丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (5) (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.88
  • (16)
  • (30)
  • (19)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 278
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041080528

作品紹介・あらすじ

丸の内の巨大企業「吉原不動産」。
突如、後継者候補に名乗りをあげたのは、
心霊物件再生部署、第六物件管理部部長の長崎次郎。
実は御曹司であるものの、姓を変え、吉原家と距離を置いてきた彼がなぜ? 
部下の澪は混乱するが、先輩の高木が、
「次郎は呪いの標的になろうとしているのでは」と言い出す。
その呪いとは、吉原家の男性後継者は早死にする、というもの。
たまらず、澪と高木は調査を開始するが……。
予測不可能な第5弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 次郎と行動を別にしてから澪の不安は最高潮だ
    でも高木や晃達と調査して次郎と同じ場所まで辿り着けた
    高木の辛い過去も知り一哉との繋がりも知った澪
    結果辛いけれど一哉と再会出来た
    次郎も澪のお陰で笑顔で再会もできた
    会社は大変な騒動になったけど第6は子会社化して引き続きあのメンバープラス社長を迎えて再始動
    これからどんな事故物件に出会うんだろうか

  • この巻で次郎がずっと探していた一哉が見つかり、ひと段落ついた感じですね。
    それと同時に第六物件管理部が閉鎖されて、新たに株式会社第六リサーチが誕生しました。
    ちょっとずつ距離を縮めていく、次郎と澪も気になりますし、今後も楽しみです。

  • この間で一区切り。
    霊障などのドキリ感ヒヤリ感は少ないものの、一哉の居場所を察した時やお坊さんの気味悪さなどリアルの怖さがあって、現実の人間の方が怖いかもしれないとまで思ってしまいました。
    市松人形がかわいくて和みました。

  • やっと一区切りでした。
    5巻では霊障などの心霊現象はほぼないものの、1巻目からあった謎が解き明かされていきます。
    やっぱり生きてる人間がいちばん怖いと思いつつも、人間らしい本音に救われました。

    今回は中盤まで次郎さんの活躍はほぼなかったです。澪ちゃんとの絡みもなし。
    ですが最初の頃に比べて、澪ちゃんは自分の気持ちを割ときちんと周りに伝えてた気がします。澪ちゃんをはじめ、登場人物達の成長が嬉しくて胸がいっぱいになりました。
    次郎さんなんて最初の設定はどこに行ったのか聞きたくなる程、感情が豊かで謎の親目線で良かったな…と思いました。笑

    犯人の気持ちがとても自分勝手と言うより、そうしなければ生きていけなかったのだろうなと思ったら悲しくなりました。自分ではどうしようもないことほど、誰かを恨めば自分を保っていられるのかなっと。

    市松人形ちゃんもお早いご退場かな?と思われる最後だったので寂しいです。

    番外編では何故晃くんが事故物件や心霊スポットに拘るのかが明かされました。
    晃くんといい、高木さんといい、過去がしんどい…。
    ですがその経験があるからこそ今の彼らが形成されて、澪ちゃんや次郎さんに関わることになり救われたと思うとなんとなく嬉しい気持ちになりました。

    次巻では新体制になって初めての巻なのでワクワクが止まりません。

  • 最初の方は次郎さん効果なのか、それともいつもと違う切り出し方だからか、少し話に入りにくかったが、その後はハイペースで読み切ってしまいました。
    兄のこともひと段落しましたが、まだ話は続いてるようなので、この後も楽しんで読んでいきたいです。

  • 正直、1巻を読んだときにはこんなにハマるとは思ってなかったなぁ。今はとても楽しみなシリーズ。1つ大きな決着を迎えたけど、これからも続いてほしい

  • ずっと追っていた兄の事件に結末がついてすっきり。二人の関係等気になる所も残っているので、続巻にも期待。

  • 久々に読んだせいか、兄とか社長とか会長とかの騒動の大詰めなシーンよりは、再始動で新たな物件に行ってからのほうが面白かった。人形があれを差し出すシーンがシュール。

  • 「第一章」
    不審死に関わる人物。
    呪いなど非現実的な事を突然言われても笑い飛ばし信じる人は少ないだろうが、実際にこれだけの事が起きていたら信じるしかないよな。

    「第二章」
    必然的に向かう場所。
    いくら別々に捜査を進めていようと互いに探す事が同じであれば、いつかは出会うタイミングはあるだろうが遅い様で早い再会だったな。

    「第三章」
    全ての黒幕を暴く為。
    自身の出で立ちは不幸な物語だったかもしれないが、それを理由に何人もの人を自らの手を血に染めず殺していい訳ないだろう。

    「第四章」
    プライベートの誘い。
    今までの彼の行動や起きた出来事を考えると、全てが疑わしくなり彼女の様に疑心暗鬼になってしまうのも仕方ないだろうな。

    「終わらない冒険」
    探しても居ないのは。
    彼の中で答えは既に出ていたが少し時間が欲しかったのだろうが、こんな結末になってしまうなら彼女の傍に少しでも長く居たら良かったのかもな。

  • 急展開!そして新章開幕、という感じ。映像化されないかなー。無理だよなー。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山口県出身。2011年『シミ。~純愛、浮気、未練、傷跡~』(宝島社)でデビュー。シリーズ作品に「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。」「大正幽霊アパート鳳銘館(ほうめいかん)の新米管理人」(以上、角川文庫)、「神様たちのお伊勢参り」「さくらい動物病院の不思議な獣医さん」「神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん」「神様の棲む診療所」(以上、双葉文庫)がある。その他に『不良坊主と見習い女子高生の霊感メソッド 祀町(まつりまち)オカルト事件簿』(KADOKAWA)、『リキッド。』(講談社)など著作多数。

「2023年 『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。14』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹村優希の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×