- 本 ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041083956
作品紹介・あらすじ
■コミック版、2020年1月4日発売予定「ヤングエース」2月号より連載開始! 漫画/オオイシヒロト
【各所で1位獲得!】
楽天Kobo 週間ランキング ミステリー・サスペンス3週連続1位 (5/20~5/26 5/27~6/2 6/3~6/9集計)
BOOK☆WALKER 週間ランキング サスペンス 2週連続1位 (5/24~6/6)
紀伊國屋書店 電子書籍 文芸(日本文学) ウィークリー1位(5/27~6/2)
「彼女(優莉結衣)のアクションは、学校という閉鎖空間、内閣というシステム、国家という共同体に打撃を与え、切り裂く。(中略)現代日本に暮らす人々は、優莉結衣のアクションを目撃する義務がある。」
吉田大助(書評家・文芸ライター)文庫解説より
優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑になった男の次女。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校を総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る!
感想・レビュー・書評
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この間、「探偵の探偵」の最新刊読んだら、高校事変って言葉が出てて…
やっぱり読まなあかんか〜で読んでみた!
「探偵の探偵」しかり、闘うヒロインや〜
しかも高校生!
お父ちゃん半グレで、サリンまで撒いて死刑。
普通、こんな場合、それを引きずって辛い人生なんやけど…
確かに過去を引きずってはいるんやけど、その頃教えられた戦闘知識を存分に使って、まさしく暴れる。
でも、小さい時に教えて貰った事で、そこまでの戦闘能力が発揮出来るのか?とは思わんでもないけど、ここまで来るとスッキリする。
まぁ、相手は、ロクな奴らではないのでバイオレンスして下さい〜
これからも、激しいアクションよろしく〜!
もうⅣまでは、手元に(^◇^;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
皆さんの本棚で時折見かける高校事変。タイトルから、私は、読者層ではないかもしれないと思っていたけど、なかなか綿密なバイオレンス文学。
総理大臣が訪問中の高校に突然の武装集団。罪のない高校生達が、殺され、人質に取られる。もう、事件でも事故でもなく、まさしく事変。
川崎市の武蔵小杉が事変の舞台。そのあたりは、多少地理を知っているのですが、数十年前、県境の川の周囲は犯罪が多いので注意してねと言われたことがあるけれど、日本の警察組織は、未だ改革されてないんですねえ。
戦うヒロイン・優莉結衣のキャラクターが良い。とにかく、潔くカッコいい。ダイハードよろしく次々発生する事象に、あざやかに格闘していく。身体能力が高く、戦闘知識に長ける。その理由が、テロ事件を起こし死刑になった父親に育てられたから。という、なさそうで、ありそうで、かわいそうな生い立ち。敵とみなした相手には清々しく容赦ないのに、友人に優しかったりする。
続編が多く、人気が高い理由が、よくわかりました。-
ヒント3……って待てやぁ!!(ーー;)
黙って聞いてたら人をなんだと。
もろにエッローイ表紙とかは逆に全然平気で、むしろ楽しくて^^
逆に...ヒント3……って待てやぁ!!(ーー;)
黙って聞いてたら人をなんだと。
もろにエッローイ表紙とかは逆に全然平気で、むしろ楽しくて^^
逆にカワイイ感じのや、思わせぶりくさいのとかが恥ずかしくて嫌!
おびのーりさんは、どんな恥ずかしいことをやらかしたんだろう?
