文豪ストレイドッグス STORM BRINGER (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2021年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041085172
作品紹介・あらすじ
太宰治とともに『荒覇吐事件』を終息させ、ポートマフィアに加入して1年。
幹部の座を狙う中原中也の前に現れたのは、中也を弟と呼ぶ暗殺王ポール・ヴェルレエヌだった!
「お前の心に関わる人間を、全員暗殺する」
彼の計画を阻止するため、中也は欧州の人造知能捜査官・アダムと手を組む。
それは横浜をふたたび呑みこむ嵐の予兆。
中原中也とは一体“何”なのか。射干玉の闇に包まれた過去の真実が今、明らかになる――!
感想・レビュー・書評
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これは本当に映画化して欲しい作品。中也がメインでほとんど中也しかでてきません。中也のファンにはぜひ読んで欲しい作品。辛いシーンも多くありますがそれでも最後には希望をみせてもらえました。じっくり
読んで欲しい作品です。 -
『太宰、中也、十五歳』の後編。
中也の生い立ちがわかってくるけれど、肉体的にも精神的にも痛い。そんなに傷つけなくても…と思うほど。それでも突き進む中也はやはり強い。 -
文豪ストレイドッグスの番外、太宰と中也の過去編。太宰の畳み掛けるような「こんな事もあろうかと」は天丼の域に達していると思う。それはともかく前作の『太宰、中也、十五歳』を読み返さないとすっかり忘れている。尾崎紅葉は本当は男だよとかはもうヤボなツッコミ。敢えてテーマを言えば、アイデンティティ、かな。
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過去の中也については謎に包まれていたが今回読んだことで他の小説や本編と繋がっていたりと過去の積み重ねが実感出来た回でとても面白かった。
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1980年代の週刊少年ジャンプの作品を彷彿とさせる、連続するバトルと必殺技の応酬。
そして、パワーインフレ寸前のクライマックスに、お腹いっぱい楽しみました。
お茶目なアダムに星一つ