何度でも、紙飛行機がとどくまで

  • KADOKAWA (2019年5月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041082973

作品紹介・あらすじ

出会いは10年前。教室の窓から明良が飛ばした紙飛行機を千花がキャッチした。そうして恋に落ち、結婚して、もうすぐ子供が生まれる、はずだった。二人は事故に遭い、気づくと明良は高校生に戻ってしまう。出会ったあの日のちょうど10日前だ。明良は千花を探すうち、過去と同じ日に、同じ出会いをしない限りこの10日間が繰り返され、ループから抜け出せないことに気づく。しかもループごとに、彼女に関する記憶は少しずつ失われて――時を越えてすれ違う二人に涙する、鮮烈な青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 最初らへんの内容が悲しすぎるっ!!
    最後はハッピーエンドなのかどうかちょっとわからんかった。
    でも、結末が意外すぎてびっくりした!!!

  • タイムリープものということで、普通は一人が過去に戻らされるのが多く見受けられるのですが、この作品は2人が戻るということで新鮮味がありました。
    さらに「なぜ二人は会えないのか?」「これって同じ世界?」など読み進めるたびに色んな疑問が湧き、ちょっとしたミステリーな展開に面白味が増しました。

    交互に二人の視点で物語は進行するのですが、繰り返されるたびに相手のことだけが記憶から消えていきます。果たして二人は会えるのか?
    最後は、ジーンと感動させられました。

    次々と明らかになっていく展開に「こうきたか」と意外な方向に進んでいくので、最後まで楽しめました。
    二人の愛の力、純粋に思う気持ち、他の登場人物の嫉妬などが爽やかに描かれていて、読みやすかったです。

    描かれているのは、高校時代が大部分なので、青春小説としても楽しめますが、タイムリープとしてのSF小説や人を思う気持ちも描かれており、恋愛小説としても楽しめましたので、様々な捉え方ができるかと思います。

    個人的には二人だけでなく、もう一人の重要な人物が最後どうなったのか気になりました。結局パラレルワールドが沢山あるということなのでしょうか。

  • 最後まで読んでよかったです。


    素敵な作品をありがとうございました。

  • タイムループ系小説。
    なんどもすれ違いながら過去でお互いを探し続ける夫婦のお話。世界のずれの謎解きとかは面白かったけど、とんでもないメンヘラ女の暴走に付き合わされたなっていう感じ。

  • 自分の中ではかなり高評価!
    3人の目線で書かれたタイムリープの話。
    会えそうで会えなくて、見つかりそうで見つからない、、、
    最後切なくなったけど、無事でよかった。
    自分の努力次第で諦めなければ未来も過去も変えられる。

  • 真相にびっくりした。静子の運命は切なかったけど2人が無事に結ばれてよかった。

  •  紙飛行機×タイムリピートのアイデアが秀逸。

  • あま〜い青春ミステリー。ずっと高校二年生。

  • 陣痛が起こり病院へ向かう時、事故にあい、そこで出会った頃の高校生時代へタイムリープ。宇崎の存在がいい。子供の名前は何にしたんだろ。静子じゃないよねぇ? 誰か正解教えてー。初読み作家さんだけど、読みやすいし面白かった。糸とアキラがお互い違う相手とくっつくの?どうやったら戻れるの?とか先が気になる物語。

  • 切ないストーリー。何度でも何度でも。面白かったです。届きそうで届かない。探してるけど見つからない。
    すれ違いが多くて、いつどこで一体会えるのか話に引き込まれてしまいました。一回読んだだけど、まだ分からないところがあるので、何度か読み直そうかなぁと思います。

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著者プロフィール

沖縄県出身、東京都在住。2013年よりWEB上で作品の公開を開始し、2017年1月『下町アパートのふしぎ管理人』(角川文庫)にてデビュー。

「2020年 『夏、君と運命の恋をするはずだった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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