勝手に妄想して楽しんどこっと(˃͈ દ ˂͈ ༶ )2022/11/14 -
2022/11/14
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2022/11/15
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このありえないだらけのシチュエーション、ぶっ飛んでて好きですねぇ。
作中にも出てきますが、これは戦争です。
緊迫感とスピード感があり、こちらに息つく間を与えさせない感じです。
そんな中、主人公の優莉結衣が私の想像と違ってそれがまた良かったぁ。
話の通じないイカれた女子高生を想像していたけど、聡明で優しくて強いというギャップが作品の良さを引き立てるように感じます。
総理、最初と最後で人格変わっちゃってるよね笑
あと、田代くん最後の一言気になるなぁ…
えらいもんに足突っ込んだかな^_^ -
デビュー作「催眠」以来となる松岡圭祐さん。
今回も遠慮しようかと思ったんですが、ずいぶんと評価されているようで、シリーズも長く続いているようなので試しに手に取ってみました。
ダメでした~。合わない_| ̄|○
謎の武装組織に占拠された高校で、スーパーな女子高生が孤軍奮闘する物語。
パラパラと読めます。
う~ん。敵が残念かな。魅力も恐怖も感じない。こんな凄い奴をどうやって倒すんだ~、と思わせる相手がいない。ただただ物量と人数のみ。そもそも動機もなんだったんだろうという感が拭えない。
続巻はもういいかな。
舞台となる武蔵小杉周辺が懐かしかった。
昔ちょっとだけ住んでたときはタワマンなんぞまだ影も形もなく、貧相な砂利道の一角にいたんだけど、あのとき土地でも買っていたら大儲けできたかな。残念。-
2023/02/04
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2023/02/04
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2023/02/04
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あ〜、グロい。
殺人描写がえげつない。
でも主人公 結衣の研ぎ澄まされた戦闘能力、IQの高さ、優しさ、どれも魅力的でかっこいい。
これはヤバいシリーズに手を出してしまったな〜
さて、シリーズ2作目を読もう(笑)-
きたごやたろうさん。はじめまして^_^
私も高校事変ファンの1人です。
私は最新号まで全て読んでいるんですが過去に読んだ事変の印象が薄れてき...きたごやたろうさん。はじめまして^_^
私も高校事変ファンの1人です。
私は最新号まで全て読んでいるんですが過去に読んだ事変の印象が薄れてきてますね。
きたごやたろうさん、是非一気読みに挑戦してみてください。
ゆきみだいふくさんも、早く最新号を読んでみてください。
最新号は、近所の図書館で早期に予約できたのでラッキーでした♪2025/02/28 -
岳東さん
確かに終わりに近づいてると認識しつつ、それがさみしいような気もします(^^)
高校事変22までは読みました❢
岳東さん
確かに終わりに近づいてると認識しつつ、それがさみしいような気もします(^^)
高校事変22までは読みました❢
2025/02/28 -
2025/02/28
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内容は作品紹介にゆずるとして、このシリーズもAmazonで見ると13まである。2019年に出てからマンガや映画化の話も。展開早いな~。
荒唐無稽でエグいけど勧善懲悪。
思わず次の巻の予約を入れてしまった。
作品紹介・あらすじ
優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る! -
ひゃーーーカッコいい!
孤高の悲しみを背負った戦う女子高生ヒロイン!!
戦闘の知識とか、身のこなしがカッコ良すぎて
麗しくて、好き(笑)
世代的に戦う乙女ってくすぐられる
やっぱ女子高生は世界を救うんよ(笑)
La Soldier〜♪
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「いいね」ありがとうございます。
わー。
高校事変、読んでくれていたんだね。
ちょい過激だけどオイラはおもしろかったです!「いいね」ありがとうございます。
わー。
高校事変、読んでくれていたんだね。
ちょい過激だけどオイラはおもしろかったです!2025/04/10 -
きたごやたろう様
ブクログでコメントをいただいたのは初めてです^ ^
高校事変、とても面白かったです♪
しかも続きがたくさんあったのですね...きたごやたろう様
ブクログでコメントをいただいたのは初めてです^ ^
高校事変、とても面白かったです♪
しかも続きがたくさんあったのですね!
これからの楽しみも出来て、この本に出会えて幸せを感じています^ ^2025/04/10 -
2025/04/10
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面白かった!!
