黙秘犯

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  • KADOKAWA (2019年8月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041080399

作品紹介・あらすじ

夜の住宅街で大学生が撲殺された。目撃証言と凶器に残った指紋、傷害事件の前歴から、すぐに割り出された容疑者・倉田。だが、捜査に乗り出した船橋署の刑事らは、殺人とは縁遠い倉田の愚直で禁欲的な素顔に違和感を抱く。さらに、背後には海水浴場で起きた不審死と連続婦女暴行という、日時も場所も異なる2つの事件が複雑に絡み合っていることが判明する。そんな中、捜査本部に圧力がかかり……。

みんなの感想まとめ

複雑な事件の真相を追い求める刑事たちの姿が描かれた物語で、大学生の撲殺事件を軸に、過去の暴力事件や不審死が絡み合う緊迫したストーリーが展開されます。主人公である倉田は、完全黙秘を貫く一方で、彼の実直な...

感想・レビュー・書評

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  • 続きが気になって一気読み。
    なかなかツライお話しでした。

  • 10月-5。3.5点。
    ある青年がワインの瓶で撲殺される。凶器には旅館の板前、以前暴力事件を起こした男の指紋が。
    その旅館には、結婚を控えた娘、ごく最近海で溺死した弟が。
    捜査していくうち、奇妙な繋がりが。

    地道な捜査、丁寧な描写。なかなか読ませる。
    テーマは少し古い気がするが、面白かった。

  • 大学生が撲殺され、目撃証言や凶器に残された指紋から傷害の前科があり保護観察中の『倉田』と特定される。逮捕後の取り調べで完全黙秘を貫く男の身辺を調べる刑事達は、実直な男の生き方に、殺人犯として違和感を覚え戸惑う。やがて単純な殺人事件と思われたものが、過去の連続婦女暴行事件と関連している疑いが浮上してきて…。

    タイトルから犯人とされる『倉田』の取り調べに重きを置く内容化と思ったのですが、そうではなかったです。
    とにかく世の中をなめ切った若者に嫌悪感がいっぱいで、ほかにも自分の保身のために倉田に罪を被せた奴らや、姉を襲う手助けをする弟とか、もう身勝手で嫌な奴ばかり。
    展開は楽しめましたが、もっと倉田の心情を深く描いてほしかったような気がします。

  • その沈黙は保身か、償いか?
    目撃証言、指紋のついた凶器、傷害の前科、疑うに足りる十分な事実。
    だが、男はまだ何かを隠している。

    テンポ良く読める
    謎かけも面白いレベルだが、今回は少しわかりやすかった。
    また、設定に無理があり、さすがに現実あり得ないという場面が多かったため、どこかで冷めてしまう

  • ポートピア連続殺人事件みたいに都合よくポンポンと新しい事実が出て、そのままエンディング… あまり物語に深みがなく、いっぱい出てくる刑事もキャラがたってなかった。残念。

  • 夜の住宅街で大学生が撲殺された事件。日時も場所も異なる海水浴場での不審死と連続婦女暴行が絡み合っていく。真相などはだいたい想像つくのだけれど、面白くて一気読み。大事な人を失った贖罪を自分に課して生きる人生。親が裕福で権力があるからといって、決して自分が偉いわけではない。人の痛みを知らない若者が多すぎる。

  • 冒頭、大学生の西岡卓也殺人事件の容疑者として取調べに合うも、黙秘を貫く倉田忠彦の描写から物語は始まる。

    倉田の黙秘は自己保身なのか、それとも別の理由があるのか真相を求めて読み進めた。

    この『船橋市内大学生殺人事件』に海水浴場で起きた不審死、連続婦女暴行事件の2つの事件が複雑に絡み合う。

    前半は登場人物が多く苦労したが、中盤以降は、徐々に明らかになって行く登場人物達の裏の顔や、警察内部の歪み、正義を貫く者、悪を悪と思わない者達に気持ちが揺さぶられた。

    ラストに向かい黙秘犯の心の内を知った時、切なさに胸が苦しくなる。

  • いろんな事件が繋がっていて、最後ちゃんと分かってよかった。西岡にも死なずに、罰が下ってほしかったわー。

  • 9割方読んだが、飛び飛びになってしまって、途中判らず。

  • 8クズと不器用な人達のお話し。流れはいいけど、犯人は早々に想像付くし、最後の数ページもやっつけで余韻がなさすぎ。チョット残念でした。

  • 図書館の話題だった本のコーナーにあったので、手に取り、この方の本をはじめて読みました。よい意味でとてもわかりやすくて面白かったです。推理小説では、複雑すぎて作者の思考回路について行けず、後追いして読んでいるだけの物もありますが、私にこの本はちょうどよかったです。事件が複雑に絡み合う段、そこから真相が読めていく段、最後に証拠を固める段、いずれもわかりやすくて、一気に読めました。
    この方の本を読んでみたいです。

  • じんわりとした人情ミステリー、と言うか、警察もの。頑として犯人を名乗る容疑者。地道な聴き込みがリアルだった。

  • 読み終わった感想としては、ありきたりだな~

    でもドラマ化されたらいい感じ。
    倉田は若いころの高倉健さんで。

  • 住宅街で大学生が撲殺された。不可解な点を残しながらも、目撃証言と凶器に残った指紋から犯人は確定したかに思われた。だが、同時期に起きた海水浴場での溺死事件と連続婦女暴行事件が複雑に絡み合っていることが判明し…。

    物語が次々と展開していく。予め映像化が作者の頭にあるのかもしれないと思うほどだった。ただ事件の構造はけっこう結構複雑。また登場人物がかなり多いので、細切れに読んでいると「ん、これは誰だったか?」とページを振り返ることが度々あった。
    (C)

  • 不可な点はなく標準的な普通作品です。2時間ドラマ原作の典型のような感じ。刑事達が典型的だが、人物背景や描写が浅く魅力が薄い。プロットが悪くないのが救い。

  • 面白かった。一気読みした。

  • いささか古風とも言えるかもしれない。以前はよくあったが最近ではむしろ珍しい動機。犯人はサイコパスでした…というミステリーに食傷気味の方におススメ。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。01年「奈落闇恋乃道行」で第54回日本推理作家協会賞(短編部門)候補となる。08年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。14年「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補に。17年『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補になり、18年にWOWOWで連続ドラマ化。他の著書に『人さらい』『左遷捜査 法の壁』『左遷捜査2 迷宮入り事件』『冤罪犯』など多数。

「2022年 『時効犯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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