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- / ISBN・EAN: 9784041081723
作品紹介・あらすじ
京都の旅館で女性が殺され、その知人が東京で殺された。双方の現場に残された「陰陽」の文字。容疑者には鉄壁のアリバイが。そして鶴岡八幡宮の流鏑馬神事で「陰陽」のかけ声とともに驚くべき事件が……。
感想・レビュー・書評
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〇流鏑馬に秘められた謎の殺人の理由とは…?有名俳優を親に持つ子の復讐を十津川が追う
そこにあった文字は、「陰陽」だったーー
京都の和風旅館で坂本京子が殺された。交友関係を調べていると、今度は東京で石井一也が殺される。なんでもラスベガスのカジノへ旅行に行っていた4名のグループが共通項だったという。そして、その2か所には共通して「陰陽」の文字があった。
東京の初動捜査にかかわった十津川はすぐに関連だと思い、捜査に入る。
残りの2名の反応から鎌倉八幡にヒントがあることに気づいた十津川と亀井は、鎌倉八幡の祭りで俳優・永谷礼一郎が流鏑馬で失敗したことを知る。そして、その後アメリカで航空事故で死亡していたーー
***
4名のグループが、何か悪だくみをするグループになっていったことは、この後だんだんと明らかになっていくのだが、このストーリーはもう少し先に進んでいく。
その悪だくみをするグループの人から殺されていることから考えると、もしかしてその悪だくみをするグループの人が殺人を犯したわけではないのではないのか・・・と思わせつつも、犯人グループ候補の人たちが口を割らないので先になかなかすすんでいかない。
そんなときに強い、十津川たちの足を使った捜査である。
ぜひ何が真実で、だれが犯人なのか、その目で確かめてほしい。
比較的短い時間で読めるものの、読み応え・考えごたえのある一作だ!詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
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