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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041082003
作品紹介・あらすじ
主人公・麻衣(まい)の高校にある旧校舎には、取り壊そうとすると祟りがある、夜になると窓に幽霊の姿が浮かぶなど、怪奇な噂が絶えない。だがその原因と言えば、地縛霊や戦災にあった浮かばれぬ霊の仕業説、霊などいないと断言する者など諸説あり……。果たして旧校舎には悪霊が巣食っているのか? それとも単なる根も葉もない噂? ある日、麻衣はひょんなことから、校長から旧校舎の調査依頼を受けたという、心霊現象の調査研究所・渋谷サイキックリサーチ(SPR)の仕事を手伝うことに。なんとその所長は、とんでもなく偉そうな自信家の17歳の美少年、渋谷一也(しぶやかずや:通称ナル)。ナルと麻衣が出会い、個性的な霊能者たちが登場する、大人気ミステリ&ホラーシリーズ第1弾。
感想・レビュー・書評
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こちらも会社の先輩にお借りした一冊。
小野不由美先生の本だったので、内容は兎も角、読んでみようかなという気になった。
まずは読み始めてびっくり。
小野不由美先生と言えば、私の中では十二国記だが、物凄い表現力に語彙力、凄まじい文章力なのだが、この本は全然違う(^◇^;)
え!?本当!?小野先生!?ってくらい軽い(笑)
2時間くらいでスラスラっと読めてしまうような軽さ。
学校で、女子高生が怪談を語りだす所からスタートする。
その中に、旧校舎を取り壊そうとすると祟りが起こるという話があった。
麻衣もその怪談話のメンバーの1人だった。
学校の七不思議などは昔からどの学校にもあるものだが、この学校でもかねてから旧校舎の謎が語られてきた。
そんな折、校長からの依頼で、怪奇現象の調査に見目美しい渋谷一也が現れる。
渋谷の他にも校長は、巫女、破戒僧、エクソシストを雇っていた。
麻衣はひょんなことから、渋谷のアシスタントをすることになる。
軽めのホラー、ミステリってところかな?
スラスラ読みやすい文体と、ちょこっと恋愛要素もあって、女子高生にウケそうだなと思った。
おばさんには、、、少し若向きすぎたかな?
どんな雰囲気かは十分分かった。
もう一冊お借りしているので、次に期待(*^▽^*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても読みやすく、面白かった。
思ったよりも怖い話ではなく、一気に読めました。なかなか個性的なキャラが揃ってますので、続巻が楽しみ。 -
麻衣の通う学校には、取り壊そうとすると祟りがあるという噂の絶えない旧校舎がある。
心霊現象の調査事務所である渋谷サイキックリサーチ(SPR)は、校長からの依頼で旧校舎の怪奇現象の調査に来ていた。麻衣はひょんなことから、SPRの仕事を手伝う事に……。
ゴーストハントシリーズの1作目。元々は講談社X文庫ティーンズハートという、ライトノベル・少女小説系の文庫レーベルで発行されていたもののリライト版、と言うんでしょうか。
小野不由美さんというと、『十二国記』や『鬼談百景』など、重いファンタジーやホラーなどの印象が個人的に強かったのですが、もともとの発行レーベルやデビュー直後の作品である事などもあるのか、こちらはとてもラノベ的というか割と軽めでドタバタした印象です。平成初期あたり? で流行った、気の強い女性主人公、Sっ気のありそうな美人系ヒーロー、変な喋り方の美少年など、当時あるあるだったキャラ設定も盛りだくさん。キャラ造形的には今読むとちょっと古い印象は否めないかもしれません。ぼんやりとした郷愁を感じます。心の中の中学生が喜ぶ感じ。
ですが、それはおいておいて今読んでもとても面白いと思います。しっかりした怪奇現象と、それに対する科学分析、対抗するように出てくる様々なジャンルの霊能力者たち。わくわくする要素が満載で、ホラー・怪異に対してというだけではない解決の仕方も鮮やかだなと感じました。
ちなみに、続きの方は分かりませんが1巻だと作中ほぼずっと登場人物(校長に呼ばれた霊能力者たち)がギスってるので、不仲な雰囲気が苦手な方は少し注意。
あと、表紙のイラストが細かくて凄い綺麗なのでそちらも見てほしいです。 -
