頂上捜査

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 65
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083000

作品紹介・あらすじ

捜査二課長としてB県にやってきたキャリアの仁村恒一郎は、着任早々県知事の贈収賄疑惑を聞かされる。知事の有泉寛人が、県の労働委員会のポストを斡旋する見返りに介護会社社長・新原大輝から四百万円相当のリゾート会員権を受け取ったというのだ。事件化に向け動くなかで、仁村は新原のもとに送り込まれたスパイ・小山内景子を紹介される。一方、県警組織犯罪対策室長の皆沢利道は、地元暴力団の抗争事件を追っていた。激化する抗争に巻き込まれ、一人の女が命を落とすが、殺された女が小山内景子だったことが判明。二つの事件がつながったとき、あらわになる真実とは――。第一人者が徹底的な取材を元に描き出す、迫真の警察小説!

感想・レビュー・書評

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  • 警察小説は好きですが、今一刺さりませんでした。原因は登場キャラにやや魅力がないと言うか、強烈な個性がなかった気がします。善悪どちらも中途半端だったは言い過ぎかな?

  • 硬派で地味だけど、嫌いじゃないです

  • 県警キャリアが追う県知事の贈収賄事件。組織犯罪課刑事が追う暴力団の抗争事件。二つの事件が繋がったとき真相が浮かび上がる。骨太な警察小説でした。登場人物が多く最初は確認しながら読んだけれど、事件の形が徐々に表れてくるに従いどんどん面白くなった。自分たち県警の「てっぺん(頂上)」である知事のクビを取るため警察官の矜持をかけた男たちの「頂上捜査」

  • 組組織と悪知恵の暴きは、面白かった。やはり、正義が暴かれるのはワクワクする

  • 捜査二課長としてB県警にやってきたキャリアの仁村恒一郎は、着任早々、県知事の贈収賄事案を手掛ける。
    知事の有泉寛人が四百万円相当のリゾート会員権を受け取ったというのだ。
    一方、県警組織犯罪対策課の皆沢利道は、地元暴力団の抗争事件を追っていた。
    激化する抗争の果てに、一人の女が命を落とす。
    彼女は仁村たちに情報を上げていたエス(スパイ)だった―。
    二つの事件がつながるとき、あらわになる真実とは。
    (アマゾンより引用)

    イマイチ

  • B県警に捜査二課長として赴任したキャリアの仁村は、早々に知事の汚職事件捜査に着手。地元暴力団の抗争、県警内部の権力抗争を絡めたストーリーは読み応えあり

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著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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