ愛人)エスクリダオのドSっぷりに戦慄しつつ、王子達が成長していく姿が頼もしく思いました。(あくまで、アラバスとジャフルの事。ネオクはクズになってしまったので。)
    人は誰しも闇を抱えているものですが、それを受け入れることが辛いけど大切なのかな、と考えさせられました。

  • オーリエラントのシリーズを思えば
    まだまだ救いのある物語。

    予想外だったのは…まさか冒頭から
    駄目っぷりを晒していた王子たちの中から
    主人公が育っていくということ。

    人間の裏と表、陰と陽、闇と光。

    王子たちは確かに人としてどうなん?と
    思わせられたけれど…大きな闇も持たず
    いわば無垢の子どものままであったことが
    かえってよかったのかもしれない。

    ともあれ、苦い経験からよくぞ成長したものだ。
    三者三様の成長ぶり、楽しませてもらいました。


  • 人には必ず闇がある。時に逃げることも大切だけど、その抱える闇を受け容れる覚悟が必要なんだなぁと思いながら読んだ。

  • なんだか
    わかったようなわからないような
    壮大なファンタジーの世界に漕ぎ出そうとしているのは
    わかるが

    話があちこち飛ぶので
    あとで、どこで何が起こったのかぐちゃぐちゃになるし

    王子たちは可愛い女の子の後を
    あっという間に追いかけて行って
    そのまま奴隷にされて、はや3年って…

    それは彼らを成長させるために必要だったのかもしれないが、その間なんの進展もないのかとか
    王子か3人いる意味があるのか?とか
    いろいろ突っ込みどころはあった

  • ノンシリーズ作品が角川文庫化。
    乾石智子のファンタジーは作中で非常に濃密な時間が流れている。本書では魔法云々よりも、登場人物たちの『人間としての成長』に重きを置いた、ビルドゥングスロマンに近いストーリーになっているせいで、より、濃密な時間が流れているような気がする。
    しかしこれ、シリーズ化されるのかな? 続きが出れば是非、読みたい。

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著者プロフィール

山形県生まれ。山形大学卒業。1999年、教育総研ファンタジー大賞を受賞。『夜の写本師』からはじまる〈オーリエラントの魔道師〉シリーズをはじめ、緻密かつスケールの大きい物語世界を生み出すハイ・ファンタジーの書き手として、読者から絶大な支持を集める。他の著書に「紐結びの魔道師」3部作(東京創元社)、『竜鏡の占人 リオランの鏡』(角川文庫)、『闇の虹水晶』(創元推理文庫)など。

「2019年 『炎のタペストリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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