- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041085530
作品紹介・あらすじ
人見知りで要領の悪い日和は、なんとか就職した就職先でも叱られてばかり。自分は仕事に向いていないのではないかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められる。最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、旅に出ることに。最初は日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立てのゆで卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動! さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、さらに、佐原、仙台、金沢、博多へと遠くへ足を延ばしていくようになす。少しずつ日和の成長していく姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく――
感想・レビュー・書評
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一人旅ってした事ないけど、基本おひとり様行動が好きだから、子供が大きくなったらやってみたいなぁ。
日和ちゃんがひとり旅に行く事で成長していく姿がまた微笑ましいし、会社にひとり旅の達人の先輩がいるのも心強いよね。
この夏は数年ぶりに子ども達を連れて県外まで泊まりがけの旅行に行ったけど、やっぱり旅はいいね。
体は疲れるけど心がリフレッシュできる。
さ、またへそくり貯めて旅の計画立てよう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ひとり旅日和』・・・おおっ。私も旅はひとり派なんですよ~、気が合いますな♪とばかりに手に取った本書。
自ら“人見知り女王”と称する主人公・日和は、コミュ障なのと要領の悪さで、直属の上司から嫌味を言われてばかりの日々。
ある時、勤め先の社長から気分転換に“ひとり旅”に出てみることを勧められます。
“一人旅ベテラン”の先輩・麗佳の後押しもあって、まずは日帰りで行ける場所から出かけてみることにしますが・・。
日帰りでの「熱海」から始まり、次は1泊で「佐原」「仙台」「金沢」と距離をのばし、第五話では2泊で「福岡」へと旅を重ねていく日和。
ひとり旅の良さって、何といっても気ままに自分のペースで巡れるところなんですよね。
日和が旅先で美味しい物を食べたり(海鮮多め)、パワースポットを訪れたりと、ひとり旅を満喫している様子が伝わってきて、読みながら一緒に旅をしているような気分にさせて頂きました。
私は熱海と金沢は行ったことあるのですが、再度行きたくなりましたし、佐原、仙台、福岡は本書を読んで是非訪れたくなりました~。
特に金沢は親戚が住んでいるとはいえ、子供の頃に訪れたきりなので、これを機に再訪しちゃおうかな・・と思っていたのに・・
(いきなりですが)【悲報】以前は、サンダーバード1本で大阪駅から金沢駅まで行けていたのですが、新幹線が延伸したことで、サンダーバードが敦賀駅までしか行かなくなったそうで、金沢まで行くには乗り換えが必要になり、費用も以前より必要になってしまっていることが判明・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
・・と、超個人的な悲報をぶっこんで失礼いたしました(汗)
さて本筋ですが、ひとり旅を重ねるうちに、コミュニケーションが苦手だった日和も、徐々に前向きになってきて、そんな彼女の成長がみられるのも良きですね。
さらには、気になる男性まで現れた様子でこちらの行方も気になるところですな。
こちらはシリーズ化されているので、是非続編も読んで今後も日和と共に旅を楽しみたい所存です~。 -
読み終わったら自由気ままに何も気にせず旅行に行きたくなりました。
旅行に行って観光して、美味しい物食べてという一見普通の内容が多いですが、その土地の良いところをしっかり描写出来ています。
熱海、金沢、佐原、仙台、福岡と行ってみたくなりました。
旅行に行くにもしっかり下準備してその土地の事を学んでから行くと更に楽しい旅になりますよね。価値観は人によって違いますがね… -
就職2年目の日和さんがひとり旅を始める話。
ひとり旅に興味があり、参考にさせてもらおうと読んだらおもしろかった。
熱海、水郷佐原(千葉県香取市)、仙台、金沢、福岡、へと旅行。
おいしい料理に惹かれて、私も行ってみたくなった。 -
人見知りで要領も悪く、上司にたびたび叱られている日和。いつも暖かい目で見てくれる社長より一人旅を勧められる。旅好きの先輩の助言もあり、ついに一人旅を実行する。日帰りで、熱海、佐原へ、慣れてくると泊まりで仙台、金沢、博多へと旅立つ日和。旅行先ではおいしいものに舌鼓、神社仏閣では心穏やかにする。旅を進めるうちに日和の心情も好転し、会社内でも変化が…。
全てうまく行き過ぎな感はありますが、旅の楽しさを味わえるし、日和の成長もありで読後感よし。続編が出てもいいかもね、人間関係での続きも気になるし、日和目線で、たくさん場所をそして、美味しいものを紹介してもらいたいね。 -
大人しくて人見知りの激しい、気弱な主人公が、
一人旅に挑戦し、成長していくお話。
もちろん失敗もあったりするんだけど、
それをポジティブに捉えたり、
旅先での行動もこうでなければ!ではなく
うまく切り替えてたりして、ああ、こんな感じでいいんだ、と思って、
本当に旅に出たくなった。 -
最初はこんな自信喪失した女の子いる?と怪訝な感じで読み進めた。
ひとり旅をサポートしてくれる上司が現れ、ひとつひとつの旅を経験するうちに強くなっていく主人公をこれからも読んで見守っていきたいと思ってしまった。
また、旅先のうち、石川県は行ったことがあったので、懐かしさも感じた。
福岡県の鯛兜煮、餅菓子食べてみたい。
お酒飲める口の主人公キャラもハマる。
(私自信、飲兵衛な方だからだ。)
秋川滝美さん
また好きな作者さんが増えた。 -
人見知りな主人公、日和が旅を通して
成長する物語。
お家にいながら旅気分を味わえました。
私も日和並に人見知りで、
心の中で何度も「分かる、分かる!」と
相槌を打ちました( ´∀`)
あと日和の職場の先輩が
サバサバしてカッコいい!
私もこんな先輩に恵まれてみたい!
と思いました(*^O^*)
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内気な女子会社員がひとり旅の経験を通じて成長していく物語。旅行雑誌やスマホを駆使して計画するコク一般的な旅行ではある。きっと作者が同じ場所に出かけて体験したことを綴っているのではと思える。旅の主な目的はご当地グルメとパワースポット、それに温泉。
数ヶ月かけて旅する沢木耕太郎の深夜特急のような心細さわくわく感などはないが手軽に一人旅を始めるきっかけにはなると感じました。軽いタッチで、手軽に旅行気分になれる本でした。