これこそアクションエンターテインメント小説!久々にスカッとした小説を読んだな~☆
実を言うと松岡圭祐先生の小説を読むのは初めてです。そうあの有名な『千里眼』シリーズも『万能鑑定士Q』シリーズも読んだことはないのです。
では、なぜ本書から?という質問には、そうですね・・・。ヒロインのキャラ紹介が秀逸だったからでしょうか。
この本書のヒロイン・優莉結衣(ゆうり・ゆい)は公立高校に通う高校2年の女子校生。平凡な女子校生かといえば、とんでもない。彼女は平成最大のテロ事件を起こし既に死刑となった男の娘という超いわく付きのJKなのです。
この父親というのは読者が読めばすぐに分かるのですが、地下鉄サリン事件の首謀者がモチーフとなっていて、過去にはサリン事件だけではなく、数々の反グレ集団を束ね、日本中で国民を震え上がらせるような数々の凶悪事件を起こしたグループの首領という設定になっています。
そんな優莉結衣は幼少の頃から、父親やその周辺の大人達から彼らの特技の数々を教え込まれており、言うなれば天才的暗殺マシーンに育て上げられてしまったのです。
そんな彼女ですが、現在は、施設で穏やかに暮らしています。
頭も良く、語学も堪能、そして銃器の扱いも格闘術も、身の回りの物を使って爆発物を作るのも大得意、そして当然のように超絶美少女(←男性読者的にはここ、一番重要ですねw)。
そんな彼女が通う武蔵小杉高校では、彼女は当然浮いた存在、誰もが腫れ物を触るように、あるいは声高に『凶悪犯罪者の娘』というレッテルを貼られて、日々の高校生活を送っています。
そんな武蔵小杉高校には、あるバトミントンのスタープレーヤーがいます。ベトナムから日本に帰化し、来年の東京オリンピックでは金メダルの有力候補となっている男子高校生。
彼に会うという名目で総理大臣が武蔵小杉高校へ視察に訪れることになったのですが、総理大臣が武蔵小杉高校に視察へ訪れた際、謎の武装勢力がこの高校を占拠しまうのです。
そんな状況で優莉結衣が取った行動は・・・・・・日々『迫害』とも言えるような状況におかれていた彼女にとって、この状況はまさに「水を得た魚」。
彼女の胸がすくような活躍が繰り広げられます。
これ、ホント面白い。
特に今読むからこの小説、面白いんだよね。今の世相のパロディ満載。
舞台はまさに今、この瞬間。来年2020年に東京オリンピックを控えている時期で、総理大臣は誰が見ても安倍首相そのもの、もちろん安倍首相という名前ではありませんが、山口県出身の65歳で、首相を連続3期勤めており、リオ五輪ではマリオの仮装をして、世界中を驚かせたというエピソードもそのままです。
ただ、この本の中ではこの首相は、殊更「バカな総理大臣」とも、もの凄く「マッチョな総理大臣」だとも描かれてはいないので、読者はフラットな感じでは読むことができます。
なんにせよ、ここは優莉結衣の活躍を何も考えないで愉しむのが、読者のスタンスでしょう。
「戦う美少女ヒロイン」と言えば、古くは『風の谷のナウシカ』まで遡ることができるでしょうか。その後は、セーラームーンやプリキュアなどの魔法少女系ヒロイン、そして『エヴァンゲリオン』の綾波レイやアスカ・ラングレーなどのパイロット系ヒロインに繋がると思いますが、いずれのヒロインも『正義の味方』的立ち位置にいると思います。
いや、戦うヒロインの元祖は『キューティーハニー』だとか『リボンの騎士』だとかというような声も聞こえてきそうですが、ここはそれを論争する場所ではないので「その話は今日はやめておきましょう」(笑)。
話を戻すと、いずれも『正義の味方』的位置に立つ戦うヒロインですが、この優莉結衣はまったくもって『正義の味方』的位置にはいません。まさに生まれながらにして「ダークヒロイン」の名を欲しいままに活躍してくれるのが、この『優莉結衣』というJK。いままでいそうでいなかったヒロイン像です。
まあ、当然ですよね。
いかに極悪人とは言っても、父親は日本政府に処刑され、子供の頃から自分のことを実の親以上にいろいろと世話してくれた幹部連中も一緒に死刑。そんな彼女に「日本政府を恨むな」とか「品行方正に暮らせ」と言ってもそれは酷というものです。
