民王 (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041085578

作品紹介・あらすじ

混迷する政局の中、熾烈な総裁選を勝ち抜いて内閣総理大臣に就任した与党民政党の政治家・武藤泰山。低迷にあえぐ支持率を上げようと意気込んだのも束の間、まさかの”事件”に巻き込まれ、国民に醜態をさらすことになる。その頃、泰山のバカ息子・翔にも異変が。夢か現か、新手のテロか。直面する国家の危機に、総理とバカ息子が挑む”笑撃”のサスペンス。彼らは果たして、日本の未来を救えるのか――。
解説・高橋一生(ドラマ「民王」貝原茂平役)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

政治がテーマのドタバタ劇は、内閣総理大臣とそのバカ息子が人格を入れ替わるというユニークな設定です。この作品は、SFとコメディが絶妙に融合しており、読者をわくわくさせます。総理大臣の武藤泰山が息子の翔に...

感想・レビュー・書評

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  • 最近の政治に似ていて先取りか、と思ったら2010年に刊行した小説で民主党の政権時代だった。震災で失敗して自民党に代わったことを思い出した。小説が書かれた時には、これでまた変わるとは思わなかっただろう。
    内容はSFのようなコメディーのような、池井戸さんには珍しい内容。バカ息子と脳と体が入れ替わった首相。敵方の政敵は優秀な娘と入れ替わり。スケベな首相がバカ息子の言動に振り回されながら、若い頃の政治を目指した自分に戻って行く。くすりと笑える場面も多く、楽しんで読めた。

  • 内閣総理大臣の武藤泰山と、その大学生のバカ息子・翔の人格がある日突然入れ替わってしまうドタバタ劇。

    オーディブルで通勤時聴いたけど、これ、ヤバイやつだった。
    歩きながらひとりで突然吹き出してしまう、不審者確定のやつ。

    文句なしにおもしろい!!!!!

    思い切り笑って、「ええ話やったなー」とほろりとしたい時、ぜひこの本を読んでください!

    ♪Democracy?/The Damned(2001)

    • naonaonao16gさん
      たけさん

      これ、わりと最近ドラマで見たんですけどドラマも超面白かったですよ!!
      この時の菅田将暉大好きです!笑
      やっぱりコメディはこれじゃ...
      たけさん

      これ、わりと最近ドラマで見たんですけどドラマも超面白かったですよ!!
      この時の菅田将暉大好きです!笑
      やっぱりコメディはこれじゃないとー!って感じの役者さんとその演技力!ドラマも是非!
      2023/06/30
    • たけさん
      naonaoさん

      ドラマもおもしろいんですね?

      「民王」と検索すると「民王 ドラマ 打ち切り」とキーワードが出てくるので、「ドラマは何ら...
      naonaoさん

      ドラマもおもしろいんですね?

      「民王」と検索すると「民王 ドラマ 打ち切り」とキーワードが出てくるので、「ドラマは何らかの理由で途中で打ち切られたんだな…」と思い込んでいました。
      なので、naonaoさんにオススメいただいて不思議に思ったのですが、調べてみたら打ち切られた事実はないようで、ネットの情報はいい加減だなあ…と。

      菅田将暉、いいですねー。
      変幻自在なイメージで好きな俳優さんです。

      ドラマがとても気になってきました!
      ありがとうございます!
      2023/06/30
  • 2023.8.22 読了 ☆9.2/10.0


    政治とは何かを真正面から問う小説


    日本の政治をめぐる、コメディだけどあたたかく、そしてまっすぐで純粋な理想や正義、信念を描いた"ハートフル政治ミステリー"

    登場人物たち皆がユーモアあふれる、個性的で憎めない人たち。
    池井戸潤さんの、物語の展開に引き込む手腕は本当にさすがとしか言いようがありません。
    毎度クスッと笑えて、昨日と今日で一気に読み終えました。



    カッコいい大人の像がここにある。
    思わず目頭が熱くなります。




    "理想論ばかり言ってる人間っていうのはタチが悪いんだ。だが、理想論すら語らない人間はもっとタチが悪い。今君が話してくれた志や夢、忘れないでくれよ"

     


    主人公の武藤泰山は、自分と息子が入れ替わってお互いの立場を体験したことで、そして新薬承認の理想と現実のギャップを目の当たりにしたことで、"職業政治家"だとか"政治屋"がはびこる日本の政治において忘れかけた、野党第一党の党首以前に日本の首相として、日本人として、本当に大切なことを思い出す。

    そして、"ほんとうの政治家"になるために青臭くてがむしゃらに、本音で奔走する、ダサい大人からの脱皮と再生の感動ドラマでした。

  • 総理大臣とそのバカ息子が入れ替わるマンガみたいな設定だけど、真相がわかってくるにつれ意外とあるのかもしれないと思えてきた。
    ドタバタ政治コメディで笑えるけど、ぐっと心を掴まれる強いセリフの感動場面もある。
    狩屋官房長官をスキャンダルではなく、仕事の面から評価するところが一番よかった。
    体ごと相手の立場に立つけど、第三者の視点だから感じることがあり、また本人じゃないからこそ、しがらみなく本音を言える。
    入れ替わりを最大限に活かしたおもしろい小説だった。

  • 最後の戻るとこは物足りなかったけど、これもめちゃくちゃ面白い!政治の話で分からんなぁって思いよったら、まさかの親子入れ代わり?脳波テロなんて思いつく凄いわ池井戸ワールド!早速シベリア編を読むぞ

  • ドラマでエンケンさんと菅田くんにめっちゃ笑った記憶しかなくて。
    小説でも『脳波入れ替え漫才&政治エンタメ』を存分に堪能しました!総理の親父とチャラ男な息子、立場が逆転して襲いかかるミゾユーな危機のジカメンを二人は乗り越えられるのか。

    近い未来、脳波乗っ取りテロもありえない話ではなくなるかも…!!そんなことを思いながら読みました。

    池井戸作品やっぱ好きだわ!

