ゴーストハント2 人形の檻 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1795
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082010

作品紹介・あらすじ

父親不在の女性ばかりの瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の解決を依頼してきたのは、その洋館に住む若い妻だった。なぜかまたもや合流することになった霊能者軍団とともに、さっそく調査を開始した渋谷サイキックリサーチ(SPR)の一行。そんな彼らを嘲笑うかのように、怪しい物音、ポルターガイストはじめ、超常現象が頻繁にかつ規模が大きくなり……。やがて麻衣は一家の一人娘、礼美の持つアンティークドールが不穏な気を放っていると察知し、ナルは家を覆う悪意を科学的に執拗に調査してゆく。「残穢」「営繕かるかや怪異譚」シリーズへとつながる小野不由美のホラーの原点ともいえる傑作。

感想・レビュー・書評

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  • こにらも会社の先輩からお借りした一冊。
    私が購入するわけがないジャンル(*^▽^*)

    ナルの元に齎された依頼は、瀟洒な古い洋館で起こる不可解な出来事の調査だった。
    大した事件ではないのだが、物が無くなる、場所が移動するなど、些細な事が頻繁に起こるという。それが次第にあからさまになっていると、、、
    前回同様のメンバーが何故か集まり、この洋館に纏わる謎を解き明かす。


    前作では、ポルターガイストはあったものの、割と現実的というか、地盤沈下の問題だったり、ホラー初心者の私でも十分対応出来たのだが、今回はがっつりホラーですな。。。

    これはないわ、、、というようなホラーですな(^◇^;)


    話は面白いと思うのだが、圧倒的に私の好きなジャンルとは異なる(^◇^;)

    そして、ホラーって怖いから、解決するまで本を閉じれない( ̄▽ ̄)

    だって、怖いところで本を閉じちゃったら夢に出てきそーじゃん!
    解決しないと寝れないじゃん!

    ってことで、前作も今作も、一日で一気読み。


    そしてこの本で2023年も読み納めになりました。
    皆様今年も大変お世話になりました。
    ありがとうございました。
    良いお年をお迎え下さいませ。

    • bmakiさん
      土瓶さん、

      今年も楽しい一年にして下さりありがとうございました(*^▽^*)
      土瓶さん、さいこーーー(*^ω^*)
      良いお年を〜!
      土瓶さん、

      今年も楽しい一年にして下さりありがとうございました(*^▽^*)
      土瓶さん、さいこーーー(*^ω^*)
      良いお年を〜!
      2023/12/31
    • naonaonao16gさん
      bmakiさん

      年を越してしまいました、、

      昨年は大変お世話になりました!
      また今年もたくさん語り合いましょう^^
      bmakiさん

      年を越してしまいました、、

      昨年は大変お世話になりました!
      また今年もたくさん語り合いましょう^^
      2024/01/01
    • bmakiさん
      naonaonao16gさん

      あけましておめでとうございます。
      こちらこそ昨年はお世話になりました(*^▽^*)
      今年も色々お話し...
      naonaonao16gさん

      あけましておめでとうございます。
      こちらこそ昨年はお世話になりました(*^▽^*)
      今年も色々お話ししましょうねo(^▽^)o
      2024/01/01
  • シリーズ2作目。
    古い洋館で起こる怪現象の数々。

    前作よりもホラー要素が強くて、こちらの方が好きだった。ナルの正体?が最後の最後で明らかになる。
    ぼーさんも綾子も適当なんだけど、いざという時に優しかったり、何か憎めないキャラクターなんだよな〜
    真砂子とナルの関係は謎のまま次作に続く。

  • シリーズ第二弾。

    渋谷サイキックリサーチ(SPR)に、古い洋館に暮らす女性から、館で頻発するポルターガイスト現象と思われる怪事についての調査依頼が入ります。
    早速館に向かったナル、麻衣、リンのSPRメンバー。
    現場で何故か居合わせた、巫女の綾子、ぼーさんこと滝川達と共に、調査・お祓いをするも怪奇現象が激化していくばかりで・・・。

