めぐり逢いサンドイッチ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 583
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041079430

作品紹介・あらすじ

「思い出のとき修理します」シリーズの著者が贈る、優しくも愛おしい物語

忘れていた幸せの味、思い出してみて。子供のころの記憶に苦しむOLや、父の再婚に悩む少女──迷える人々の心を、絶品サンドイッチが癒やします。

大阪の靱公園にある『ピクニック・バスケット』は、開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店。蕗子が、姉の笹子──笹ちゃんのこの店を手伝いはじめて、半年になる。笹ちゃんは店を訪れた人たちの、具材への思いや記憶、そして物語をやさしくパンにはさんで、誰が食べてもなつかしいような新しいような、そんなサンドイッチをつくっているのだ……。おっとりした姉としっかり者の妹、店を訪れる個性的な人々──常連客の小野寺さんやパン職人の川端さん──が織りなす、優しくも愛おしい物語。

感想・レビュー・書評

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  • 日常生活の謎や人々の気持ちの行き違いをほどいてくれるサンドイッチ屋さんの物語。
    お店のオーナーの姉、笹子さんが謎を解き明かすが、妹の蕗子さんの目線で物語が語られていく。

    お店を切り盛りする姉妹の事情や、一斤王子の想いだったり、常連客の小野寺さんの関係が今後どうなっていくのか気になる。

    出てくるサンドイッチがどれもおいしそう。
    こんな可愛らしいお店があったら、毎日通ってしまう。

    イラストがかわいい。

  • サンドイッチ屋さんが舞台で、とても仲良しの姉妹が営んでいる。
    姉の笹子が店主でおっとりしてるようでしっかり者。
    半年前から手伝ってる妹蕗子。元気いっぱいでムードメイカー。
    食パンを卸してるイケメンパン屋さん川端や、常連で何かと気にかけてくれる小野寺さん。

    いろんな登場人物の食の思いをサンドイッチの中に挟んで、みんなを幸せに導いてくれる、心が温かくなるお話しでした。

  • 清水笹子(ささこ)と蕗子(ふきこ)、姉妹のサンドイッテ屋『ピクニック・バスケット』が舞台。

    サンドイッチだけではちょっとインパクト薄いかな、とも思ったが、
    ちょっとした出来事を、パンで優しく包みこんだり…
    なんていうことないありきたりな料理をパンでよそ行きに変えたり…
    ケースにずらりと並んだ、色とりどりのサンドイッチは、意外といい仕事をしているのである。
    店主の笹子のお人柄と通じるかもしれない。
    ほんわかしているようで、皆、意外と人生にほろ苦さを感じているようだ。
    美味しいサンドイッチを食べて、楽しく幸せな気分になりたい。

    1 タマゴサンドが大きらい
    ふとしたことでひびが入った幼なじみの女の子たち。大人になって、再会する。

    2 ハムキャベツの隠し味
    亡くなったお母さんの味を求め続ける、高校生の女の子。

    3 待ち人来たりて
    お店の看板猫・コゲの、なかなかの人生、いやニャン生。

    4 はんぶんこ
    ユニークな小野寺さんの、ユニークなおとうさん。
    そういうはんぶんこもありなのだ?

    5 おそろいの黄色いリボン
    おそろいの黄色いリボンをつけた日に、わたしたちはしまいになった。
    小野寺さんの描いた、植物の下に二人の少女がいる絵、なんとなく思い描いてみる。すてきだろうなあ…

  • 姉妹で営むサンドイッチ店と、お店に集まる人達の優しいお話。ふんわりした雰囲気、悪い人が誰も出てこない、サンドイッチはもちろん美味しそうで、読後感が悪いはずもなく。ただ言いたいのは、若くてイケメンで性格よくて彼女のいないパン職人なんて、物語のなかにしかいない、ということですw

  • 子どもの頃に読んだ本には、いつも心優しくて美しく誰にでも親切な主人公たちが登場した。
    私もそんな風になりたくて、でもなれなくて
    自分はものすごくダメな人間に違いないと思いつつ大人になった。

    この物語を読んでいたら、久しぶりにそんな子どもの頃の記憶がよみがえってきました。
    主人公の笹ちゃんは、いつもふんわりと優しくて
    周りの人たちをやわらかく包み込んでしまう。

    人間なんてそんな立派なものじゃないって、今では重々わかっちゃいるけれど、
    やっぱり笹ちゃんみたいな女性になりたかったんだよねぇ私。。。

  • 靱公園にある「ピクニック・バスケット」は、
    笹子と蕗子の姉妹が営む手作りサンドイッチの
    専門店。子供のころの記憶に苦しむOLや、父の
    再婚に悩む少女…迷える人々の心を、絶品
    サンドイッチが癒す優しくも愛おしい物語。

  • 姉妹で営むサンドイッチ専門店
    店を訪れる人のためにおいしいサンドイッチを
    またはおもいでのサンドイッチを…
    日常のささやかな謎がサンドイッチでとけていく
    優しさのあるお話

  • ほっこり。

  • サンドイッチ屋さん美味しそう
    姉妹いいなあ
    続編もあり

  • サンドイッチのお店を営む姉妹と、その周りの人々の日常の話。タイプが違うけれどとにかく仲がいい笹子と蕗子のやり取りが楽しい。周りのことばかり考えているように見える笹子だけど、「新しいサンドイッチ」を作るのを、心から楽しんでいるのが分かって嬉しくなる。こんなお店が近くにあったら通うな。と思った。普通の食べ物がちょっと特別になるサンドイッチ、かなり食べてみたくなった。

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著者プロフィール

谷瑞恵(たに みずえ)
1967年、三重県出身の作家。三重大学卒業。1997年に『パラダイス・ルネッサンス―楽園再生―』で第6回集英社ロマン大賞佳作入選。ライトノベルで「魔女の結婚」「伯爵と妖精」などのシリーズを刊行。『思い出のとき修理します』が書店での仕掛け販売もあって、50万部を超えるベストセラーとなり、コミカライズされている。2019年5月17日、新刊『めぐり逢いサンドイッチ』を刊行。

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