海岸文庫ちどり通信 はなれの管理人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 76
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083024

作品紹介・あらすじ

智治は学校の図書室で、(ちどり文庫)という学校所蔵とは違う蔵書印が押された本を見つける。学年が変わってもその本は置かれたままだった。シングルマザーの母と、海岸そばの団地に中古物件を購入し新しい生活を始めて智治は団地内で偶然、同級生の朝海と出会う。彼女はあの(ちどり文庫)本を手にしていた。インターネットで調べたらこの団地の中に「ちどり文庫」は存在するというが、管理人は不明だった。その頃智治は夜になると上の階から聞こえてくる奇妙な物音に悩まされていた。怖くなって母親に相談するが、やりくりしてやっと購入した部屋でもありあまり気にしないよう言われる。一方、自治会長の雑務を手伝うことでようやく「ちどり文庫」の管理人を教えてもらい、雨の午後朝海と二人で、団地の中の「文庫」を訪ねるが……。(「小鳥の蔵書印」)他に「猫町ガールの夢」「はなれの管理人」の三章立て。

感想・レビュー・書評

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  • 神奈川シーサイドライン沿線あたりが舞台のモデルでしょうか。1話ごとに人と人がつながっていく連作短編です。帯には「猫と本とやさしい時間」とありますが、それほど猫は関係ないかな。出てくるけどね。

  • 本当にありそうな、適度に優しい物語。
    じんわりと・・・こういうの良いなぁ。

  • 団地に暮らす人々と、「ちどり文庫」に関するお話。ちどり文庫に行ってみたい。
    2020/1/28

  • ちどり文庫が中心なのでは無く、ちょっと古びた団地の物語。
    困ってることがある時に聞いてくれる人がいたり、なんだかんだと人が集まってきたりするので、穏やかで暖かい内容。こういう小さい文庫がある団地って良いなぁと思う。

  • 本のある場所として地域文庫というシチュエーションが珍しい1冊。

  • 小学校の図書室で「ちどり文庫」の蔵書印が押された本を見つけた智治

    同級生の朝海によると、文庫は智治の住む団地のどこかにあるという

    ようやくわかった文庫の管理人を二人で訪ねていくと……

    「ちどり文庫」をめぐる人びとをあたたかく描いた連作短編集

    《猫と本とやさしい時間》──帯のコピー

    講談社児童文学新人賞でデビューした河合二湖が挑戦したおとなの小説、書き下ろし

  • 本棚がたくさんある小さな図書館みたいな家
    いいなぁ…

  • とても良かった!
    地域の人が運営する文庫を題材にしてるみたいなので買ってみたんだけど、物語の中では文庫は現在閉鎖中。小学校の図書室で学校のものではない本(文庫の本だった)を見つけた男の子から話が始まり、文庫のあった団地を中心に、章ごとに主人公が代わって進んでいくオムニバス形式。現実にありそうな地域や家族を見つめつつ、ファンタジーになり過ぎずに全体に程よく善意でまとめていて、読後感が爽やかでした。

  • 団地にある「ちどり文庫」にまつわるお話。やはり管理人さん本人の話がよかった。

  • 東京近郊の海岸の町、古い団地に引っ越してきた少年・智治が学校の図書室で見つけた「ちどり文庫」という蔵書印の押された本。そこから始まる本がキーワードの連作短編集。

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著者プロフィール

1977年山口県生まれ。東京都在住。慶應義塾大学文学部卒業。公共図書館、大学図書館で勤務ののち、執筆に専念2008年、『バターサンドの夜、人魚の町で』で、第49回講談社児童文学新人賞を受賞、同作(『バターサンドの夜』と改題)でデビュー。その他の著書に『深海魚チルドレン』、『向かい風に髪なびかせて』(ともに講談社)、『金魚たちの放課後』(小学館)がある。

「2019年 『海岸文庫ちどり通信 はなれの管理人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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