  • めちゃめちゃ面白かった。首相とその息子の頭の中の交換された様が笑えた。実際にこんな総理がいたら、日本も多少なりとも変わるかな

  • 「相手の気持ちになってみる」と諍いは収まるというけれど、
    つまりこういうことなのか…。
    我が国の首相でもないので外部圧力で息子と入れ替わることはないけど、
    想像力を駆使して相手を理解することも必要なんだろうなとこんなに楽しい
    小説なのに、ちょっと考え込んでしまいました。
    久々の池井戸作品。なかなかのボディブローです。

  • エロ親父な総理大臣に、ダメダメなバカ息子が大変なことになってしまう。
    最初はこの二人、大丈夫?!って思いながら笑って読んでたけれども。
    途中から胸熱な展開に。
    政治家もマスコミも企業の人も、本当に大事なものは何なのかを思い出して欲しい。
    続編も発売されたみたいで、ぜひ読んでみたい!

  • お堅い政治小説かと思っていたら、まさかのコメディ!武藤親子や他の政治家たちとの掛け合いがクスッと笑えて最高だった。

  • ドラマで先に見ていたが、原作の小説もまた、面白い!リアリティに忠実で善良で真面目な池井戸氏というイメージだったが、こういう荒唐無稽なエンタメも行けるんですね。馬鹿馬鹿しいけれど、ある意味でリアル。
    ラストの展開と翔と泰山の旅立ちの部分で、二人の良心・志が描かれて、カタルシスを覚える。

    馬鹿馬鹿しく、やるせない政治もこれくらい気持ちよく改革できれば良いのですが。。。

  • 総理大臣の泰山とバカ息子の翔が突然入れ替わってしまう。
    このまさかの話の展開になってから、急におもしろくなってきた。
    最終的に、初心に帰った総理大臣の泰山と困っている人を助けたいとの意志をもつ息子の翔は二人ともかっこいい。

    日々、自分を見つめ直し、初心に帰り意志を貫き、自分をしっかりもつ、かっこいい大人になりたい。

  • 荒唐無稽の話ですね。
    取り敢えず面白かったです。
    設定はふざけているのかと思えるけどラストは成る程と思います。
    無理はあるけど辻褄はあってますね。
    続編が出たので読むのが楽しみです。

  • 父親とバカ息子が入れ替わるという空前絶後の状況
    入れ替わったことでお互いが何を大事に考えて生きてきたかを理解し合う、
    全然バカ息子じゃない!

  • 池井戸潤、どの本も面白い!
    体が入れ替わった翔が若者の視点で政治やマスコミのおかしい所を、バッサリとぶった斬ってくれる所がめちゃくちゃ痛快でした。
    知らない間に自分も社会や会社の理屈に毒されてるなぁと思いました。正しい事をするって大変で難しいんですけどね。
    最後スッキリした終わり方でしたが、翔が政治の単位をどうやって取れたのか気になるなぁ。

  • まさかのSFには驚きましたが、面白かったと思います。
    ドラマ見たことないので、見たくなりました。

  • 「ドラマは観てたけどそういえば読んでないなあ」と読んでみたけど面白かった。内閣総理大臣とそのバカ息子の入れ替わりから始まる”笑撃”のサスペンス。官房長官のバッシングに対して泰山の中の翔が言う「誰だって間違いはある、オトナになろうぜ、みんな」の一言が、“知らない”からこそ真っ直ぐで、重い。貝原さんのキャラクターが好きだったなあ。作中では理想の政治、社会の在り方が語られるが、忖度とか色々なしに政治を出来る“民王”は日本に現れるのか?と考えてしまう。

  • 池井戸潤作品は読んだことがなかったので、初めて読んだ作品となる。ドラマのように主人公が勢い良く問題を解決していく痛快な展開で分かりやすく面白いもの

    総理大臣になった武藤がなぜかある日、就職活動中の遊んでばかりだった留年大学生の息子と入れ替わる。仕方なくお互いの生活を演じながら、入れ替わった原因や息子が目指すものを感じていく。一方で息子の翔も自らの視点から政治を考え発信していくようになる。

    あえてのご都合主義、あえての定番展開、予定調和を組み合わせながら物語を痛快に収束させていく作品だった

  • 池井戸さんのイメージが変わった。(*^_^*) 政治家は信念の人であって欲しいと誰もが思っている。だけど、そう思っている一人ひとりの思惑が政治を難しくしている。政治家は大変だね。小説のようなことは、出来ないと分かっていても、読み終わりは気分がイイ。(^_^)v

  • テレビドラマを見たことがあったが小説も面白い。
    頭の堅い政治家に対して自由奔放なドラ息子がかき回すという構図のハラハラ感には目が離せない。何より、時折出てくる建前を超えた本音の大切さのようなものは人として大切なことが何かを気づかせてくれる。
    「誰にだって間違いはある。オトナになろうぜ、みんな。」という言葉はまさにそれを表してる。1つ失敗をすれば過去の実績は全て無かったかのように扱われる厳しい世の中に一石を投じていて心地の良い考え方だなと思った。
    政治の世界とか関係なく、信念ってものの大切さが学べる一冊だ。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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