ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2019年3月23日発売)


- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041078570
作品紹介・あらすじ
大学祭前。キャンパス内は浮かれた空気だが、
オカルト研究会 には相変わらず恐怖の依頼が。
「彼女の体の痣が、人面瘡にな ってしゃべり出した」
――ほか、 頻発する放火現場に現れる猫と、
「猫の幽霊が出る喫茶店」の噂が紡ぐ物語や、
未解決の女性連 続殺人事件にまつわる身の毛もよだつ怪談など、
ハイクオリテ ィな怖い話が満載!
そして森司とこよみのじれったい両片想いの行方は……。
青春オカルトミステリ、期待しかない第15弾!
感想・レビュー・書評
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2019年64冊目。中編が3編。それぞれが中々に怖いなと思える作品ばかり。それにしても、背景知識を良く調べているなと毎度毎度感心させられる。森司とこよみはもう、「リア充爆発しろ」「いい加減付き合いなさい」とツッコミを入れたくなるほどもどかしい。でもいいなあ。こんな関係。うらやまし過ぎるぞコンチクショウ。感想はこんなところです。
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オカルト研究会って……。大学生活とミステリが組み合わさっているって面白いかもね。
引越し先の図書館に初めて行って目についたものを借りてきたけれど、これシリーズみたい。他のも読んでみたいなぁ。 -
「おしゃべりな傷口」
人面瘡、意外に今作が初登場か。まともだと思っていた相談者が一番やばいやつ。誰かをケアすることに生きがいを感じる、という精神病、なんて言うんだっけ。
「赤猫が走る」
テーマ性のため仕方がないことだが、全体を通して胸糞な人間が多数登場する本シリーズだが、中でも最悪な人間が集合しているような本作。息子を嫁に取られたと嫉妬して孫を焼き殺そうとする姑に、離婚協議中に妻の大事な飼い猫を虐待して殺し、その動画を個人が特定できるアカウントにアップするモラハラ夫。ラスト、2匹の猫たちが買主を守った場面だけが救い。
「片脚だけの恋人」
借りて住んでいる一軒家に地下牢のような部屋を発見。それだけでも怖いのに、片足だけの女性ものの靴が複数。怖すぎる。意識に干渉してくるタイプの幽霊、厄介だな。 -
傷口、猫、片足。
己のしたことがじんわりと染みてきた、な1話目。
と思ったら、違う現実も見えてきました。
これは…ちょっと狡猾すぎます。
猫は、ひたすらに可愛いなw と思っていたら
すごい事をしている人が。
こういう人いますが見抜くには…なかなか。
いや、依頼主の方の『話』もすごいですが。
よくこういうネタはありますが、ここまで絡むと
執念がすごいというか…。
気持ちだけが強くなると、恐ろしいです。
全体的には、この二人のサボテンもしや…w で
にやにやしてしまいましたが。
若干前進しているよう…な?? -
シリーズ第15弾。
3話からなる短編集。
ゴミくずみたいな登場人物が多くてイライラした一冊。
そんな奴らは悪霊に呪われればいいのにと思う。 -
いやぁ相変わらず嫌な人が出てくるなぁ…。
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2019.8.29 読了
著者プロフィール
櫛木理宇の作品