なんとなく十二国記シリーズの『魔性の子』のような雰囲気かと想像していたのですが、平成初期の少女漫画みたいな感じでした笑
なんだろう…懐かしい…
これは…小学生の頃、『ちゃお』とか『りぼん』を読んでいた頃の気持ちだー!笑
ティーン向けの作品だったとの事で納得。
小野不由美さん、こんなライトな文体も書けてしまうんだすごい。 -
『十二国記』『屍鬼』『残穢』と、小野不由美さんの小説はテーマなり内容なり、結構ヘビーな印象が強くこの『ゴーストハント』も怖い、という話が多かったので、少し構えて読んだのだけど、怖さ以上に個性豊かなキャラの楽しさが印象的な作品でした。
高校一年生の麻衣が通う高校に残る旧校舎は、様々な祟りの噂が語られる曰く付きの建物で、過去に取り壊そうとして大きな事故が起こったという話も……。
心霊現象の調査のためにやって来たのは、渋谷サイキックリサーチ(SSR)という調査事務所。事故とはいえ、その事務所の設備を壊し、助手に怪我させてしまった麻衣は、SSRの所長で17才の美少年、渋谷一也の助手代理として、旧校舎の心霊現象に挑むが、その現象を調べに様々な霊能者がわらわらと現われて……
人使いが荒い、口が悪い。「僕は有能だから」と言い切り、自分の容姿が褒められると謙遜どころか、当然と言わんばかりの態度。そんなSっ気とナルシストぶりを発揮する渋谷に対し、麻衣が心の中でつけた呼び名はナルシストのナル。
このナルだけでもなかなかのキャラなのだけど、ここからさらにキャラがてんこ盛り。
派手な化粧にこちらも口の悪い巫女の松崎綾子。
長髪を茶色に染めた高野山のお坊さんの滝川法正。
おかしな関西弁を話す少年エクソシスト&神父のジョン・ブラウン。
日本人形のようなおかっぱに着物姿の美少女霊媒師の原真砂子。
さらに麻衣のクラスメイトの黒田直子も霊感があるらしく……
霊能者のバトルロワイアル、というわけでもないけど、このキャラたちの関係性が、割とギスギスしてるのが面白い。
それぞれに意見や心霊現象に対するアプローチは違うのは当然なのだけど、何かあるごとにしょっちゅう揉めに揉めて、麻衣に「霊能者には性格が悪いやつしかいないのか?」と呆れられる始末。こうした個性豊かな面々のやり取りが、読んでいて良かった。
そんな麻衣のツッコミを含めた、心中ダダ漏れの素直な語り口も、物語の可笑しさを演出します。新喜劇ではないけれど、こういうドタバタものは、回し役というかツッコミが大事だわ。
そして、調査が終わりそうになるとちょっとセンチになったりするあたりも可愛らしい。麻衣とナルの関係性や語り口は、いわゆる少女小説の王道パターンの一つという感じがして、どこか安心して読んでいられるような気がします。
心霊現象へのアプローチは、なかなかに科学的であったり、理屈的なところが多くてそれも面白い。
特にナルはカメラやサーモグラフィ、マイクなどの音声収拾装置を使い科学的な調査を進める一方で、旧校舎の来歴を洗い直し、噂と現実の乖離をついていきます。このあたりは『残穢』ともアプローチが似ていているかも。
心霊現象が解決、あるいは合理的な説明がついたかと思いきや起こる怪現象。そして調査を進め、やっぱり心霊現象ではないのかな、と思ったら、また怪現象が起こり……
といった具合に、調査は霊がいるか、いないか。この現象は解決できるか、できないか。その狭間を振り子のよう振れ続けます。この現実と怪奇をいったりきたりする感じも良かったです。
たぶんここからシリーズ読み続けてキャラに愛着が湧いていくと、もっと面白みが分かってくるような気がします -
シリーズもの。
怖いというより、個性豊かな登場人物でわちゃわちゃしているなぁと思いました。 -
積読をようやく。
装画やタイトルからなんとなくイメージしていたものとは全然違って驚いた。もっとじっとりねっとり怖い系かと思ったら、登場人物の個性やセリフのせいでとてもコミカルな印象だった。
続きを楽しみに読んでいきたい。 -
'22年7月14日、Amazon audibleで、聴き終えました。本当に久々の、小野不由美さんの作品。
10年位前…大長編ホラー「屍鬼(こんな字、でしたっけ?)」を読んで以来です。
とても面白かったです!が、しかし…
これって、ホラーではない、ですよね?なんだか、ホラーを期待して聴くと、ちょっとピンボケのような┐(´ー`)┌ジャンル分けすると、ホラーになるのかな?
