華舞鬼町おばけ写真館 消えた臨港線と缶入りドロップ (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2019年7月24日発売)


- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041078600
作品紹介・あらすじ
祖父の形見のカメラは異能の力を持っていた。過去の不思議な風景を映し出したり、華舞鬼町という境界へ行くことができた。しかしそれを壊してからは、異界の住民の力を借りないと移動出来なくなっていた。しかし、姉のアドバイスで道祖神を祀る庚申塚から華舞鬼町へ行くことができた那由多は、自分に少しだけ自信を取り戻す。華舞鬼町、狭間堂のギャラリーでは那由多の写真が話題になっていた。そこでかつて遭遇した旧玉電の化身である老紳士の玉さんに再会する。彼は失われた路線の写真を新しいカメラで撮ってきてほしいと、那由多に依頼するが、それは港湾地区にあった臨港線という廃線だった。
感想・レビュー・書評
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いよいよクライマックス
あと1巻で終わりなんて…
次でまた虚路が出てきて色々するのかな??
作者さん、下調べがいつもに増して大変そうだなって思ってしまった -
シリーズ6作目。「那由多と貧乏神」不憫な……。「那由多と臨海線」思った以上に手ごわい能力で、福の神への道のりは長そう。本人の意思に反して発動しているところがまた気の毒だ。いい奴ならなおさら。那由多ともども応援したくなる貧乏神。「那由多と海の記憶」東京タワーに浮かぶ海獣。心霊写真と呼ぶには幻想的な一枚。「狭間堂と休日」東京タワーを散歩。束の間の休息みたいだが、どことなく不安感がつきまとっている。
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とうとう華舞鬼町おばけ写真館もクライマックス。鉄オタには嬉しい要素詰まってる。玉さんイケオジ。
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那由多くんも愛せるキャラだしポン助かわいいんだけど、結局私は彼方くん派なので、もう主人公ではないことがさみしいのです
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くろ助が可愛すぎる!!!
癒されつつも恐怖を抱いてたこと素直に言えた那由多くんは凄いなぁ。 -
「那由多と貧乏神」
迷い込んだケガレの正体は。
自分の意思関係なくケガレを集めてしまい知らぬ内に貧乏神と呼ばれてしまっていたら、もうどうする事も出来ないのかもしれないな。
「那由多と臨港線」
地図と彼の記憶を頼りに。
今まで疎まれ自分のせいで不幸になった者も居たとしたら、たった少しの事だったとしても自信に繋げる事が出来ないのかもしれないな。
「那由多と海の記憶」
東京タワー付近の心霊。
何故あの場なのかと思えば、知らなかっただけで少し前までは海はもっと近くにあり身近な場所であったからこそあの場に留まってしまったのだろうな。
「狭間堂と休日」
彼に託した本当の理由。
観察眼が鋭いのもあるだろうが、一番近くに居る者が恐れを抱いていたらいつまで経っても変わることは出来ないだろうからな。 -
新しいキャラ、貧乏神のクロ助が可愛い。
まん丸のフォルムでもっちりとか可愛いが詰まっている。
廃線の痕跡、電車が通っていた痕跡を探し出し、それを写すために行動をする那由多くん凄い
余話では前回のこともあってかより親密な空気を醸し出す狭間堂と円さんが良い....
著者プロフィール
蒼月海里の作品





