らくごえほん てんしき

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 297
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041079867

作品紹介・あらすじ

子どもは、しらないことばかりです。
だからしらなくても、すこしもはずかしいとはおもいませんが、
大人になると、しらないことが、はずかしいことになるのです。
ですから、しったかぶりをしたり、てきとうなことをいってごまかしたり…。

ある日、「てんしきはあるか?」と医者にたずねられた和尚。
一体何のことやら、さっぱり分からない。
それでも和尚は「ありません」と答え……

思わず知っているふりをしてしまった和尚に、いたずら好きな小坊主がとった行動とは?
知ったかぶりから生まれる悲劇の喜劇。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもは、知らない事ばかりです。だから少しも恥ずかしいとは思いませんが、大人になると、知らない事が恥ずかしい事になるのです。ですから、知ったかぶりをしたり、適当な事を言って誤魔化したりして・・・。 お寺の和尚さんと小僧の珍念さんが、医者の玄庵先生の尋ねる「てんしき(天失気)はありますかな?」の意味をめぐって繰り広げられる珍騒動劇。 和尚さんVS.珍念さんとの駆引きの末に駄洒落の「オチ」がついた、なまくさ~いお噺です。

  • このオチ、きらいじゃない。

  • ちんねんさんがうそをついて、てんしきをカマと言っていたけど、さいごのところでバレちゃってざんねんだった。

  • 2023.11 4-3

  • 中学生に読み聞かせしました。
    読む前に「聞いているとオチがわかると」と言ったので、読み終わったあと先生が生徒たちに聞いてくれてオチがわかってもらえてたのでホッとしました。

  • 2023/10/6
    4-2
    9分

    子ども目線の笑い話で、楽しいと思い選びました。静かに聞いてくれました。

  • 図書館本。落語ブームの長女に。この本は普通、だったようです。知ったかぶりをする和尚を小僧がちょいと騙します。最後のオチも面白い。

  • 最近らくごえほんシリーズがおもしろいみたいで、順番に読んでいる。
    言葉も優しいので、理解しやすい。
    こどもたち、おならが出ると「てんしきが出た」と言うのがかわいい。

  • 読了

  • 前にNHKの落語絵本の番組で知って、読みきかせに使いたいと思っていた本。
    高学年の読み聞かせにしました。
    『てんしき』の正体がわかった次のページ、知ったかぶりをしていた大人たちの行動の面白さに子どもたちから笑いが起きた。
    まるでアンジャッシュのコントのような面白さ。

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著者プロフィール

1952年、新潟県上越市生まれ。1982年デビュー作『鳥の島』で第5回絵本にっぽん賞を受賞。主な作品に『森の木』『ぴかぴかぶつん』「お化け」シリーズ(いずれもBL出版)、「果物」シリーズ(文化出版局)など。1994年に発表した「落語絵本」シリーズ(クレヨンハウス)でも大きな反響を呼び、「落語絵本」の草分けとして人気を博している。その他の落語絵本に『井戸の茶わん』(ロクリン社)、『てんしき』『ごんべえだぬき』(いずれもKADOKAWA)がある。また近著の創作絵本に『ピージョのごちそう祭り』(偕成社)がある。

「2024年 『ねこのさら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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