櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形 (15) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041080535

作品紹介・あらすじ

北海道・旭川。
冬の川で、僕、正太郎は櫻子さんと、無残なご遺体を「拾った」。
けれど彼女となら、そんな日々すら続けばいいと願ってしまう。
そんな僕のもとに、新聞記者の八鍬士(やくわ まもる)という人が現れた。
事件に遭遇しがちな僕らを怪しんでいるらしい。
彼は櫻子さんに、美しい頭蓋骨の写真を見せた。
事故の被害者が持ち歩いていたという、女性の頭蓋骨。
そして僕らに「探偵ごっこを見せてほしい」と言い出し……。
櫻子さんが、美し過ぎる頭蓋骨の謎を解く!

みんなの感想まとめ

探偵ごっこを通じて明らかになる謎と緊迫感が魅力の作品。新聞記者の登場により、主人公の正太郎と櫻子さんの関係が新たな局面を迎え、彼らの周囲で起こる不可解な事件が深まります。特に、事故の被害者が持っていた...

感想・レビュー・書評

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  •  読書記録
     『櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形』

     タイトルを見たとき、呪いの人形のお話かな?
     と思ったけれど、呪いのようなホラー展開はなく物語が始まる。

     いきなり現れた記者は、花房なのかと思う登場の仕方。
     もしくは、花房の手下。

     正太郎くんが連れてかれたら、百合子ちゃんも心配になる。
     すぐに櫻子さんに連絡するのは、正しい判断。
     そもそも、変な人にはついて行ってはならない教訓。

     記者の話を聞くと、正太郎くんと櫻子さんのペアが疑われるのは無理もない。

     偶然とはいえ、死体発見が繰り返されれば、ふたりが怪しく見えてくる。

     疑われるふたりからしたら、いい迷惑だけど。

     それでも、ある事件をおって動く3人は、良い関係に見えてきた。
     正太郎くんが、別れを惜しむのもわかる気がする。

     今回の事件は、私には少し難解すぎた。
     時系列をおったり、人物の相関をおったり。

     頭の中だけでは整理が追いつかず、紙に書いて見える化してみました。

     櫻子さんの言葉を借りれば、骨をつなげてみました。

     事件の結末は、第一巻に登場した人が絡む展開。
     またシリーズ1冊目から読み返そうかな?

     櫻子さんが写真を見ただけで、同一人物と当てたのはすごすぎる。
     名前が違ったのに、骨を見ただけで言い当てるとは。

     実物ではなくて、写真だけで見抜けるものだろうか?
     専門家とはいえ、櫻子さんの観察眼には毎回驚かされる。

     事件は解決したが、ひとつ解決したらまた新しい事件が生まれる。

     正太郎くんは、次巻どうなってしまうのか、気になる終わり方でした。
     早く次巻に手を伸ばしたくなる、そんな終わり方でした。

  • やっぱり櫻子がすきだし、櫻子にこそ理解を寄せるし、櫻子を異常だと過剰なまでに貶めることがわからない。
    フィクションだからという割り切りもわたしの中にまああるだろうけれど……。

    正太郎と櫻子の関係が危なっかしく見えて不安になるのは、櫻子が怪物だからではなく、正太郎の思考回路があまりにも思い詰めているからだ。
    あの頑なさは高校生らしい不安定なこころというつまり若さだと思うけれど、このところは悪い意味で自身の価値観に固執しすぎている気がしてしまう。

    櫻子は結局のところ大人だし、嗜好をちゃんと仕事に昇華出来ているし、人間社会の一員としてきちんと根を下ろして安定している。
    常識外とも言える振り切った部分の揺るがなさが不安なんだろうけれど、彼女の割り切りは理屈として納得が出来るものだ。
    それに例えば、見えているからこそ冷たくなったりするのは、むしろ崇高だと思ってしまう。

    感情に振り回されるひとの方が見ていて不安になると、対比してつくづく思う。
    ひとの気持ちを考えよう考えようとするひとの感情が暴れる時の方が、ギャップの所為とかでなく、こわいかたちになったりするし。
    いつぞやの櫻子にとても否定的な(元々いつもそうだっけ……?やたら強烈な巻があった印象)正太郎がまさしくそうだ。

