- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041078662
作品紹介・あらすじ
悪性の脳腫瘍で病院に運ばれた夕夏。夜中に泣いていると謎の男が現れ「大切なものと引き換えに命を助ける」と持ち掛けられる。翌朝、腫瘍は良性に変わっていたが夕夏からはここ2年間の記憶が消えていて――
感想・レビュー・書評
-
急性の脳腫瘍で倒れた夕夏。目覚めると二年間の記憶を失っていた。
2年間の記憶を失った夕夏が元の職場に復帰してからの話、一卵性双生児の妹星羅の話、謎の悪魔水上の話と3つの話が平行して進む。
それぞれ進展があって面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脳腫瘍で余命わずかと思ったら
悪魔と名乗る男が「君の寿命伸ばす代わりに君の大切なものを奪う」と承認した主人公から奪ったのは2年前までの記憶
銀行員として働いている彼女直近2年分の記憶が飛んでいるのでミス連発
それでも必死で思い出そうとするが…頭痛が
悪魔と名乗る男はちょこちょこ自分の前に姿を見せる
けど姿かたちは「普通の人間」にしか思えない
段々と心惹かれてい行く彼女、しまいには悪魔とデートしてしまった
数回デートしたのちに悪魔から想像を超えた答えが返ってきた
紹介文は「涙溢れる、ミステリアス・ラブストリー」なのか?
最後はそうなのかと思いましたけどね面白かった -
実際にある地名や流行語などを使用しているため現実味を帯びてとても飲み込みやすい文章です。
ファンタジー要素のある作品なのかと思いましたが、全てにおいて現実味があり、ファンタジーだと思われたことも最終的に全ての辻褄があいます。
とても悲しく、幸せなお話でした。 -
SF混じりの恋愛ライトノベルかと思ったら、思いのほか真っ直ぐで、謎解き要素もあるヒューマンドラマだった。タイトルで損してる気がする。すごく良い物語。
-
オカルトかと思ったら真っ当な物語だった
それほど無理のない設定でかなり楽しめた。サクッと読める簡単でわかりやすい文書にスピーディな展開でお昼休み一気読み。そっか、家族もか。伏線に全く気づかず、ハッピーエンドまで楽しめたよ。 -
題名が今風で、ちょっと、、、と思ってましたが、凄く良かった~!中々の感動恋愛ミステリーでした。最初は他の辻堂ゆめの作品みたいなSFファンタジーなのかなぁと読み進める中で、徐々に謎が明かされて行きますが、最初の何気ない日常会話がヒントになっているとは全く気付かず、気付いた時にホッ~~!と関心させられました。緻密に計算された展開にあっぱれ(^^♪
-
やはりこの作家の発想はすごい
思いもよらない展開に驚かされた
あっという間に読み終えてしまった
この作品の題名、天使は誰か
ちょっと考える