グッド・オーメンズ 上 (角川文庫)

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083833

作品紹介・あらすじ

黙示録に記された世紀末を実現すべく、悪魔が、この世を滅ぼすことになる赤ん坊を外交官の一家に生まれた赤ん坊とすりかえた。しかし数年後様子を見に行くと、赤ん坊がいない!? 人類の命運やいかに?

感想・レビュー・書評

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  • 地球大好きな天使と悪魔が、ハルマゲドンを阻止しようと奮闘する話。

    以前英語版にチャレンジし、一応最後のページまでたどり着いたという経緯あり。アマゾンプライムビデオで映像化されたということで、この話大好きな夫とそれを見てみたら、面白いと満足すると同時に、ああ自分は何一つ理解できてなかったんだとガックリきた。夫に尋ねたら原作に比較的忠実に映像化されてるとのこと。本好きとしては、ちゃんと文字で確認したいところ。でも肝心の本が見つからないのよね…と思ってたら、文庫で発売されてた。これは買わねばなるまい。そして読まねば!

    面白い。夫がテリープラチェット好きなのが理解できた。あらゆるところにユーモア満載。ちょこちょこ出てくる注も楽しめる。重箱の隅をつつくようなユーモア。上質なユーモア小説って探すのがほんと難しいんだけど、また楽しめるのが増えた。
    原書ではそのユーモアが全くもって理解できてなかったので、話を理解した上でまたチャレンジしたいと意欲も湧いてきた。
    あと、キリスト教の知識がちゃんとあった方がより楽しめたかな。私にはそれが欠けてるので、ただストーリーを追ってただけだけど、わかってたらより笑えたと思う。

    上巻はアンチキリストのアダムが力を出し始めたところ。ドラマを見てるのでストーリーはわかってるけど、それがどんなユーモアで描かれてるか楽しみ。

  • ものすごくライトな『ボートの三人男』を彷彿とさせるBLライトノベルみたいな小説かと諦めモードで読み進めていくと、意外や意外。読みながら声を出して笑ってしまうくらい、ブラックユーモアにあふれたオカルトとコメディがミックスされた新感覚小説。実際アマプラかネトフリでドラマ化されてるらしいけど、私は小説でいいや。まるで海外ドラマを見てるみたいな描写の仕方が新しい!犬のくだりと宇宙人のシーンが個人的にツボだった。

  • ドラマを先に視聴していたので第三話が全編ドラマオリジナルということに驚いた。
    仲違いするシーンやガブリエルなどの天界側のキャラクターも出てこない。
    ドラマよりも画面の切り替わりが激しい印象。

    注釈付きの英国ファンタジーで、小学生時代大好きだった「バーティミアス」を思い出した。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50162129

  • ドラマが面白かったので原作も読んでみました。
    翻訳独特の感じは苦手でしたが、展開はまぁまぁ早く読み終わりました(上巻)

    登場人物の掛け合いや、やり取りが面白かった。ドラマでは分からない細かい描写が補完された感じが面白かった! 頑張って下巻を読みます。

  • ドラマからハマり、せっかくなら原作も読んでみよ〜という勢いで電子書籍を買った(紙の本が売ってなかったのはドラマ影響かな?)
    原作者のニール先生がおっしゃっていたように、小説版の天使と悪魔とドラマ版の天使と悪魔はやはり違う宇宙の二人だった。小説版の彼らは物語の登場人物の一人に過ぎなかったし、小説版はドラマよりももっと群像劇だった。
    ハルマゲドンを進行させよう派と止めよう派の色々な思惑が行き交う中で、物語が軽快に進んでいくのが面白かった。天使と悪魔、魔女の子孫、アダム、天国と地獄等々、こんなにたくさんの人の視点が切り替わりながら進むのに訳わからなくならないのがすごいなと思うし、最終的に善も悪も内包した人間に成長したアダムがハルマゲドンを止めてしまうところに皮肉を感じた。
    悪魔と天使はドラマ版とちがった相棒感があってそれはそれで好きだった。

  • 天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーが、ハルマゲドンを阻止しようとするお話。
    大好きなドラマの原作。

    ドラマとの違いはちょこちょこあって、そこを探しながら読むのが楽しい。原作の方が、人間たちの様子とかわかりやすいかも。天使と悪魔については、ドラマの方が沢山出てきてるから、ドラマからの自分には、ちょと物足りない。でも原作でしかわからない設定(クロウリーは寝るのが好きとか、アジラフェルは超天才とか)を拾っていくのが楽しかった。
    それと自分の知識不足で、小説の一つの楽しみであろうギャグとか笑いが、イマイチわからんという、、、残念。
    もっと勉強します、って感じ。

  • 世界の終わり「ハルマゲドン」を引き起こす赤ん坊を、人間界の赤ん坊とすり替えた悪魔のクロウリー。しかし、11年後に様子を見に行くと、なんと子どもがいなくなっていた。天使のアジラフェールとともに、クロウリーは子どもを探しにいくが、世界の終わりに間に合うのか…?表紙のイラストにひかれて手に取り読んでみたら、悪魔クロウリーと天使アジラフェールの仲の良い掛け合いが面白く最後まで読んでしまいました。数多くのジョークがちりばめられていて、読んでいて笑ってしまうこと間違いなしです。
    (材料コース M2)

  • 読了済。
    感想は下巻にて。

  • 僕には面白味が分からなかった。

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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