殺人ライセンス (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041081754

作品紹介・あらすじ

高校生が遭遇したオンラインゲーム「殺人ライセンス」。ゲームと同様の事件が現実でも起こった。犠牲者の名前も同じであり、高校生のキュウは、同級生の父で探偵の男とともに、事件を調べはじめる──。

感想・レビュー・書評

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  • 取り立てて褒めるところのない普通の作品。
    そもそもコンピューターやネット関連についてオジサン達は詳しくなくチンプンカンプンで、若い者が詳しいというステレオタイプな初期設定が如何なものかと思うが、上梓されたのが2002年であれば仕方ないか。
    容疑者やトリックも種明かし前に気付くような内容だし、何より今野敏にしては警察の描写が物足りないと感じた。

  • 今野敏作品としは珍しい単発ものですが、とても楽しめました。刑事ものをあらかた読み終わってしまったため、本作では久々に捜査本部のヒリヒリする空気感にも触れることができました(田端課長にも久々にお目りかかりました)。

    物語は高校生・キュウと彼のクラスメートの父親である相沢、そして相沢の高校時代の同級生である刑事の丸谷の3人が軸となって進んでいくのですが、この3人の出会いに至る経緯やこれが事件と結びついていく”妙”はさすが今野作品といったところでしょうか、実にうまく演出されているなと思いました。読みながら、おおっ!こうつながるのか、と心の中でちょっぴり叫んでしまいました。

    そして、まさに三者三様、この3人が物語を通して成長していく様も見どころの一つといえるでしょう。特に相沢とその妻との関係は必見です。それまでは明らかに冷え切った関係であったものがちょっとした会話から夫婦の絆を取り戻していくシーンは素直にいいな、と思えるものです。

    またキュウのクラスメートである祥子と相沢の娘でもある麻里、この2人それぞれが持つ家族観の変化や、少しづつ自分を客観視できるようになっていくところもまた見どころです。

    こんなふうに一つの殺人事件を主題に、これを取り巻く人々を丁寧に描写し、事件の解決ばかりか彼らの成長物語にもなっているという”巧みさ”は見事なものです。そしてなによりも、本作ではインターネットを駆使した事件とパソコンに向き合う2人の男、キュウと相沢を描きつつも、彼らの成長のきっかけは、実はそれらとは真逆にある生身の人間同士の会話にあった、というこの対比が絶妙な点に、著者の構想力を思わずにはいられない一冊といえるでしょう。

  • ネットを上手く利用したなと思った
    下手に工作しない方がバレなかったんじゃないかな

    相沢が自分勝手で腹が立ったけど、ちゃんと家族と話し合って解決したので良かった
    麻理と祥子、キュウとタモツの関係もいいなぁと思った

    ラストでは疑問だったことが一気に解決してスッキリ読み終わりました

  • タイトル買いをしたが読みやすい作品だった

  • #読了 インターネット上の犯罪が騒がれ始めたころのお話、なのかな?この頃はまだ自分は子供で事情はあまり飲み込めないのだけれど、現在にも通じる部分がたくさんあって引き込まれた。
    登場人物たちと同じく得体の知れない快楽殺人犯を想像させられてしまった。まんまとミスリードされて悔しいと同時に爽快だった。

  • あっさり終わってズコー!てなった インターネットの向こう側には生きた人間がいてそれぞれ生活をしているということ

  • 登場人物の状況も殺人事件の進展も、
    興味深く続きが気になり一気に読んだ。
    最後まで楽しんで読めた。

    ネットの世界とリアルの世界の間には境界があると、
    まだ信じられていた時代の話。
    小説内では「新しいハイテク犯罪」的な位置づけだが、
    古めかしさもにじみ出ており妙な楽しさがある。
    CGIの掲示板とか懐かしすぎるー笑

  • おもしろい展開、だからこそ殺人動機?人間関係がそんな理由で殺していいの?と思ってしまいました。

  • 最後まで飽きさせないストーリー展開は、安定感のある今野敏らしい作品でした。
    なんとなく、隠蔽捜査シリーズのような匂いも。笑
    シリーズになるのかな?

  • 高校生のキュウちゃんがネットゲームを発見。「殺人ライセンス」だと。でも、そのゲーム上でターゲットとなっていた人物とそっくりの人が次の日実際に殺される。誉田哲也のアクセスかと思ってしまう導入で、先入観を植え付けられ…

  • 掲示板全盛期の頃の話。メインの視点はネットとコンピューターが大好きな男子高校生、男子高校生の同級生の父親でリストラされて探偵になろうと奮闘しているおじさん、その同級生で若手と組んで捜査に難航してるいる刑事の3人。
    殺人ライセンスという神出鬼没なネットゲームのターゲットにされた人が現実で殺されたことから話は進んでいく。犯人は誰なのか、連続殺人なのか、推理が進んでいく中で探偵志望のおじさんや男子高校生の同級生の家族との関わり方の変化も描写される。
    タイトル読みだったが結構面白かった。

  • 読みやすい。

  • そんなにうまくはいかないだろうけど、奥さんが素直で美人で良かった。
    きっと仕事の関係でもそうなんだろうけど、相手を信頼して、相談して、何かを任せることは成熟した人間関係を構築する為に本当に必要なことなんだろうと思った。

  • シリーズものではないが、この後の家族と探偵業がどうなるのか読んでみたい。

  • ★3.5
    普通に面白かった!
    ストーリーも分かりやすいし、スラスラ読みやすい。
    いきなりサーバーに現れる殺人ネットゲーム。そのストーリー通りに事件が起きる。果たしてそれは仕組まれたものか...。
    結果、ただの目くらまし&交換殺人落ちでした。
    でも、キュウとか、探偵を目指す相沢とか、キャラが立ってて良かったよ。

  • 「殺人ライセンス」
    オンラインゲーム「殺人ライセンス」と同様の事件が起きる。はたして犯人は……。
    ミステリー+家族小説+青春小説。読みやすく、面白かったです。
    でも、リストラされたから探偵したい!するね!って夫に言われたら、そりゃ家庭内が不穏にもなるわ。

  • ネットの世界の話 1ページめから怖かった!ゲームのターゲットになったひとが 実際に殺されてしまう それも二人も!
    探偵になったお父さんが娘の同級生と犯人を追っていくとこころや、警察のちょっとずれてるような 頭がかたいような考え方とかも おもしろかったです。

  • 面白かった。
    リストラされて、探偵になるというちょっと無謀な希望を叶えていく過程と、若者とおじさんの仲が良くなっていくところが良かった。

  • ネットゲームのとおりに殺人が立て続けに起こり、その謎をときあかそうとする刑事や探偵のお話。時代的に現代よりやや古い時代設定になっているが、なかなか楽しめた。探偵の娘やその友達も話にからんでくるが、娘が親をうざいと思って口をきかなくなる場面や、それを反省する場面など家族愛の部分でも楽しめた。

  • まとまっていて読みやすかったです。
    もう少し最後に展開があるかなと期待していました。
    ゲームと事件との関連性とかも、もう少しあっても良かったと思う。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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