- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041085134
作品紹介・あらすじ
ある日突然、勇者として異世界に召喚された響。けれど勇者としての力は目覚めず、夜に訪れる黒猫だけが心の支えだった。ある時、響は虐げられた獣人の奴隷を匿うが、それに嫉妬した黒猫が突然人型に変身して…!?
感想・レビュー・書評
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黒獅子パパ~のスピンオフ。楓の兄、響の話。
誰を信用していいか分からない。味方が1人もいない。そんな辛い環境にあったも、楓のことを忘れない響は強い。過去の罪悪感から自分の拠り所としてだったとしても。楓に甘えているとこほもありそうだけど。
響のことが好きで仕方ないクロムの、「離れたくない」「嫌われたくない」と力一杯アピールする行動が、可愛かった。無条件に必要としてくれる人と響が出会えて、こっちまで嬉しくなる。楓とヴァルトの「その後」が見られるのも楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「黒獅子パパの恋つがい」の双子の兄編。
さくっと軽め。 -
前作のスピンオフだけど続編でもありました。
溺愛する弟である前作主人公を探している中、そうとは知らず異世界転移した響。勇者扱いされるも、意に添わないことを押し付けられそうになり、優秀な頭脳を使ってかわすも追い込まれそうになる中、攻に会う。
徐々に、前作主人公の存在がこの話に関わってくるのがわかる面白さもあり、先の読めない面白さもある。
そして、なかなか正体を明かさないながらも、響への気持ちがダダもれな攻も良い。
チート能力は最後の最後で。それがじれったくもあり、盛り上がりもあって良かったです。