天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記 (角川文庫)

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本棚登録 : 135
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041079515

作品紹介・あらすじ

新米巫女の貞彩蓮(ていさいれん)は、
景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに
霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、
言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。
その日も護衛の皇甫珪(こうほけい)と宦官殺人事件を調べていると、
美貌の第三公子・騎遼と出会う。
なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、
宮廷の後継者争いに巻き込まれていき……!?

感想・レビュー・書評

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  • えっそっち!?という感想(笑)いや、リアルに考えたらそっちだろうけどさ…。ストーリーとしては悪くない。あと表紙が好き

  • Tさんのお勧め。

    王権をしのぐ力を持つ神事を司る家の一人娘だが、
    能力は不安定で半人前扱いの巫女が、
    父親の後妻の連れ子である義兄と
    美貌の王子の間に挟まれるお話。

    王子の窮地を救い、
    隣国の策略を防ぎ、戦いを勝利に導く。
    ファンタジーだし、ジュブナイルだし、
    リアリティや世界観を求めるのはお門違いだと判ってはいるが、
    それにしてももうちょっと描写というものがあっても良いのでは。
    さすがに編集者に突っ込みたくなる。

  • 久しぶりにこの手のファンタジーを読んだ。
    主人公がまっすぐで無鉄砲で、そこに惹かれる2人の男ってなんというか王道というか、まあそれが良いんだけど。
    皇甫珪とくっつくのかイケメン公子とくっつくのか!?というところはやっぱり相棒兼護衛の皇甫珪でしたね!やったね!
    続きが出てるのでいつか読みたい。

  • 髭面と乙女の凸凹コンビがとても可愛い。
    巫女としての事件がどうこうというより、恋愛部分が可愛くて楽しめました。

  • 王族を狙う蠱毒の話で一冊引っ張るのかと思いきや、それぞれの章が独立した事件を扱ってくれていたので、思っていたより様々な事件を味わえて楽しめました。
    犯人が見つかってからの黒幕発覚(道理であっさり解決したなと思った)などのどんでん返し、事件がどんどん大きくなって王暗殺の大ごとになったりと、一筋縄ではいかないものばかりでヒヤヒヤ。
    事件解決に奔走しつつも、主人公の巫女は、義兄で護衛の髭男からも麗しい公子からも想いを寄せられて大変なことに。
    後者は本心かどうか悩ましいところではありますが。
    何しろ第一印象とその後の印象が恐ろしく違うからなあ。
    個人的には、ああいう策略キャラは得意ではないのですが(どうにも身構えちゃう)作中で弱いところも見せてくれたので、そこはよかったなあ。
    策略家の割に味方が本当に少ないのか、少し捨て身なところがあるんですよね、彼。
    義兄の方は、身分差プラス年の差という萌えポイントを押さえつつ、巫女の護衛なのに幽霊的な存在が苦手だったり、背が大きいのにしょんぼりしたら背を丸めたりと可愛いところもあって、大変萌えました(萌えしか言ってないな)
    そんな二人の間で揺れつつも、話が後半になってくると、戦が始まってアクションシーンも増えるし、恋愛の方も加速に加速。
    巫女様が馬に乗り、剣を手に取るなんて思いもしませんでした。
    愛の力は凄い。
    クライマックスの展開には色々な意味で驚かされました。
    恋愛の方はかなりの代償と引き換えに決着。
    まさかああいう展開になるとは。
    色々と命を賭けた恋愛が拝めます。
    何とか婚約に取り付けた二人だけど、支払った代償が代償だけに今後も苦労しそう……
    でも、事件解決していくところも本当に面白かったので、今後も細々した事件を解決しつつ、時折大きな事件でハラハラさせて欲しいなと思います。
    という訳で、これから2巻を読もうと思います(続刊と同時に購入)
    楽しみ!

  • えっ、そっちとくっつくの……!?
    と、なってしまった次第。最終的な当て馬の描写の方が盛ってあったじゃん……。
    話としてはこれといった盛り上がりもドキドキもなく、ラブもそれだったのでがっかりだよ。

  • どっちに転ぶか、最後までニヤニヤさせてもらいました。

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著者プロフィール

1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle 卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞を受賞しデビュー。同作は発売後即重版がかかり、シリーズ化された。他の著作に「後宮の木蘭」シリーズがある。美しく緻密に作りこまれた世界観と親しみやすいキャラクター造形、端正な文章で読者の支持を得ている。

「2023年 『香華宮の転生女官3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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