メゾン・ド・ポリス4 殺人容疑の退職刑事 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 85
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082027

作品紹介・あらすじ

神社の階段下で遺体が発見された。容疑者として確保されたのはなんと、退職警官専門のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」に住む元刑事!? 新人刑事の牧野ひよりとメゾンの住人は独自に捜査を進めるが……

感想・レビュー・書評

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  • シェアハウス〈メゾン・ド・ポリス〉に住む元警察官のおじさん達と駆け出し刑事ひよりの活躍を描くシリーズ第四作。

    今回は短編集。
    このシリーズは長編より短編の、このくらいの軽さがちょうど良い。
    事件も殺人事件は一つだけで、他は警察が介入するには難しい微妙な内容で、メゾン・ド・ポリスとひよりの探偵団が扱うのにちょうど良い。

    元刑事の迫田が圧力を利かせ、元鑑識官の藤堂が軽妙にかき混ぜ、元事務官の高平がキャッキャと盛り上げ、元警視副総監の伊達が良いタイミングで動き、元刑事の夏目が締める。そしておじさん達に振り回されながら、ツッコミを入れながら少しずつ成長するひより。

    日常系の側面が強い今作ではあったが、リアルや苦さも程よく混ぜ、一方でおじさん達の経験値による説教や正義も突き付けて、なかなか良いバランスになっていた。
    昭和ネタが多い加藤さんらしさも時折見られる。

    今作では夏目の過去、幼少時のこぼれ落ちた記憶にも迫る。それを明らかにするのは良いことなのかそれとも。
    だがどんな時もメゾン・ド・ポリスの仲間たちやひよりがいる。鬱陶しくもあり心強くもある、良い仲間だ。
    そしてひよりと草介の関係にも変化があるのか、さて。

  • 夏目が抱えていた過去が解明されたけど、切なかった。「正しいことをしろ」って中々出来る事じゃないけど、夏目はそれを通した所が凄い。ひよりと夏目、草介の三角関係(?)も気になる所です。

  • 表題作、容疑者として取り調べを受けても変わらない迫田がさすがすぎるw
    消えた絵画が発端でメゾンドポリスの面々が関わった事件の展開にびっくり。
    でも、犯人のそう言いたい気持も分からないでもなかったり。
    だって、うん。そう思えたりするよね。
    夏目ってば、辛い子供時代だ。
    ひよりと草介、夏目の関係、どうなっていくのだろう。
    はっきりするのが楽しみ。

  • 短編に戻った。よかった。やっぱりこの人たちには短編がよく似合う。深刻すぎない事件の数々はテンポよく読めて楽しい。シリーズものですが、もう少し楽しめそうです。

  • メゾンドポリス4作目。短編5話。
    ・小学生がレストラン勤務の父親が誘拐されたと相談。
    ・みんなで人間ドッグ。ネットバッシング事件を捜査する。
    ・ひより行きつけバー店主、草介からの相談。知り合いの女性の父親が詐欺に遭っていたかもしれない。
    ・ジャージ迫田がコンビニ店員死亡の容疑をかけられる。
    ・中編。雑用係の惣一郎は東北出身。両親を亡くした後、育ててくれた人が亡くなり、家を片付けに行く。両親の事故の記憶や、恩人の過去を調べる。

    4作目となるとシェアハウスの人々も円熟味を増すわー。会話の掛け合いのテンポが良いわー。今回は特に伊達とバロン。間が好きだ。事件もほどよく、みんなの結束力もほどよく、ほんわかしながら読んだ。

  • 夏目の過去がわかる今作。
    安定の面白さ。大好き。

  • 2019/12/23(月曜日)

  • シリーズも第4弾となり、おじさん達はますます元気でなによりですね。この次もありそうで楽しみです。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』などがある。

「2019年 『メゾン・ド・ポリス4 殺人容疑の退職刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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