敵国の王に求愛されています (角川ルビー文庫)

佐倉温

• KADOKAWA (2019年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

飢餓に苦しむ国のために冷徹な王を演じるノアは、『煉獄の王』リアムに戦いを挑む。だが、一触即発の戦場に魔女が現れ、二人は「愛し合わなければ出られない島」に閉じ込められてしまった！　共に生活を始めた二人だったが、傲慢に見えたリアムの国を想う気持ちや身を挺して自分を助ける姿に、ノアの仮面が外れてしまう。リアムもまたノアの純粋さに、王としての立場を忘れそうになっていた。だが、解放される気配のない状況に「今からノアを抱く」とリアムがノアを押し倒し！？

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2019年10月17日]

戦うはずだった２つの国の王が魔女に閉じ込められるところから始まる話。似た立場かと思ったけれど、全く違う２人の王。でも、自国の人たちを守りたいと思っているのはよくわかって、応援したくなる。ノアの不器用さは心配に成るほどだけど、国民に愛されているしなんとかなりそう。これからは要領のいいリアムも近くにいるし。正反対のタイプの２人だけど、お互いに影響しあっていい方向に変わっていくのかな。と思えた。

[yuzukonさんの感想 · 2019年4月28日]

非常におもしろかったです。いわゆる「××しないと出られない部屋」系です。ノアがネガティヴだけど、とても純粋でツンデレで可愛らしい。リアムはそんなノアの意外な表情を次々と見せられて翻弄されまくってます。楽しい。魔女やじいや、うさぎさんの存在もよかったです。
イラストもよかったです。

著者プロフィール

大阪府在住。第15回角川ルビー小説大賞にて『これだから童貞は』で読者賞を受賞。『上司と子育て同棲中！？』『砂漠の王子に見初められています』を執筆。

「2023年 『極道さんはイタリアでもパパで愛妻家』 で使われていた紹介文から引用しています。」