ま、面白かったから、別にどーでもいいんですけど。充分、楽しめました!主人公達の会話も、楽しく聴きました!満足!
次の巻も、行ってみます! -
ここのところ、“妖”や“怪”系の作品を連続して読んでいる気がする私ですが、ま、夏ですしね・・ということで、今回は怪異系に定評のある小野さんの、ミステリ&ホラーシリーズ第1弾でございます。
主人公の女子高生・麻衣(まい)の高校にある旧校舎には、祟りや幽霊の噂が絶えず、取り壊しもできないまま放置されている状態です。
ある日、麻衣はひょんなことから、校長から旧校舎の調査依頼を受けたという、心霊現象の調査研究所・渋谷サイキックリサーチ(SPR)の仕事をてつだわされる羽目になって・・。
女子高生の一人称ということで、ライトテイストなのはよいですが、それにしても麻衣の言い回し(「るさい」「~なんだい」等)が古くないか?と思っていたら、実際、30年程前に描かれたティーンズ小説でした。
なので、昔の漫画を読む感覚でテンポよく読み進めていけます。
そして何といっても登場するキャラが濃い!イケメンだけど態度がでかいナルシストの「ナル」ことSPR所長の渋谷一也を筆頭に、ド派手で性格のキツイ巫女。軽薄で皮肉屋の元高野山の坊主。金髪美少年(ただ、近畿在住の私にはゾワゾワする程の間違った関西弁を使うのがネック)のエクソシスト。日本人形ばりの美少女霊媒師。ついでに、自称霊感少女の黒田女史・・・と、霊能者ダヨ!全員集合!!てな感じで、クセ強な皆さまが旧校舎に集まり、怪異の謎を解くべく繰り広げられるドタバタ展開で楽しませて頂きました。
小野さんのホラーということで、怖さを期待(というか覚悟)して臨んだのですが、その辺は拍子抜けな感じで、個人的には『営繕かるかやシリーズ』の方が数倍怖いです。
なので、勿論ホラー描写はありますが、ナルを探偵としたミステリ要素が強く、終盤で皆を一堂に集めて謎解き真相を披露する場面なんて“まんま探偵”ですよね。
とはいえ、もしかしたら、この巻の恐怖度が(私には)偶々低めなだけで、次巻以降はマジ怖かもしれないので、期待しつつ(あ、怖くなくてもいいんですけどww)次巻を読みたいと思います~。 -
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こんなPOPな小野不由美はじめて!
学生のとき読んだ、はやみねかおるの夢水清志郎シリーズのワクワク感と重なった。 -
怖い…… けど …… 面白い
麻衣ちゃんの心の声が随所にはさまり、そのテンポが心地よい。個性的な面々のそれぞれにピッタリな言動にはまってしまう。
読むのを止められない。久しぶりに一気読みしてしまった。 -
4と5しか選べないなら5にする
解体しようとする度事故が起こる旧校舎にゴーストハンター(現代技術)、破戒僧、巫女、エクソシスト、霊能力者、自称霊感少女となんやかんやあってゴーストハンターの助手することになった女子高校生が除霊しようと挑む
こう並べてみると人いすぎだろと思いたくなるが、一人一人キャラが立ちながら役割を果たしてるからちょうどよいと思えてくる。この中だと巫女さんが気に入った。霊障にあって慌てたり、除霊の儀式に失敗したりとカマセ犬ポジかつ視点である女子高校生麻衣に性格が悪いと何度も言われるが、無理はしないというプロ意識と霊障にあった麻衣に丁寧に声をかけて落ち着かせて、性格は悪いが確かな善性を持つのが惹かれる
幽霊、というとなんでもアリになりそうなもの扱うから除霊とは治療のようなものであり、原因を見極め、確かな技量で、適切な処置を行わなければならない、としてるのがスキ。ルールが提示されてるからなにをしてるや?とならないのがいい
巫女さんに限らず全員プロ意識高いのは本当にスキ。幽霊がいるなら除霊、いないのならいないと確信できるまで調査しなければならない。そういう意識を持ってるからだいたいのやつらがテレビにでてくる霊媒師みたいな霊感はないけど、本物であると感じさせる
ホラー描写も麻衣が身に起こる現象を事細かく、短い文章で連続で表現することで臨場感があり息を呑む緊張を生み出してる
オチに関してはある程度予想がついてたがオカルト全般ならこういうもんかな。ここは☆一つ落とすかどうか悩んだところ。でも全体としては気に入ったから5にする。続きの完も読んでいきたい -
