教室の灯りは謎の色 (角川文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041085523

作品紹介・あらすじ

塾には通いながらも不登校を続ける女子高生・遥。ある日、塾付近のレンタルショップで起きたいたずら事件の犯人として疑われた彼女は、居合わせた塾講師の黒澤に助けられる。事件をきっかけに、黒澤は遥が学校へ行けない本当の理由を見抜いて……。様々な事情を抱えて塾に集まる生徒たち。不安定な心が引き起こす謎を、黒澤は受け止め、解きほぐしてゆく。青春の痛みにそっと寄り添い、前を向く力をくれるミステリー連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 学び方もいろいろあっていいもんな〜そりゃそうか
    そうか
    全てがはっぴーじゃないからより優しさが際立っててよきかな

  • こういう塾の通い方があるのは知らなかった。良い先生がいてくれるなら高校に縛られることないかも。謎を解くというか、こじれを正してくれる大人がいるのは心強い。

  • 不登校、中退、いじめ、さまざまな悩みを抱える生徒が集まる塾。
    生徒たちに起こった事件や謎を塾の先生が解決するミステリー短編集。

    塾というと学校プラスアルファの勉強というイメージでしたが、こんな風に生徒たちの受け皿になる場所があるというのはいいなと思いました。
    学校に行けなくても居場所があること。
    まだ狭い世界で生きている学生にとって、これはすごく大きい。
    わかりやすい優しさではないけれど、ちゃんと生徒のことを見てくれる先生。
    主人公が好きになるのも無理ないな。

  • 中学生や高校生の時は、学校に行くのが当たり前で、行かない、またはそれに代わるものに行くなんて考えもしなかった。世間的にはまだまだ少数なのかもしれないけど、いじめられて死ぬくらいなら学校辞めちゃえ、て今なら言うなぁ。

  • 不登校の遥と塾講師の黒澤先生が塾に起こる騒動を解決する短編集。
    ランチ合コン探偵の作家さんなので期待して読んだんだけど、なんとなく合わなかったなぁ。。。

  • 訳ありな登場人物たちの話
    学園もので親近感が湧いた
    恋愛きゅんきゅんではないが面白かった

  • 青春はなかなかにハードボイルドだ

  • リリース:伸子さん

  • 学習塾の先生が、塾内で起こったミステリを解決するする連作短編集。
    探偵役の先生のキャラが少し薄めだけど、設定は面白い。

  • 優しくすることと寄り添うことは違うということを感じさせてくれる小説。先生の存在って学生にとっては大きいよね。

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著者プロフィール

三重県生まれ。2009年、島田荘司氏選考の第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『少女たちの羅針盤』でデビュー。14年「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。20年『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』が「ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~」のタイトルでTVドラマ化。ほかに「社労士のヒナコ」シリーズ、『冷たい手』など著書多数。

「2022年 『ランチ探偵 彼女は謎に恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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