准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041081525

感想・レビュー・書評

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  • 前の続きからだいぶ時間が経ってしまった…。

    安定に面白かった!

  • 深町くん可愛すぎるやろの回。孤独な運命を受け入れつつあった深町くんが、高槻准教授と出会って、愉快な仲間たちとも行動を共にして、少しずつ「1人になるのがこわい」っていう感情が芽生えてきたのがまた泣ける。もちろん続きもすぐ手に取った。

  • シリーズ2作目。中編3作。
    嘘が聞き分けられる主人公と神隠しにあった過去を持つ准教授が怪異の相談を受け調査するスタンスは変わらない。
    学校の怪異、映画スタジオの怪異、新興宗教と話の内容はよくある話。それを民俗学として考察して導く過程が面白い。
    自分はコックリさんをやった記憶が無いが、子供の心理などの描写や先生などの対応は分かると思った。
    映画スタジオ、これこそ動機はよくある話。この中編は主人公の葛藤と准教授との関係性がメインだと思う。
    新興宗教も准教授の過去が語られるために描かれていた。
    全体的に民俗学とミステリの要素は薄いが、コミカルで面白く読める。

  • 2023.05.16 Audibleにて

    1巻より俄然面白い。
    3巻は、まだ配信されてなくてめっちゃ落ち込んだ。。。

    1巻より、フカマチくんと高槻先生の仲が良くなってきたところに、フカマチくんが嘘が分からなくなるという自体に。
    高槻先生が自分を必要とするのは、嘘がわかるからだと思ってるフカマチくんは、益々人と関わらなくなるようになる。
    果たして、二人は

    以下、ネタバレあり
    今作は、高槻先生の育ってきた背景がわかる話になってた。神隠し後の高槻先生の母親が、高槻先生に対してどう接してきたか、実は、玉の輿だったり、とか。だからこそ、紳士的な感じなのかなぁ。なんだかんだ、育ちが出てるってことかな。
    ケンちゃんと高槻先生の関係も、何だか切ないな。お互い離れることの出来ない存在なんだろうな。ケンちゃん目線でこの話を読んでみたい気もする。
    フカマチくんは、結局、嘘がわかっちゃうんだけど、ある意味才能とか個性のひとつだと思うので開きなおって欲しいなぁとも思う。ま、フカマチくん、真面目そうだから、無理かもだけど。
    子供の神様の恵みで、参列する人がいるってのは、なんだかしんどかったなぁ。
    さんかく窓の~を思い出した。嫌な奴らが、お金チラつかせて親子を宗教にしようと誘惑してなくて良かった。
    あーもー早く3巻ききたーい

  • 読みやすくて楽しいし登場人物たちみんな可愛いー!…ってカバーイラスト鈴木次郎さんなの?!どうりで魅力が溢れ出てると思った。どの話もドラマで見てたから脳内再生余裕でした。高槻先生、尚哉、健ちゃん、どうコンビにしてもニコニコする。どの組み合わせもよいネ。


  • 1.おすすめする人
    →心霊現象な小説がすき、ドラマがすき、
     美男子がすき、ほっこりしたい

    2.感想
    →高槻教授の過去が少しずつ垣間見れる一冊。
     怖いものが苦手な人でも、
     楽しく怪異をしることができる。
     今回は学校の怪談もテーマになっているので、
     少し懐かしさを感じながら読めるかもしれない。

  • こっくりさんと女優霊(人工)と奇跡の少女の話。やっぱりちゃんと民俗学してる~。ミステリ(謎解き)要素もある。奇跡の少女の話は、担任ちゃんと点呼とらないと後で大惨事だよ…置き去りとかとんでもないよ…と現実がよぎった。

  • ちょっと中弛みしてしまった…
    読んだら読んだで面白かったですけどね。
    3話目は少し切なかった。
    次巻も頑張って読もう(*^_^*)

  • 主人公と高槻先生の距離がちょっと縮まった感じの2巻。

  • 小学校でのコックリさん騒動と女優に依頼された撮影所の幽霊、バスの転落事故で一人だけ助かった子供が崇められる話と三話ありました。
    撮影所で女優と高槻の写真を撮り深町から情報を得ようとするフリーライターはまた登場しそう。ネタを潰されても食らいついてきそうな雰囲気でした。
    『奥多摩の奇跡の少女』で高槻の過去、親子の葛藤が明かされました。なかなか壮絶で、これだけの経験を柔らかい笑顔の下に持っていたのかと思うと闇が深いです。

    幽霊や怪奇現象よりも生きている人間の方が闇を持っていて怖いな、と読んでいて感じます。

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。21年夏、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが実写ドラマ化され話題に。キャラクター文芸界再注目の作家。

「2023年 『憧れの作家は人間じゃありませんでした4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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