怪異と思わせて実は、科学的根拠があると思わせて実は、が二転三転して謎が深まっていく。恐怖と謎解きを主人公と同じ目線で味わう楽しさ。
主人公は元気で素直。大人達の強かさと対比され、その健やかさが際立ち好感が持てる。
リライトだそうだが、スマホは敢えて出さなかったのか。
気になるのは、主人公の口調がちびまる子ちゃんみたいなところと、未成年の高校生なのに外泊のハードル低いんだな、という主人公の生育環境。
全七巻、制覇したい。 -
初、小野不由美さん。綾辻さんにはお世話になってるので、いつか作品を読んでみたいと思っていた。期待以上に、めちゃくちゃ面白かった!ホラー要素はあまりなかったので、苦手な人にもお勧めかも。プロローグの怪談話は鬼気迫るものがあり、さすがだな!と胸が高鳴った。登場人物も個性的な人ばかり。麻衣のナルに対する気持ちが如実に伝わってきて、こちらもキュンとした。シリーズものなので、ふたりの関係も気になりつつ、小野ワールドを読破していきたいと思った。
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お話の内容は自分にはイマイチでしたが、
出てくる人物達が凄く魅力的で
面白かったです。
シリーズ物なので、次回期待します。 -
15年くらい前にアニメをやってて、その時漫画も読んだゴーストハント。
面白かった記憶があったし、夏だしホラーだし、今度は小説を読んでみようかな、と思って手に取った。
登場人物たちについては、読んでいくなかでどんどん思い出してきて、麻衣、ナル、巫女さんぼーさん、まさこぉぉ!ジョンンンン!懐かしさ爆発。
この巻では、リンさんは怪我をして戦線離脱してるからほぼ出て来ないものの、リンさんのことも思い出した。
旧校舎の怪談話も、うっすら覚えているもんだなぁ。
地◯沈◯というのは忘れてたけど、死んだ人の霊ではなくて…というのは覚えていた。
小説としては、文章全体の半分くらいがセリフで進行するし、小中学生向きかな。麻衣の心の声が、私にはこっぱずかしかったよ。
最後、ナルから連絡来て良かったね…。
四十路な私の「ホラー読むぞ!」という気持ち(ホラー欲)に対しては、ホラー要素少なめで物足りなさがあり。でも懐かしい友人に会えたようで、小説って良いなーって思った。
漫画もアニメも良いけど、これらは小説よりも色褪せるのが早い気がするのだよ、うんうん。(←ラストはこの本の文体っぽく締めてみた) -
なつかしーーー。
私、漫画版で十代の頃に楽しんでいたのだけど、こちらが新版になり、しかも文庫になったことを知り、ようやく一気読みできるなと思い手に取った。
漫画版を読んでいたのは少なくとも20年以上前のこと。
ラストまでは明かされず、うすうす真相を知った程度で止まっていたので、これを機に最後まで読みます!
あ、あとで外部の人の視点で書かれて番外編みたいな小説は読んだことがあります。
はじめて原作を読んで感心したのは、漫画版とほぼ違和感ないこと。
いなださん、すごかったんだね。
好きなキャラはナルとリンを除けば、ぼーさん、安原さん、ジョン。
安原さんと私は誕生日と血液型がいっしょ。※余談です。
そして改めて思ったけど、女性陣、悪く書かれすぎだよね?松崎さんが相変わらずひどく書かれてて、それがちょっと悲しい。
女性陣みんな仲悪くてウケる。
男性キャラは有能で協調性のあるひとが多い分、なんか寂しくもなるのだよ。
※↑まいの一人称語りが伝染ってる。すみません。読後まだ10分だからさ…。
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元々ティーンズ向けの物語ということでとても読みやすかったですが、舞台である旧校舎は充分に怖かったです。
小野不由美さんの小説は登場人物が魅力的で、いつもすぐに感情移入ができます。
ホラーとミステリは相性がいいのですね。
この後もっととんでもなく恐ろしいことになるみたいなので続きものんびり読んでみたいです。
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