中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入! (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2019年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041082577
作品紹介・あらすじ
★『月刊コミック電撃大王』にて、2019年夏頃コミカライズ連載予定!!
最低ランクの小規模ダンジョンを、わずか一年で中堅冒険者パーティですら退ける大迷宮へと作り替えた中ボス・“千手”のナルゴア。
しかし上司である魔王を倒した最強クラスの勇者一行が襲来、愛すべき従業員(モンスター)たちを守るため、ひとり勇者に挑み敗れ――
どういうわけか文明の衰退した100年後の世界に、しかも人間として転生する!
召喚術師の少年となり、あまたの魔法を操る“千手”と、いまや伝説級となった部下たちを召喚したナルゴアは、魔王軍再建のため、各地のダンジョンを改革していく!
「勇者の生まれ変わりなんかじゃない――俺は、中ボスさんだ」
中間管理職と頼れる部下たちの、壮快リビルドファンタジー!
感想・レビュー・書評
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中ボスさんこと「千手のナルゴア」が、勇者に敗れたことで100年後に転生して、魔王軍の再建を図る冒険活劇
具体的には
・中ボスさん、赴任した「しじまの洞窟」で部下たちと協力して立て直しを図る
・勇者に敗れ人間に転生した中ボスさん、記憶を取り戻し、以前の部下を召喚し襲撃してきたドラゴンを倒す
・村の近くの「まどわしの森」に侵攻してきた勇者パーティを撃退する
・転生した勇者と天使軍団を部下の協力を得て倒す
という感じの流れ
とにかく戦闘のテンポ感がよく、(勇者側ではなくモンスター側なのだが)爽快
そして、部下も個性的で会話も面白い
さらに、謎の少女・ルシエラとの関係や、魔王・裏ボスの不在など、世界の謎的要素も散りばめつつ、、
1巻は楽しく一気読みしてしまいました
残念だったのは、登場キャラクターが思ったより多く、それぞれが活躍したり、転生者だったり、謎があったりと、ちょっと濃すぎて、それぞれのキャラクターの印象が打ち消しあった点かな
ただ、基本的に戦闘と物語のバランスも良く、テンポ感も良好なので、次巻以降も楽しめそうだ
また、イラストの人がコミカライズも担当するということでそちらも楽しみ
最後の流れから、2巻は世界の謎に迫る的な感じの流れになりそうな感じ詳細をみるコメント0件をすべて表示