    前回では、霊現象に見えて実は・・という流れで、あまりホラー感はなかったのですが、今回はガッツリ“霊”でした。
    しかも、子どもを支配し脅迫するという、かなり危険で強力なヤツが相手という事もあり、原因を緻密に追っていくナルを中心に、前回ではほぼ役立たずだった霊能者軍団(綾子&ぼーさんに加えて、エクソシスト・ジョンと霊媒師・真砂子も合流)が、それぞれの役割をこなして、一致団結して霊に対峙していく後半の展開は目が離せませんでした。
    そして、終盤でナルの正体(というか、本職?)が明かされて、驚きつつも、ある意味納得です。
    (ナルが〇〇師ということは、このメンバーは、まさに“お祓いオールスターズ”だということですね。)
    怪異現象の元となった、“黒幕”の哀しい想いやその後に続いた悲劇は残酷かつやるせないものでしたが、なんとか浄化されてよかったです。
    エピローグではSPR事務所に集合したメンバー達のワチャワチャ感が微笑ましく、クスっとしながら読み終えた次第です。
    今後のキャラ達の関係性・・特にナルを巡る女性陣がどう変化していくのかも含めて、シリーズを追っていきたいと思います~。

  • やはり面白い。
    読む手が止まらないですね。
    幽霊屋敷が題材のゴーストストーリーはたくさんあるけれども、これもまたその中の歴史に残る作品になるんでしょうね。
    次の文庫が待てなくて、単行本を読んでしまった(;^_^A

  • '22年7月14日、Amazon audibleで。シリーズ2作目。

    とても、楽しく聴きました。一作目よりは、本作の方がホラーっぽいかな。

    軽快なトーク、同じメンツ、そして、可哀想で悲しい事件の背景…エンタメ要素満載!という感じでした。
    紙の本で読むと、どうなのかな…と、ちょっと想像させる話でした。audibleだと、「重み」みたいなのがあまり感じられず…悲惨な背景が、軽く流せてしまえるような┐( ˘_˘)┌
    でも、トークの軽快さや、主人公達のキャラ等は、充分に楽しめました。若者達には、ライトな読みやすいホラーテイストの物語が、うけるのかな?
    エピローグのホンワカさも、大好きです!

    さあ、次の巻へ!

  • 女子高生の主人公・谷山麻衣が、心霊現象の調査事務所「渋谷サイキックリサーチ(SPR)」の所長・ナルらと怪事件を解決してゆくシリーズの2作品目。
    本作は古い瀟洒な洋館で頻繁するポルターガイスト現象を調査していくという展開。前作では少し物足りなかったホラー度が本作では増してます。
    読んでみて特筆すべきは小野さんの表現力、描写力にあると思いました。洋館の雰囲気やら現場の状況など、まるでドラマなど映像を見てるかのよう。お見事です。

  • 古い洋館で起こるポルターガイストの調査依頼から始まる話

    色々な可能性を潰していく過程で専門用語の説明があるの親切ですよね

    前回良いとこ見せられ無かった方達も少しずつ活躍しだしていいです

    霊って人の魂そのもの?
    魂の思いの一部分だけが残ったもの?

  • 2020.9.30

    あー!やっぱり超面白い!
    いい意味でアニメと漫画のまんま。
    エピローグなんてずっとニヤニヤしてた。笑

  • 1巻では霊の存在は曖昧だったが、2巻では霊と対峙していよいよゴーストハント開始。
    展開はスピーディーだし、主要人物それぞれもキャラが確立してきて、物語が走り始めた感じ。
    面白くなってきた。

  • このエピソードは、コミカライズ版が雑誌本誌で連載されていたときにリアルタイムで読んだ思い出がある。かなり昔なので記憶が途切れ途切れだったけれど、ミニーに感じた恐怖と麻衣が井戸に落ちた時に心臓がバクバクしたのだけは強く印象に残っていた。
    改めて小説を読み進めると、心霊現象のプロたちの関係性が変化していくさまが見て取れて興味深い。前作の旧校舎ではあんなにギスギスしていたのに、この洋館の事件ではナルを中心としたチームが整ってきた感がある。今回は手強い霊を相手にしていたためか、ホラー描写の鋭さが物語を引き立ててくれた。幼い頃に読んだコミカライズは怖い印象が強かったけれど、今小説を読んだあとの印象としては、スリルとミステリ要素の掛け合わせによる高揚感が強い。
    次々と能力者たちが集まってくるのは、やっぱりアベンジャーズだよなあ。ホラーに謎解きが加わり、そこにヒーロー要素もある。すごい贅沢な世界観だ。あと麻衣という視点者はやっぱり気持ちの良い存在である。コミュ力の高さよ……。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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