- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041084465
作品紹介・あらすじ
声優・緒方恵美、初の自伝本発売!
『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ、
『幽☆遊☆白書』蔵馬、
『美少女戦士セーラームーン』天王はるか/セーラーウラヌス、
『カードキャプターさくら』月城雪兎/ユエ、
『遊☆戯☆王』武藤遊戯、
『ダンガンロンパ』苗木誠/狛枝凪斗、
『地縛少年花子くん』花子くん/つかさ、etc.
数々の人気作/役を演じてきた
大人気声優が初めて明かす、これまでとこれから。
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その時はいっぱいいっぱいだったけど、こうしたらもっとラクだったとか、死にそうだったけど、結果的に選択したことは正しかったとか。
折しも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ完結編の収録が終わり、ひとつ、大きな荷をおろせそうなタイミング。
膨大な私の「トライ&エラー」。それを越えた先に拡がった世界の話。
それをお伝えすることで、もしかしたら、誰かのお役に立てるのかもしれない。
僕はここにいてもいいのかもしれない。
僕はここにいてもいいんだ!
――「はじめに」より
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声優・緒方恵美がいま伝えたいこと。オール書き下ろし、出演作品秘話も満載!
巻頭には、ライブの写真の数々やアフレコ時の写真、幼少期~学生時代の貴重な写真も掲載した豪華16ページカラーグラビアも収録。
感想・レビュー・書評
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■ Before(本の選定理由)
永らく活躍されている声優さんの著書。東大へ進学?卒業?というニュースを観て、自伝ともいえる本を読みたいと思った。
■ 気づき
なんと繊細な方だろう。エンターテインメント、かつ女性・声優という環境下にあって、とても苦労されたと思うけれど、後進の指導に活かしている姿に感銘を受けた。
■ Todo
きっと緒方さんはどんな仕事でも大成されたと思うけれど、とてもコストの低い、アニメという形で作品に触れられるのは私達は贅沢だと思う。 -
90年代に彗星のように現れて、声優の表現をぐいぐいひっぱってきた緒方さん。キャラクターとひとつになりながら、ご自身のたたずまいを物語のそこかしこに感じさせる声優さんです。
これまでインタビューはたくさんありましたが、ご自身で綴られたこの自伝は格別です。読者のひとりひとりに、ファンのひとりひとりに語りかける文章が、こころに染みます。
理不尽なこと、辛いことも果敢に乗り越えられてきたことを改めて知って、尊敬の念はいっそう強くなりました。コロナにも負けないでください! -
子供時代から今まで、ご自身の半生を余すところなく綴ってくれたファン必読の1冊。声優を続ける大変さ、業界の変遷をその目で見、巻き込まれながら、今は後進の育成にも力を注ぐ姿。アーティストとしても才能を発揮しながら、昨年からのコロナ禍で追い詰められるエンタメ業界を憂い、行動する姿……とにかく生き様がロックでカッコいい。個人的にはやはり、初恋のキャラクターである蔵馬(南野秀一)のエピソードはとても嬉しかったが、蔵馬役の最初の1年がそんなにも激動の1年だったとは知らなかった。緒方さんのこれからの活動も応援したいと改めて思えた。
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結構ボリュームがあったのですが面白くてあっという間に読んでしまいました‼︎
占いの話や若い頃の出演作でのエピソードなど、wikiに書いてあることが更に掘り下げられていて大変興味深かったです。
占いの話なんて本当に運命としか言いようがなくて……
緒方さんは声のお仕事をするべくしてされている方なんだなと実感しました。
明るく楽しい話ばかりではなくて辛かったことや孤独だった頃の話もされていているのが大変よかったです。
実家の借金の額がとんでもなくて、これを返済しきったの本当にすごいなと思います。
辛いこともたくさんあるけど緒方さんを見習って謙虚に頑張っていこうと思えました。
余談ですが、Xでこちらの本の感想をポストしたら緒方さん自身がRPして下さって大変嬉しかったです!
体調に気をつけて声のお仕事を続けていって頂きたいと思います。
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オーディブルで拝聴。声優緒方恵美による自伝。代表作も多いし割と順風満帆な人生なのかと思っていたら、思った以上に波瀾万丈で濃密な人生を送っていて聞き応えがあった。
業界の裏話や、時代とともに移り変わっていく声優業界の話、自信が思うこと、ハラスメントについて等、赤裸々に語られていて面白い。
この人はとても責任感が強く、とても繊細な人なんだと感じた。 -
緒方恵美さんに対しての印象が大きく変わった。
中学生のようなピュアな感性を抱えながら、濁流のような業界を必死に泳いでいるのだなと。 -
自身の自伝、声優とは、芝居とはを自身の言葉で語っている。
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声優としてだけでなく、アーティストとしてだけでなく、『緒方恵美』というかけがえのない一人の心からの声を聞かせて頂くような一冊でした。
今回、この本はオーディブルで聴く読書として聴かせて頂きました。
緒方恵美さんが書かれた本を、ご本人の声で聴くことができるなんて贅沢だな。
聴き始めるまでの私はそのくらいの感覚でこの本をリーディングリストに入れました。
私は、緒方恵美さんをいくつかのアニメで聴いたことのある声優さんとしてしか認識をしていませんでした。
幽遊白書の蔵馬役、セーラームーンのウラヌス役、私が学生時代に社会現象にもなったヱヴァンゲリヲンのシンジ役。しばらくあまり姿を見ないなと思っていたら、最近の方のアニメでは地獄少年花子くんにも出演しておられて、ああまだ一線で活躍されている方なんだな。とても素敵な声をお持ちの方だもの、年齢を問わず活躍しておられるんだな。
そのくらいの認識でした。
でも、この一冊を読んで印象ががらりと変わりました。
言葉の力を、強く強く感じる方でした。
ずっと戦って、もがいて、見えない光を探して、掴んだと思ったらなくして、それでも諦めないと必死に足を踏みしめている方なんだと、知りました。
自著をご自身で読まれているので、まるで本人が語りかけて下さっているような距離感で、本文を読むことができました。
自身をなくしたとき、迷ったとき、疲れて動けなくなってしまいそうなとき、この本があることを思い出して手に取りたいような一冊です。
本当に、この一冊に、出会えてよかった。
いつか、なんて先の話をするといつなくなってしまうか分からないので、まずは緒方恵美さんの魂のこもった歌を聞くことができるうちに、CDでもライブでも、聴いてみたいと思っています。 -
オーディブルにて読了。
緒方さん自身が朗読していて最高だった。
緒方さんの努力されてきた半生が読めて、より緒方さんが好きになった。
昔から◯ニはヤバそうなところだと素人側ですら感じていたが
マジでそこまでだったのかというのも知れた。
声優さんたちには頑張ってほしい。