ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : ヤマウチ シズ 
  • KADOKAWA
3.76
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本棚登録 : 92
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041078570

作品紹介・あらすじ

学園祭間近の大学。しかし放火事件が頻発し、現場には必ず、鉢割れの黒猫の幽霊がいるという噂が。折しも泉水の後輩がその猫の飼い主であり、「猫の幽霊がいる喫茶店」を探していると言いだして…。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと引っ張っていたサボテンの名前の件がついに!
    思っていたより随分後になったなと。
    それだけシリーズが長く続いている証なんでしょうけど。
    互いに敬称つきでネームプレート作ってるのが可愛い。
    ただ本編はそんな可愛さもかすむほどのホラー度いうか、人間の妄執の怖さが増し増しでした。
    猫の話は泣けましたが、座敷牢と殺人事件が絡んだ話はややこしくはあったけど、本当に怖かった。
    しかも解決したかと思いきや、森司がピンチになってるし。
    今回はこよみちゃんがヒーローでしたね。
    これも愛の力か……
    それにしても、何でこの二人、これで両思いになってないんだよと今回も焦らされることになりました。
    進展はしてるんだけど、何とももどかしい。
    本人たちも相手にますます隠さなくなってきているのに何故。
    そこまで開き直るなら早く決着つけてくれと、生殺し状態でお預けくらった犬のように内心じたばたしながら待っております。

  • 言った!言ったよ!色々考えさせられながら読んでたけど、全部持ってかれちゃった。
    言った…。

    そして、やっぱりこの巻でも。善意や正義を自分本位に振りかざす人が怖い。気をつけよう。きっと本人は気付いてない。それは自分でも気を付けないと気付かないかもしれないってこと。


  • オカルト研究会って……。大学生活とミステリが組み合わさっているって面白いかもね。
    引越し先の図書館に初めて行って目についたものを借りてきたけれど、これシリーズみたい。他のも読んでみたいなぁ。

  •  

  • 「おしゃべりな傷口」
    過去の事件について語る思い。
    彼女はずっと自宅で家族と暮らしていたはずなのに、姉を挟まなければ話せない家族なんておかし過ぎるうえに別の場所で暮らした彼女を責めるのもおかしな話だな。
    彼女の書き込みが無ければ彼女は一人追い込まれる事も無かったのかもしれないが、一番は子守りすら出来ない旦那が自分は悪くないみたいな態度をしているのも嫌だな。

    「赤猫が走る」
    火事の現場に現れる彼女。
    亡くなった飼い猫に逢えると聞いたら愛猫に逢いたいと飼い主であれば誰しもが思う事だろうが、あくまでもそれは幽霊であるから触れる事は出来ないからな。
    何度も現場に現れる彼女の存在を知れば、どう考えても彼女が何かしらに関与しているのではと勘違いする人が出てきてもおかしくないだろうな。

    「片脚だけの恋人」
    閉じ込められていた者の想い。
    複雑過ぎる家族関係であったが、全ての始まりは愛も無いまま共に居た二人なのか伴侶に恋をした老人の想いからなのか分からないが色々混ざり過ぎた結果なのだろうな。
    彼の想いに感化され犯罪に巻き込まれた人達は気の毒で仕方ないうえ、犯人もどうやって検挙すべきか分からない状態だなんて報われないな。

  • 面白かったけど、バカップルさすがに引っ張りすぎのような…。

  • 2019/7/2

  • 恋愛模様はかなり進展。動物がひどい目にあうのはフィクションってわかっていても読んでいて辛いものがある。3話はものすごい嫌だな…。結局発見されることはあるんだろうか。

  • 怪異と現実の結びつけ方がとてもスキーです。
    原因?をしっかり書き上げるというかなんというか。
    昔の因縁話なりも詰まるところそこに人間がいて、諸々の関係があって何かが起こりその説明に怪異が現れるというか、そういう古典的な話と現代が見事にマッチングするといか。

    とりあえずあのカップルは早くなんとかしてほしい。

  • もう15冊目なんですね。今回も面白かったです。
    今回、特に良かったのは「赤猫が走る」。こ言う話は大好きです。
    怖さを楽しみつつも、最後は二人の仲が少しづつ進んで行く様にほっこりする。「恋愛見守りホラー小説」。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。瑞々しいキャラクターと読みやすい文章で読者モニターから高い支持を得る。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。

「2019年 『ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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