    このシリーズは(徐々にやや汚染されている)常識人正太郎の目線で語られているのに、気付けばおかしなことにすっかり正太郎に寄り添えなくなっている。
    結果的に櫻子がより善良に見えてしまう始末。
    これはいつもの読解力不足なのか、それともむしろ敢えてそういう風に書かれている可能性もあるだろうか。
    作中で正太郎の方が危ういって言われていた記憶もあるし、本当にその通りだと思うし、でもたぶん少数派の意見という扱い……?
    作品の方向性は決着するまでやっぱりわからないなあと感じている。我ながら本当力不足。。

    櫻子は、理屈で肯定した欲望が優先されたりするとはいえ、時にはひとを当たり前に気遣うし、何より他人を心配して駆け付けて、瀕死のひとを前にして即座に行う必死の救命は、絶対的な「善」だ。
    骨は求めるけれど死は願わない。それだけで充分。

    ああでも「普通の人間は(どんな目に遭うにしても)誰かと一緒にいたい」には強いなあと思ってしまうから、「弱い生き物の言葉だ」と返した櫻子にはおおお強い気取りだ!と思ってしまった。
    まあ両方の面があるかもしれないけれども。
    それにしても「支配するこの人」を揃って否定しない(櫻子は相手にしていない可能性も……いや認めている?よなあ多分……)切なさよ。
    二人の関係はそんな悪いものじゃないよ大丈夫だよ……。(読解力不足……?)

    初回特典の櫻子の叔父への手紙が、「心から感謝し、そして願う。どうか私と、正太郎のそばにいて欲しい。これからも。この世界でただ一人、貴方だけは永遠に、骨にはならないで」なんていうド直球で、愛おしずるかった。
    櫻子視点も櫻子が優位でない関係性も珍しいから貴重だ。
    あと後ろ抱き、二回、正太郎さんてばぬいぐるみ!ふたりってこんな風だっけ。。
    それから、きれいなお姉さんがなんかすごいことを言っていると、正太郎さん大変だねえ嬉しいねえって、ふふってなってしまう。

    へいわ描写がすきだ。
    正太郎が素直に櫻子を慕って、櫻子が無邪気に傍若無人したり、たまに誇らしいなんて褒めてくれたりするのがすきだ。
    続き物らしい「つづき」や「つづく」がめちゃくちゃあるのが、既にリアルタイム追いになっている図書館人的に、改めてつらいなあと思った。
    このひとどういうひとだっけとか本当に勿体ない……買うか……?
    (読了後、櫻子がすきすぎてじわじわずんずんつら苦しくなっている……。え、こんなにすきなキャラクターだっけ……。今頃……?)

  • 今回のキーパーソンは、突然現れた新聞記者さん。出会った骨を探求する執念は現在の櫻子さん。気のせいかもしれませんが今回は、強引さが増したような気がしました。しょうたろうくんの心配も徐々に大きくなっているような。最後の場面は嘘か真か、次回が気になる!

  • 第15巻!!
    とある新聞記者の「探偵ごっこを見せてほしい」の一言からどうなるのか、ドキドキして読み進めて、最後にはとんでもない結末が!!

  • もうすぐ櫻子さんと出会って二度目のクリスマス、そんな短い期間でいくつも死体を発見したら不審に思って追いかけるメディアも出てくる。ひき逃げと被害者が所持していた頭蓋骨、同じ日に近くで自殺した女性、三つの死を追ううちに過去の事件の関係者にも再会。思っていたのとはかけ離れた事実が次々に判明して翻弄される正太郎。最後知人の車に警戒すること無く乗って拉致された正太郎、次が気になる。

  • 新聞記者の八鍬さんに目をつけられて、持ち込まれた身元不明の交通事故被害者と、彼が持っていた頭蓋骨の謎を解く事になった櫻子さんと正太郎。
    確かに、しょっちゅう事件に民間人が関わっていたらおかしく思うけど、最初は八鍬さんが事件に関わっていて、何かの理由で二人を嵌めようとしているのかと思った。
    犯人の自殺を見つけるきっかけになった鍵、あれってどうやって正太郎の持ち物に紛れ込んだんだろ??

