天上の葦 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.29
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本棚登録 : 2850
感想 : 167
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041084144

作品紹介・あらすじ

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編!

感想・レビュー・書評

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  • 過去と現在がどのように繋がっていくのだろう。登場人物の個性と相まって、絡み合う関係。最後の場面は、瀬戸内の小さな島。その背景もまた謎を深める。下巻が楽しみ。

  • 上巻を読了。感想は下巻を読んでから。

    太田愛さんは難しいテーマを分かりやすく、面白く作品に仕上げてしまうのだからとにかく凄い。中々ストーリーの全容を掴ませてくれないので下巻を読んでみないと…だけど、戦争の残した爪痕や公安の恐ろしさは読んでいてドキドキしました。

    持ち込み可の飲食店で修司・鑓水・相馬が落ち合った場面で、鑓水がアメ横で買ったマグロの短冊とともに持ち込んだ包丁が直後に活かされる描写があり、ムダな会話や小道具がない凄い作家だと改めて感じました。読んでいて何か違和感を覚える事があったらきっと仕掛けがあるんだと思う、まぁ自分は気付けない方なので後半の怒涛の伏線回収待ちです笑。

  • 幻夏・犯罪者に続く天上の葦。鑓水・修司興信所コンビと相馬警察官。太田さんの小説は、どれも“聖母たちのララバイ“が流れてきそうな雰囲気が良いです。
    渋谷スクランブル交差点で、一人の老人が空を指さしながら絶命する、そしてその様子がネットに拡散されていく、そして彼らが動き出す。
    興信所コンビは、与党の重鎮から報酬一千万でこの事件の調査を依頼される。相馬は、警視庁公安部課長から極秘に警察官失踪の捜索の指示を受ける。そして、たどり着いた先で三人は合流。
    重要な登場人物が多く、それぞれ疑惑的で個性的。上巻では、謎は増すばかり。さて、三人は小さな手がかりから岡山の小さな島で、解決を目指します。
    下巻へ急ぎます。

  • 白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!?


    大好きな鑓水と修二と相馬シリーズ
    三作品かな
    本を買って読むのが勿体なくって暫く…いや長く温めていました。
    やっぱり凄く面白い
    冒頭からテンポ良くグイグイと引き込まれていきました。
    謎は全く私にはまだ解けず、予想すら出来なかった。
    このボリュームの下巻が待っているんだと嬉しい様な悲しいような複雑な心境
    でも、やはり下巻を読むのがとっても楽しみです。

  • 『犯罪者』『幻夏』で活躍した鑓水、修司、相馬の三人。
    今作品でも謎の依頼に果敢に取り組む姿にワクワク。
    今回は鑓水の興信所事務所に愛犬の四郎が登場。
    このワンちゃん、新登場だっけ?

    太田愛さんの作品は、背後に社会問題が絡んでいて複雑。
    核心に何があるのか、上巻の段階ではまだ明確ではない。
    そして登場人物が多いのです。
    警察組織、報道業界、戦時中の海軍組織、等々。
    対立の図式が見えてくるのは中盤になってから。
    そして、ついつい時間を忘れてしまうくらい面白い!
    巧妙な話術。
    手掛かりを得るスキル。
    間一髪の逃亡劇。
    核心に迫ろうとする行動の速さ。

    公安の目をかわして逃げ延びた三人。
    真実を解明しようと苦戦中。
    一方 公安は、彼らの居場所を的確に推測し、
    あと少しのところまで迫ろうとする。
    怖い、怖い!つかまっちゃうよ!
    ……というところで、(下巻に続く)の文字。

    夜ふかしが続くのはよくないので、今夜はここまで。

    • bmakiさん
      ついつい夜更かししちゃいますよね!
      そのくらい凄い本だったと思います(*^▽^*)
      でも、睡眠時間は大切にしてくださいm(_ _)m
      ついつい夜更かししちゃいますよね!
      そのくらい凄い本だったと思います(*^▽^*)
      でも、睡眠時間は大切にしてくださいm(_ _)m
      2024/03/05
    • yyさん
      bmakiさん、この本面白過ぎる!

      一日中読んでいたいけど、そうもいかなくてストレスだわぁ。
      …と言いながら、夕食の後片付けが終わっ...
      bmakiさん、この本面白過ぎる!

