脳科学捜査官 真田夏希 クライシス・レッド (4) (角川文庫)
- KADOKAWA (2019年7月24日発売)
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感想 : 21件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041083178
作品紹介・あらすじ
神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、警察官僚の織田信和とのドライブで湘南にやってきた。だが二人きりの甘いムードを吹き飛ばすかのように、織田が発したのは、極秘任務への推薦だった――。厚生労働省の若手官僚が三浦市の海岸で銃殺された事件の極秘捜査のため、夏希は、根岸分室への出向を命じられたのだ。だが、分室にいたのは、警察組織からはみだした一匹狼の上杉警視だった……。書き下ろし長編警察小説。
感想・レビュー・書評
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医学博士の資格を持つ真田夏希は、上司の不正を暴いたために干されてしまった上杉警視と組んで、頭を2発の弾丸で撃たれた被害者の捜査を独自に始める。取っつきにくい上杉だったが、しだいに協力して犯人に迫っていく。真田は心理学の知識を駆使して上杉と話し合うのだが、嫌味がなくなかなかいい感じだ。こういう人間関係の描写がいいかどうかが、わたしには結構気になる。事件の捜査にもなかなか激しい動きがあるし、結末も意外性があっていい。真田がつきあっているキャリアの織田はどうも鼻持ちならないなあ。やっかみかな。
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シリーズ4です。
夏希の周りに登場する男性は皆夏希を気にかけている。
完璧は織田理事官ですが、鑑識の小川がいいなぁと思います。
神奈川県警の刑事上杉も魅了のある刑事です。
今回の展開はビックリでした。
シリーズ5も読みます。 -
シリーズ第4弾。
相変わらず、警察とは無縁のデートの場面から始まるが、その後の展開が今までと大きく異なり、夏希は警察庁の要請で根岸分署へ出向となる。
今作で初登場の根岸分署の上杉はキャリアでありながら、本筋を外され、一人で捜査を行っていた。そこへ夏希が出向し、三浦半島で見つかった遺体の捜査を始めるが、犯行声明がいつものごとく、夏希のアカウント宛に送られてきて、ダイレクトメッセージのやり取りから、犯人像に迫っていく…
とお決まりの展開なんだけど、事件が事件だけに、犯人の動機も含め、脳科学捜査官の役割はどこ????と言う感じ。
完全に上杉の物語であり、私の目的の一つである警察犬のアリシアの出番もなく、ただただ残念…
物語の本筋は面白かったんだけど… -
これはこれで面白いけど、真田夏希のシリーズである必要はないように感じた。物語を引っ張るのは上杉であり、ぶっちゃけ夏希がいなくても物語が成立してしまう。同じパターンでは飽きてしまいますが、やはり主人公には物語の真ん中で活躍してほしいな。
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真田夏希シリーズ第四弾
シリーズものとして落ち着いてきたこともあってか事件そのものがさらに面白くなってる感じがしますね。
真希の周りの刑事たちのキャラが立ってるので読みやすい。先が気になる警察小説だけど重たくないのがエンタメ小説の良さだし、ただただ読んでて楽しい! -
新登場人物の上杉警視、とてもよかったです。今回はネットのやり取りは少なく、アクティブな感じでした。
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神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、警察官僚の織田信和とのドライブで湘南にやってきた。だが二人きりの甘いムードを吹き飛ばすかのように、織田が発したのは、極秘任務への推薦だった―。厚生労働省の若手官僚が三浦市の海岸で銃殺された事件の極秘捜査のため、夏希は、根岸分室への出向を命じられたのだ。だが、分室にいたのは、警察組織からはみだした一匹狼の上杉警視だった…。
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新キャラも出てきて今回も面白かったです
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ここまでの3作とは少し展開の違うストーリーで楽しめました。脳科学の所は、これくらいのバランスのほうが良いと思う。
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このシリーズ、面白くて好み。ミステリー要素はもちろんあるけど、そこまで重い感じではなく、さらっと読める。主人公の恋愛事情が徐々に進むのも面白いので、ちゃんと1作目から読むのがおすすめ。
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アウトローキャリア警察官上杉の存在が凄すぎて夏希さんが霞むくらいでした。トンチンカンな掛け合いと心の読み合いで進んで行くストーリーが楽しかったです。
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#読了 #鳴神響一 #脳科学捜査官真田夏希
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10月-19。3.0点。
真田夏希シリーズ。キャリアの織田とデート中、分室での特命捜査の依頼を受ける。分室には上杉という、風変わりなキャリアが。。
読みやすく、サラッとしている。新キャラの上杉、なかなかクセがあり面白い。
ストーリーはまあまあ。次作に期待。 -
ユウ猫さんの読了ツイートを拝見して読みたくなった作品
私には水無月は、グジグジした女性というよりも、表面上は静かに、しかし恐ろしい程相手に執着する女性に見えて、背筋が寒くなった
山本文緒さんは、女心をネッチリと表現するのが上手。今回もタップリ味わわせていただきました -
だから…少なくとも科学ではない。
全く科学的でない。
ただの印象と言うか、勘というか、こじつけというか。
でも、次までは買っちゃってるからとりあえず読もう。 -
今回新しい人物も出てきて面白かったです◎
著者プロフィール
鳴神響一の作品
