猫には推理がよく似合う (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 336
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083161

作品紹介・あらすじ

とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまい―。現実の事件と、謎解きに興じる“しゃべる猫”の真実は?ミステリ界注目の気鋭による、猫愛あふれる本格推理。
解説 我孫子武丸 
帯推薦文 有栖川有栖

感想・レビュー・書評

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  • 予想外などんでん返しに唖然。
    ファンタジーな世界から一気に現実に引き戻されて、その可能性があったかと感嘆。

  • 猫。ミステリー。どんでん返し。
    自分が大好きなものがてんこ盛りだ。
    おまけに出てくる猫は、うちと同じスコティッシュフォールド。皆さんの本棚で見つけて読みたい!と思った本。
    ミステリー的には犯人が予想できたし、どんでん返しで一気に現実に戻ってしまい、その理由はネタバレで書けないけど、少し残念だった。
    でも事件が起きる前の事務所の感じはとても好きで、こんな事務所で働きたいと思った。
    おしゃべりする猫スコティのしぐさや、すねてしまう態度が何とも可愛い。
    著者の深木さんも大の猫好きなんだろうなぁ。
    読んで良かった。

  • 法律事務所の事務員・花織は事務所で飼っている”お喋りする猫”のスコティと噂話に花を咲かせている。
    ある日、花織はスコティに「いま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」と推理勝負を仕掛けられる。妖しい依頼人たちに想像を膨らませる1人と1匹だが、やがて事件は現実のものとなり……。

    法律事務所事務員の女性が、事務所の猫とお喋りしながらその猫が作ったという事件について考えるミステリ。
    猫のスコティがちょっと生意気でかわいいです。

    色々本を読んでいると、猫が喋るくらいだと全然驚かなくなりますね。
    猫が話す小説なんて普通。そういう人にこそ読んでほしい一冊。久々にすとんと綺麗に騙された感じがしました。

    猫が考えたミステリから作中作を絡めた現実の事件へと発展し、展開がどんどんと変わっていって読んでて飽きません。

    作者の深木さんて元弁護士なんですよね。という事は、実際の弁護士事務所もこんなに情報の取り扱いが杜撰(な所もある)んでしょうか。作者さんの前職を知っていると余計心配になりますね……(笑)

    版によるものもあるかもしれませんが、巻末に載っている文庫本紹介が猫に関係する小説まみれで、統一感あってちょっと良いなと思いました。

  • “おしゃべりする猫”と推理対決!? どんでん返しを味わえる本格“猫”ミステリ『猫には推理がよく似合う』 | カドブン
    https://kadobun.jp/reviews/ntr7ij0mw5cw.html

    長谷川洋子 Yoko Hasegawa - works
    http://www.haseyoko.com/works/

    猫には推理がよく似合う 深木 章子:文庫 | KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321902000603/
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321603000035/

  • ファンタジーであり、本格ミステリであり。推理好きには、たまりません。

  • これまたちょっと変わったミステリだな、ファンタジーだな、展開がちょっときつい……と思っていると風向きが怪しくなって、その後は一気読みだった。正直、中盤が終わるまではのんびりダラダラという感じで、これ読んでる意味がどこで出るのかわからない部分も多かった。まさかこう着地させるとは思えない、これが僕が最近深木章子作品にハマってる理由なんだと思う。そして他の作品と繋がる登場人物が出るのも良い。これは深木章子氏の理想の人物なんだろうか。

  • 猫が書いたミステリ
    その言葉がよく似合うほど、物語の展開がコロコロ変わる。
    色んな意味で裏切られ、読み終わっても続きを想像してしまう。私は好きです。

  • スコティはいたもん…

  • しゃべる猫スコティ、、かわいい。
    推理小説書いちゃう、スコティ、ほんとかわいい。
    第一部はスコティから目が離せない。

    第二部の花織さんが統合失調症というあたりから話が現実味的な感じになってきてしまった。
    スコティがそのまましゃべる猫のままでいてほしかったな。
    はなし自体はおもしろかった。

  • 「しかたないでしょ。これはミステリーなんだから」虚心に読み始めた私は、まんまと作者の術中にいて、思うツボの読者であった。最後までワクワクして読んでいた。猫のことは、何気ない仕草から、その魔性まで、上手に描いてあると思った。

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著者プロフィール

みき・あきこ1947年東京生まれ。東京大学法学部卒。元弁護士。60歳を機に執筆活動を開始、2010年に『鬼畜の家』で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。『衣更月家の一族』『螺旋の底』が第13回・第14回本格ミステリ大賞にノミネート、『ミネルヴァの報復』が日本推理作家協会賞にノミネートされるなど、注目の作家。他の著書に、『敗者の告白』『殺意の構図』『交換殺人はいかが? じいじと樹来とミステリー』『猫には推理がよく似合う』『消人屋敷の殺人』『ミネルヴァの報復』『消えた断章』『罠』など多数。

「2023年 『欺瞞の殺意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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