  • いいよ、いいよー。

  • あまりに死体に遭遇するので、ついに新聞記者に目をつけられた件。
    終わったようで、まだちゃんと終わっていない感じなので次回へ続く?

  • 花房は死んでいた––。衝撃を受ける正太郎の前に、櫻子とともに遭遇してきた事件を知る八鍬が現れる。二人が事件を引き起こしているのではと怪しむ八鍬は、無実を証明せよと二つの死亡事件の解明を迫る。頭蓋骨を携えたひき逃げ事件の被害者。頭部がない人形の前で縊死した女性。二つの死を追った先で見えたのは…。今回は実に複雑なストーリー展開で、読んでいて昔々のアドベンチャーゲームをプレイしているような気持ちになりました。「花房」とは誰なのか、そして遂に亡霊に囚われた正太郎は本当に『約束』を果たすのか。次巻も楽しみです。

  • 途中間延びした感はあったが、次巻に続くラストの終わり方で早く次を読みたくなった。

  • 正直、何が何だかわからなくなってきた…え、アパートの自殺の事件ってどれだっけ??? え、実はあの人が?!みたいな展開が続くんだろうか…新聞記者の八鍬も実は敵でもおかしくないな

  • シリーズ最高に(いい意味で)嫌な終わり方。久しぶりに櫻子の本領発揮の話だった。次巻も一気に読む予定。

  • 913-O-15
    文庫

  • 15作目。
    なんか今までとはまたちょっと趣が変わったの?花房はどこへ??まぁ、いいけど・・・って読み進めていくうちに、なんと1作目ハーブティーのお姉さんに戻りましたか!!おまけに、エピローグは前作エピローグからの続きとは。。。そしてそれはまだ次にも続く!?
    もう、わけがわかりませ~ん。
    ただ、今回新しく出会った新聞記者の八鍬さんが正太郎にとって今後、いい出会いであったと言えるのならいいなと思うのである。

  • 正太郎、とりあえずあんたは櫻子さんとウロウロしないで受験勉強しなさい、と言ってやりたい。新しい登場人物が結構良かった。後二冊で八鍬さん出してきたってことは今後かなり重要人物になりそうな気がする。青葉さんは胡散臭いし。次に繋がるエピローグが驚きの内容だった。

  • 新キャラの存在が今後どう関わってくるか気になるが特に最期のシーンが気になるので続きが早く読みたい。

  • 人物関係をよく覚えていないので、後半の展開に全くついていけませんでした。

  • 「わたしを殺したお人形」
    彼女と彼の行先には。
    確かに普通の人よりも誰かの死に出会ってしまい、好奇心から事件に巻き込まれる事はかなり多く何かしら理由があるのではと不審がる人が現れるのも無理はないだろうな。
    知り合いだからと安易に乗り合わせたが最後、彼は亡霊たちの何を手伝わされるのか分からないが危険な事に変わりはないだろうな。

  • 新聞記者の八鍬士という新キャラ登場。事件に遭遇しがちな櫻子と正太郎を怪しみ、探偵ごっこに同行したいと言い出した。
    事件の調査に関してはいつも通り進んでいくが、過去の事件に縁のある人と出会い、当時はわからなかった新事実を知ることとなった。その点は進展と言えるかもしれないが、花房に到達するまではまだまだ時間がかかりそうな気がする。その進みの遅さがもどかしく感じる。

  • 久々の新刊、待ってました!新聞記者の八鍬が加わり、今回はアメリカから友好の印として贈られた人形がテーマ。あの最初の事件の被害者の妹・好美が現れ、今まで信じていた清美の裏の顔が明らかに。まだ謎が謎を呼ぶ展開、しかもあの終わり方が気になって仕方ないです。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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