一華後宮料理帖 第九品 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 116
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041080900

作品紹介・あらすじ

「陛下のため」――朱西の離反の真意を知った理美。彼を取り戻したいという思いを深めながらも、朱西の葛藤の鍵・考仁と対峙した際、相応しい料理を饗せなかったことに迷いを覚えていた。そんな最中、誘拐の真相を巡り尋問が始まる。皇帝としての判断を求められるショウ飛だが、すれ違いから考仁と対立することに。考仁は宰相の地位を退くと宣言し、宮城を去る最悪の事態を迎えてしまい……!? もつれた感情がほどける第9弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 考仁様素直になれてよかったねえ……歳を取ると一度張ってしまった意地を撤回できる機会なんてなかなかないから、幸福な人だと思います。これまで国家安定のために尽力してきた報いかな。
    それにしても陛下が格好良すぎた……いやもうこれは、陛下に惚れるなという方が難しくない? こうなってくると自身の幸福のためには行動しないであろう朱西様がどうやって救われるのかが気になる。

  • おおお。ついに。そろろそ終わりが見えてきましたが、展開が読みきれないところがいい。
    理美はけっこう度胸がある。しっかり乗り込んでいくし、しっかり顔出すし。
    陽夫人も度胸あるんだと思う。あの旦那のそばにいるってとこがすごい。と思っていたら、最終的に「お母さんすごい」となった。
    四夫人たちもだけど、このお話の女性は強くしなやかで、好きだなぁ。

  • 後半ずっと泣きっぱなしだった。
    こういう親子のすれ違いの話に弱いので、文字通り涙が止まらなくてページがふやけないように気を遣ったわ。
    でも、良かった良かったーってならないのがこの一華後宮料理帖。
    今回もめちゃくちゃ引きが強い。
    慌てて次の巻を読まなくては。

    正直、最後祥飛が突き落とされるんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、心理的には突き落とされてしまったね。

  • 朱西が翻意をしてから、なかなかそこの関係が進展していかない。
    何回も信じてやはり裏切られて…
    皇帝はどんどん成長してよくなってきてるけど、理美とはやはり進展しないですね。
    そろそろ終わりにしても良いかと。

  • 私は! 陛下推しなんですけど、願いは叶いますかね!?

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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