新・入り婿侍商い帖 嫉妬の代償 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041085479

作品紹介・あらすじ

札差羽黒屋が扱う禄米を奪った一味が、尋問の中で共謀者として、勝田昌三郎の名を挙げた。さらに昌三郎は、殺しの容疑までかけられる。勝田家は五月女家と最も血縁が深く、五月女善太郎にとっても他人事ではない。疑いを晴らすべく奔走していると、実家の大黒屋の米倉庫が付け火に遭ってしまう。一方、幼馴染のお稲との間にも跡継ぎ問題を抱えており……。次々に勃発する問題に立ち向かう、大注目新シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 入り婿侍商い帖シリーズの18作目
    「嫉妬の代償 ー 新・入り婿侍商い帖」シリーズ(第二期)の2作目
    2019.11発行。字の大きさは…中。

    旗本・早乙女善太郎と羽前屋のお稲は、身動きできない病床の老人2人の願いと執念にぶつかっていた。
    お稲は、善太郎の祖母・久美とお稲の祖父・恒右衛門へ、生まれる子について両家がなんとか納得する話をする。
    それは、男の子であれば、早乙女家に入れて頂き、女の子であれば、羽前屋で育てるいうものである。
    これは、久美も恒右衛門も何とかのめる案であった。
    そんななか、お稲は、善太郎の子を産む。
    そして生まれて来た子は、女の子であった。

    前回 強奪に有った切米140俵は奪い返したが、この強奪事件と、強奪犯の臼井笹次郎の殺害事件もまだ終わっていない。
    今回は、この両事件が解決するが、おおもとの大身旗本・佐橋家は残った。
    次回は佐橋家がどう動くか…

  • 2022.12.15

  • 付け火とは酷いことを。

  • 苦しいときに助けを求めるのは、恥ではない。借りを受けたと思えば、いつか返せばいい

  • 2019年11月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。通算18 作目。前巻から続くはらはらどきどき感は、今回も同様にある。事件は片付き、善太郎とお稲と生まれた女の子は、ひとまず良い方に進めた。大団円だ。

  • 角次郎・お万季から善太郎・お波津に主役が移行した千野隆司さんの新・入り婿侍商い帖シリーズ、№2、「嫉妬の代償」、2019.11発行。前シリーズが16巻、そして新・シリーズ2巻目、ややネタ切れの感がするも、やむを得ないところでしょうか。頑張れ、千野さん!

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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