      一日中読んでいたいけど、そうもいかなくてストレスだわぁ。
      …と言いながら、夕食の後片付けが終わった後、
      ず~っと下巻を読みふけっていたところ ^^;)

      今日中に読み切るのは無理。
      どこで辞めようかな。
      面白くなってきちゃったし…。
      でも、はい!
      睡眠不足は、お肌にも体にも脳にもよくない。
      って、お肌優先(笑)
      ちゃんと寝ます☆彡
      2024/03/05
  • 真昼のスクランブル交差点で空を指さし絶命した老人、正光秀雄の死の真相をめぐり
    再び修司、鑓水、相馬の3人はその謎を追う…
    正光は一体何を伝えたかったのか、そしてその真相の裏には何が隠されているのか…
    これまで困難な事件を3人で解決してきた修司・鑓水・相馬、このトリオの活躍をまた見られると思うと読む前からワクワクしておりました。
    序盤はゆったりと物語が進んでいき、3人がある島の存在に気づきはじめたくらいからハラハラドキドキの展開でした。(お決まりの緊張感のあるシーンが続きます)
    そして登場回数は後半に連れて少なくなっていきましたが四郎が登場するシーンは、
    とても可愛くほっこりします。
    特に鑓水の溺愛っぷりに愛しさを感じました。
    このスピード感のまま下巻に進んでいきたいと思います。
    それにしてもこの3人が平和に暮らせる日は訪れるのでしょうか・・・笑

  • 10月10日の正午、渋谷のスクランブル交差点で老人が空を指差し絶命する。

    興信所を営む鑓水と修司の元に現れたのは、
    前回作にも出てきた、憎き適役の服部。

    「老人が最後に何を指したか突き止めてください。納期は2週間。」


    老人が亡くなった同じ居、一人の公安警察官が姿を消した。
    鑓水の友人で停職中の刑事の相馬は、公安の前島から失踪した刑事を探すよう命じられる。

    二つの事件はやがて、ひとつに結ばれる。



    いやぁ、もう面白い匂いしかしない。
    絶対面白い。間違いない。

    この先どうなるのか!?

    時間があればずっと読書をしていたい!!!

  • みなさんは「次の本」を選ぶとき他の方のブックリストやレビューをどのくらい参考にしますか?
    自分はというと…めちゃくちゃ参考にします!
    とくに自分と似たような本棚を持っている方(好みが近いと判断)が高評価している作品は必ずメモっておりますし、熱さが感じられるレビューにはすぐ心動かされちゃいます
    なのでレビューはめちゃくちゃ読んでます
    (絵本とか実用書、映画、音楽なんかは恐らく手に取らないので読んでません。また未読作品のネタバレも絶対読まないですw)追記:絶対は嘘でした。たまに普通に読んでるときありますw

    フォローさせて頂いてる方で高評価した後とかに私がすぐ読んでたら、自分のレビューに動かされたなと思って頂いて100%間違いありませんw

    今では当たり前の顔して語ってますが、相当長いこと読書から離れてたので辻村深月さんも原田マハさんも有川ひろさんもブクログで知ったんですよね

    また特に最近の海外の作家さんについては本当にもう何も知らなくて、この方が高評価してる作品は無条件で読む!という方が何人もいらっしゃいます

    感謝感謝感謝(北の国から五郎さん風)

    そして今回の太田愛さんもブクログ内や信頼するフォローさんの評価が高かったので手に取りました
    もちろんシリーズ3作目というのは知ってますが『犯罪者』とか図書館になかったんですもの

    で、やっぱり面白かったです
    続きが楽しみ

    感謝感謝感謝の下巻へ!

    • ひまわりめろんさん
      アンシロさん
      こんばんは!

      ブクログ楽しいですよね
      そして太田愛さん
      自分の手元に『犯罪者』あります
      こちらも楽しみ

      またいつでもおいで...
      アンシロさん
      こんばんは!

      ブクログ楽しいですよね
      そして太田愛さん
      自分の手元に『犯罪者』あります
      こちらも楽しみ

      またいつでもおいでくださいまし〜
      2024/01/07
    • アンシロさん
      『犯罪者』を無事手にされたのですね(*^^*)面白くて倒れます笑。
      『犯罪者』を無事手にされたのですね(*^^*)面白くて倒れます笑。
      2024/01/07
    • ひまわりめろんさん
      要注意ですな!
      要注意ですな!
      2024/01/07
  • むむむ、、面白いんだが、、登場人物多く、、(誰が何所属なのかの説明ページあるのは本当に嬉しいが)話の進み方が、2つの方向からなので、難しく思えてしまうー。
    完全に幻夏と比べてしまってますが。。
    しかし、何がどうなるのか気になるから、おそらく下も購入するであろう……





    ※個人日記メモ
    今月まだ一冊だあ、、仕事も忙しく、、有休で札幌帰省していたから。ラーメン、海鮮、スープカレー最高、自然最高。札幌にずっーと住みたい。

  • とにかく素晴らしい。犯罪者、幻夏も素晴らしかったですが、本作も大変読み応えがあり一気読みでした。上下巻読み終わりましたので、さらなる感想は下巻の方に記載。

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田愛の作品

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