ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」 (角川文庫)
- KADOKAWA (2019年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041080740
作品紹介・あらすじ
「時計塔」においてロードに叙されているエルメロイII世は、「剥離城アドラ」の遺産相続に立ち会うため、弟子のグレイを伴い城へと向かう。そこで待ち受けていたのは悲愴なる殺人事件だった…。
感想・レビュー・書評
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読む前は「タイプムーンは設定が隙のないほど作り込まれているし、独自の世界観がありそうだからわからない用語とかたくさん出てくるんだろうな」と覚悟していたけれど実際はライトノベルをよく読んでいたら馴染み深い単語が多かった。
視点が魔術に詳しくないグレイだったおかげでこちらにも情報がすんなり入ってきた。
Fateをzeroから入り、ウェイバーが一番好きなキャラだったので彼のうちにある感情や目標がわかっていたため面白く読めた。
ホワイダニットの部分にこだわっているおかげか、そこが大変おもしろく……実に愉悦。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔術とミステリを組み合わせてこんなに面白いのかと感心してしまった。
fateの世界観をうまく取り込みつつ、他のシリーズと一線を画するお話。
面白かった。 -
ロードエルメロイの一作目?
場所も人物も全て魔術のミステリー。
なんでもありとまでは言えないが大抵のことは魔術でどうにかなるのならば、誰がどうやっては無意味で何故に絞って推理する。
今作の基本テーマは天使なのだけれど説明も衒学的になりすぎず、この場所でのルールのようなものを小出しに説明されているようで読みやすい。
王の臣下になるために、はアニメから来た民としては込み上げてきそう。 -
『被害者も犯人も魔術師』という特殊条件ミステリー。とても面白かった。
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アニメを見て久しぶりに読み直し。1巻はアニメよりも時間軸が前の話。
グレイとⅡ世があってまだそこまで時間がたっていないからか、グレイ視点の心理描写があるからか、結構Ⅱ世への評価が辛辣。
最終巻まで読んでグレイのⅡ世への思いを見てると1巻のときこんな感じだったんだ!とびっくり。
あと大筋を忘れていて第一犠牲者が出たときにほわっっ?!となりました(笑) -
原作の知識ありの状態で読みました。
原付の知識がある方がこの作品はより深く理解出来ます。
初めはこのシリーズに登場するらしいあるキャラクターをお目当てに読みました始めましたけど、それ以上に主人公のロードエルメロイII世の人柄に惚れてしまいます。
彼は天才ではありません。ダメダメな三流魔術師で大した魔法も使えませんが彼の観察力。そして洞察力から放たれる神秘の解体と謎の解明。
最終巻まで読んだら泣けます。 -
なんでもありな世界観でも思っていたよりミステリらしくなっていて面白かった。
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原作等薄い知識しか持ち合わせていなかったけど、それでも楽しめた。