ドクター・ホワイト 神の診断 (2) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041081617

作品紹介・あらすじ

驚異の診断力を持つ謎の少女・白夜が高森病院の診断協議チーム「DCT」に入って1年。誤診を指摘し、白夜は次々に患者を救っていたが、以前に難病を患った元グラビアアイドルの日比野カンナが、またしても病に冒された。病名は「癌」。しかも子を宿しており、手術、薬物、放射線――いわゆる癌の3大療法では子供を救えない。果たして白夜は母子を助けることができるのか? 癌のメカニズムと治療法に挑む、空前の医療小説!

感想・レビュー・書評

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  • 「他人の不幸を礎にして、自分の幸福を築こうとするべきではない。他人の幸福なくして、自分も幸福を得ることはできない」
    『ギフテッド』と認められながら若年性ALS を発症し10代から闘病している朝絵が好きなトルストイの言葉。この作品の根底に流れている考え方だと思った。自分よりも人のこと、例えば娘、パートナー、妹、患者、の事を何よりも心配する。やり方が間違っていたかもしれないが、その愛情は強く感じられた。
    周りの人の幸せを願う気持ちになる、そんな本でした。

  • 白夜の謎が明らかに!
    カンナさん、前作で狂犬病になるは今作では妊娠したと思ったら胎児が消えるは、ガンになるは不幸過ぎ⁉︎
    しかも後半に白夜の謎が明らかになるにつれ今ひとつメイン路線から少し外れていき...

    でも、面白かったですよぉ(^ν^)

  • 途中が生化学の教科書みたいになってた。。
    がんの成り立ちについては結構冗長的だったので、いまいちかなぁ。

  • ドラマを見てから読む。
    本書は第2弾であるが、やっとドラマのラストに追いついたという感じ。

    「記憶喪失者として就籍許可の申立てをして戸籍を作成する」
    白夜のような特殊な生まれの人の教育等はどうするんだろうと思っていたが、こういう事ができるんだと納得した。

    次巻が最終となるのかな?是非読もう!

  • 【収録作品】第一章 1年後の喧騒/第二章 消えた胎児/第三章 血のデッドライン/第四章 必然の邂逅/第五章 悪魔の工場

    白夜の正体にまつわる秘密も落としどころも予想の範疇。医学の蘊蓄は今のところ身近でないため、すっと頭に入ってこないが、失敗しないことがわかっているお話は気が楽だ。

  • 良い。
    癌の実態が分かった。現在の治療法が良いとは限らない。おそらく将来変わるだろう。体を冷やすのはよくなさそうだ。ストレスが一番ダメ。添加物もよくなさそう。運動が大事。
    白夜の親、生まれが明らかになり、思わぬ展開。

  • 癌のメカニズムを明かす医療小説!

    驚異の診断力を持つ謎の少女・白夜が高森病院の診断協議チーム「DCT」に入って1年。誤診を指摘し、白夜は次々に患者を救っていたが、以前に難病を患った元グラビアアイドルの日比野カンナが、またしても病に冒された。病名は「癌」。しかも子を宿しており、手術、薬物、放射線――いわゆる癌の3大療法では子供を救えない。果たして白夜は母子を助けることができるのか? 癌のメカニズムと治療法に挑む。

  • シリーズ2作目で、ドラマ化の原作はここまでらしい。後から原作読むと、うまくドラマ化してたのがよく分かる。ある意味、ドラマよりすっきりと読めた。ただ、あまりに医学的記述が多過ぎるのはちょっと参る。その辺りをもう少し整理してくれたら良かったのになあ・・・

  • Rh null

  • 医学は日々変化していくから
    その人にとって何が最善なのか
    常に考え続けないとなぁと思いました。

    それに癌治療って似たような状態でも
    患者の価値観などによって方針が変わるし
    治療の組み合わせも様々だから
    看護師になってどれだけ経験を積んでも
    本当にほんとーに難しいです。

    本当にこれで良かったんだろうかと
    日々悶々と悩み続けてます。

    だから
    白夜が提案した治療法には驚きました。

    本当にこんな治療あるの?って疑ったけど
    白夜の説明をよくよく考えたら
    確かに!ってなることばかりだし
    理に適ってると思いました。

    医療分野の進歩って面白いね。

    そして
    また連ドラを観たい!!

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。漫画原作者、小説家。コミック原作の代表作に、天樹征丸名で『金田一少年の事件簿』、安童夕馬名で『サイコメトラーEIJI』、姉・樹林ゆう子と亜樹直名で『神の雫』などがある。ワインへの造詣が深く、フランス政府より芸術文化勲章を受勲した。著書に『ビット・トレーダー』『陽の鳥』『リインカーネイション 恋愛輪廻』『クラウド』『東京ワイン会ピープル』などがある。

「2021年 『ドクター・ホワイト 心の臨床』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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