- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041081945
作品紹介・あらすじ
携帯メールを打っている最中、変換された奇妙な文章と、その後起きた恐ろしい出来事(「誤変換」)、「兄物」と書かれた古い箱を開けた少年を襲う恐怖(「あにもの」)など、端正な筆致でつづる怪談実話集。
感想・レビュー・書評
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相変わらず安定の福澤徹三さん。
怖いと言うより不思議な話が面白かった。
『友人がいた街』『カップ麺のゆくえ』『たき』『偶会』『深夜の電話』など。
夏はこういう本がたまらなく読みたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
淡々とした文章で、じわじわ怖い
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実話怪談を蒐集した短編集。
それなりに怖かった。 -
興味深い。
不可解な体験をする人々。
本能的に厭なモノを目の端に捉えたまま
気付かれない様に、作り笑いでその場から
ゆっくりと離れる。
そういう事を感じる。 -
怪談実話集。実話……本当に? と思うけれど。個人的にはフィクションだと思いたいです。ホラーは好きですが、現実にこんなの体験したくありません。そしてその怪異の原因が解明されることなくそのまま、というのも実話怪談の醍醐味なのでしょうか。わけのわからないままのほうがやはり怖い気がします。
一番怖かったのは「失踪」。何が怖いのか、誰が怖いのか、その感情がぐるっとひっくり返されてしまう怖さが最強。
シュールでユーモラスな「カップ麺のゆくえ」も印象的でした。怖いと言えば怖いし、実際こんな目に遭ったら耐えられないけれど。でもなんか可笑しくなっちゃうんですよね。 -
怖いというよりは不思議という感じの実話収集