ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041080740

作品紹介・あらすじ

「時計塔」においてロードに叙されているエルメロイII世は、「剥離城アドラ」の遺産相続に立ち会うため、弟子のグレイを伴い城へと向かう。そこで待ち受けていたのは悲愴なる殺人事件だった…。

感想・レビュー・書評

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  • 読む前は「タイプムーンは設定が隙のないほど作り込まれているし、独自の世界観がありそうだからわからない用語とかたくさん出てくるんだろうな」と覚悟していたけれど実際はライトノベルをよく読んでいたら馴染み深い単語が多かった。
    視点が魔術に詳しくないグレイだったおかげでこちらにも情報がすんなり入ってきた。
    Fateをzeroから入り、ウェイバーが一番好きなキャラだったので彼のうちにある感情や目標がわかっていたため面白く読めた。
    ホワイダニットの部分にこだわっているおかげか、そこが大変おもしろく……実に愉悦。

  • 『被害者も犯人も魔術師』という特殊条件ミステリー。とても面白かった。

  • アニメを見て久しぶりに読み直し。1巻はアニメよりも時間軸が前の話。
    グレイとⅡ世があってまだそこまで時間がたっていないからか、グレイ視点の心理描写があるからか、結構Ⅱ世への評価が辛辣。
    最終巻まで読んでグレイのⅡ世への思いを見てると1巻のときこんな感じだったんだ!とびっくり。
    あと大筋を忘れていて第一犠牲者が出たときにほわっっ?!となりました(笑)

  • 原作の知識ありの状態で読みました。
    原付の知識がある方がこの作品はより深く理解出来ます。
    初めはこのシリーズに登場するらしいあるキャラクターをお目当てに読みました始めましたけど、それ以上に主人公のロードエルメロイII世の人柄に惚れてしまいます。
    彼は天才ではありません。ダメダメな三流魔術師で大した魔法も使えませんが彼の観察力。そして洞察力から放たれる神秘の解体と謎の解明。
    最終巻まで読んだら泣けます。

  • なんでもありな世界観でも思っていたよりミステリらしくなっていて面白かった。

  • 原作等薄い知識しか持ち合わせていなかったけど、それでも楽しめた。

  • 魔術に重きを置いているというよりミステリ感があるのがいいです。とんでもバトルもあるにはあるけどそれ以上に伏線はったり回収してるのが読みやすくてちょうどいい。

  • エルメロイIIがどこまでも卑小な人間として描かれているので解決パートとのバランスがよい。万能の名探偵でないことで深みが出ている。

    イラストは人物絵ばかりでなく剥離城の異様を外から描いたものがほしかった。文章だけでは外観のイメージが沸かない。

  • 久しぶりにFate派生作品を読んだ。Zeroを思い出して懐かしくなりつつ、グレイもその顔なんかいと思ったり。
    Fateとしても特殊ミステリーとしても楽しめた。

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著者プロフィール

代表作にスニーカー文庫『レンタルマギカ』がある。直近では『レッドドラゴン』(星海社)を刊行。

「2020年 『ロード・エルメロイII世の事件簿 10 「case.冠位決議(下)」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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