ですので、この日本政府の一大事に優莉結衣に「総理大臣を助けよう、救おう」というモチベーションはまったくありません(笑)。「自分にちょっと優しくしてくれた同級生を助けてあげよっか」というくらいの価値観と「死ぬべき人でない人を殺すのは良くない」というごくごく普通の常識、そして自分の能力を存分に発揮できる喜びという感情だけで武装集団と戦います。
「3歳から楽器の演奏を習っていた子供が成長するたびに大舞台で演奏したくなるのと同じように、自分が3歳の時から習得した技術を披露したくなるのと同じ気持ち」とこの状況を優莉結衣が楽しんでいるのをみて「異常」を通り越してもはや「天晴れ」と言いたくなります(笑)。
そして、この小説内で繰り広げられるアクションの数々と本作品がオマージュした『ダイ・ハード』や『トイ・ソルジャー』といった映画への評論など、ちょっとしたアクション映画ファンなら「にやり」とする場面がちりばめられています。
荒唐無稽なアクション小説と言ってしまえばそれまでですが、本書は一度読み出したら一気読みするのは確実です。
戦う女子高校生が主人公ですので、読む前はエログロ描写が酷いかなと思ったのですが、意外に微グロ微エロ程度の描写で、そういった描写が苦手な人にも安心です(笑)。
僕はもう、本作1作で完全に優莉結衣ファンになってしまいましたよ。
もう既に2作目、3作目が刊行されているので、ぜひ続編も読んでみようと思います。 -
松岡圭祐『高校事変』角川文庫。
まさか全12巻の長編になるとは。先日読んだ『JK』と『JK II』が意外にもハードな内容で面白かったので、この『高校事変』も読んでみようと10巻までを古本屋でまとめ買いし、11巻と12巻を新刊で購入した。これから他の新刊を読む合間に読んでみようかと思う。
やはりこのシリーズもハードで非常にスリリングだ。刊行当初、学園小説かと読むのを躊躇していたことが恥ずかしい。物凄く面白い。映画の『ランボー』或いは『ダイ・ハード』を観ているかのようだ。
平成最大のテロ事件に関わり、死刑となった父親を持つ優莉結衣は児童養護施設から武蔵小杉高校に通う高校2年生だったが、同級生から疎まれ、教師からも色眼鏡で見られる存在だった。
そんな武蔵小杉高校に支持率向上を狙う総理大臣が抜き打ちで訪問することになる。総理がいつもの倍のSPを伴い、校舎を訪れ、生徒や教員らとの交流が始まる。が、突如、武装勢力が侵入するや教師や生徒、SPが銃殺され、総理が人質に取られそうになる。
危険分子と目され、別の教室で自習をさせられていた結衣は逃げ惑う総理ら一行と遭遇。結衣は、次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器に関する類稀な知識と技術、機転で次々と撃退していく。
高校を占拠した謎の武装勢力の目的は……
そして、事件の真相と結末は……
作中にNECルネッサンスシティが登場する。NEC玉川事業所の前にそびえるデカいビル。本社のスーパータワーと同様に売却したのではなかったか。
本体価格780円(確か古本480円だったか)
★★★★★ -
ずっと気になっていた本。
高校に侵入してきた謎の武装勢力に対して戦う女子高生。
スピード感があって映画を観てるよう。。
ただ内容は凄惨なシーンもありびっくりした。
戦争下の残酷さや死が迫った時の人の心理をひしひしと感じました。-
ツッコミ所は満載ですが、そこを気にする話ではないんで、スキッとして面白いですよ。
作家の松岡圭祐さん、書くペース速いんで、ドンドン出版されて...ツッコミ所は満載ですが、そこを気にする話ではないんで、スキッとして面白いですよ。
作家の松岡圭祐さん、書くペース速いんで、ドンドン出版されていくので、追いつくの大変です。笑。
大人版としては、「探偵の探偵」が、こんな感じです。2023/12/25 -
2023/12/25
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2023/12/26
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著者プロフィール
松岡圭祐の作品





