- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041084144
作品紹介・あらすじ
白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編!
感想・レビュー・書評
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幻夏・犯罪者に続く天上の葦。鑓水・修司興信所コンビと相馬警察官。太田さんの小説は、どれも“聖母たちのララバイ“が流れてきそうな雰囲気が良いです。
渋谷スクランブル交差点で、一人の老人が空を指さしながら絶命する、そしてその様子がネットに拡散されていく、そして彼らが動き出す。
興信所コンビは、与党の重鎮から報酬一千万でこの事件の調査を依頼される。相馬は、警視庁公安部課長から極秘に警察官失踪の捜索の指示を受ける。そして、たどり着いた先で三人は合流。
重要な登場人物が多く、それぞれ疑惑的で個性的。上巻では、謎は増すばかり。さて、三人は小さな手がかりから岡山の小さな島で、解決を目指します。
下巻へ急ぎます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真昼のスクランブル交差点で空を指さし絶命した老人、正光秀雄の死の真相をめぐり
再び修司、鑓水、相馬の3人はその謎を追う…
正光は一体何を伝えたかったのか、そしてその真相の裏には何が隠されているのか…
これまで困難な事件を3人で解決してきた修司・鑓水・相馬、このトリオの活躍をまた見られると思うと読む前からワクワクしておりました。
序盤はゆったりと物語が進んでいき、3人がある島の存在に気づきはじめたくらいからハラハラドキドキの展開でした。(お決まりの緊張感のあるシーンが続きます)
そして登場回数は後半に連れて少なくなっていきましたが四郎が登場するシーンは、
とても可愛くほっこりします。
特に鑓水の溺愛っぷりに愛しさを感じました。
このスピード感のまま下巻に進んでいきたいと思います。
それにしてもこの3人が平和に暮らせる日は訪れるのでしょうか・・・笑 -
過去と現在がどのように繋がっていくのだろう。登場人物の個性と相まって、絡み合う関係。最後の場面は、瀬戸内の小さな島。その背景もまた謎を深める。下巻が楽しみ。
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10月10日の正午、渋谷のスクランブル交差点で老人が空を指差し絶命する。
興信所を営む鑓水と修司の元に現れたのは、
前回作にも出てきた、憎き適役の服部。
「老人が最後に何を指したか突き止めてください。納期は2週間。」
老人が亡くなった同じ居、一人の公安警察官が姿を消した。
鑓水の友人で停職中の刑事の相馬は、公安の前島から失踪した刑事を探すよう命じられる。
二つの事件はやがて、ひとつに結ばれる。
いやぁ、もう面白い匂いしかしない。
絶対面白い。間違いない。
この先どうなるのか!?
時間があればずっと読書をしていたい!!! -
むむむ、、面白いんだが、、登場人物多く、、(誰が何所属なのかの説明ページあるのは本当に嬉しいが)話の進み方が、2つの方向からなので、難しく思えてしまうー。
完全に幻夏と比べてしまってますが。。
しかし、何がどうなるのか気になるから、おそらく下も購入するであろう……
※個人日記メモ
今月まだ一冊だあ、、仕事も忙しく、、有休で札幌帰省していたから。ラーメン、海鮮、スープカレー最高、自然最高。札幌にずっーと住みたい。 -
みなさんは「次の本」を選ぶとき他の方のブックリストやレビューをどのくらい参考にしますか?
自分はというと…めちゃくちゃ参考にします!
とくに自分と似たような本棚を持っている方(好みが近いと判断)が高評価している作品は必ずメモっておりますし、熱さが感じられるレビューにはすぐ心動かされちゃいます
なのでレビューはめちゃくちゃ読んでます
(絵本とか実用書、映画、音楽なんかは恐らく手に取らないので読んでません。また未読作品のネタバレも絶対読まないですw)追記:絶対は嘘でした。たまに普通に読んでるときありますw
フォローさせて頂いてる方で高評価した後とかに私がすぐ読んでたら、自分のレビューに動かされたなと思って頂いて100%間違いありませんw
今では当たり前の顔して語ってますが、相当長いこと読書から離れてたので辻村深月さんも原田マハさんも有川ひろさんもブクログで知ったんですよね
また特に最近の海外の作家さんについては本当にもう何も知らなくて、この方が高評価してる作品は無条件で読む!という方が何人もいらっしゃいます
感謝感謝感謝(北の国から五郎さん風)
そして今回の太田愛さんもブクログ内や信頼するフォローさんの評価が高かったので手に取りました
もちろんシリーズ3作目というのは知ってますが『犯罪者』とか図書館になかったんですもの
で、やっぱり面白かったです
続きが楽しみ
感謝感謝感謝の下巻へ! -
犯罪者、幻夏で確固たる絆ができている鑓水、相馬、修司のやり取りが微笑ましくすっかりファンである。あと四郎も可愛くてたまらない。小声で呼んでリュックに飛び込むところとか、きゅんです。キャラが全員いい味出してるなぁ〜。
上下巻どちらも分厚いが、読ませる文章であっという間に上巻読了。展開が飽きさせないし、真相が気になる〜!いざ下巻へ! -
下巻へ
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この3人の物語は相変わらずで、星五つしか付けれません。休む間もなく下巻へ。
著者プロフィール
太田愛の作品






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