ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (2) (角川コミックス・エース)
- KADOKAWA (2019年10月4日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041085974
作品紹介・あらすじ
ある日突然、ハカバ達を訪問してきたミノタウロス。様々な種族と話せる彼は、なぜかハカバを観察し始めて…? 狩猟採集、ラミアやワーキャットとの交流(?)…未知なる種族達と魔界を集団移動する第2巻!
感想・レビュー・書評
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異種族との対話をするにはどういう切り口で意思疎通を図れば良いか、方法が様々で興味深かった。また、死生観もそれぞれ違っているのも、当たり前なんだけど新鮮だった。死んだ後、仲間に食べられちゃう(仲間の身体の肥やしになっていく)カニバリズムも、明るく描かれているのが衝撃だった。ススキが、自分の死後食べられる時が来たら「美味しくなっていたい!」と無邪気に願っているのにも更に衝撃。全体を通して、闘いの話ではなくて、共存てわけでもなくて、俯瞰している。全く新しいジャンルの漫画。
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相変わらずススキは可愛い。他の種族の言語学者が出てきて、センセイの考え方の幅が広がったのが面白い。ご飯をもらって「ありがとう」の言葉がなく、その代わりこちらのものを差し出すコミュニケーションなど、自分の文化圏の常識に囚われてると気づきにくいよなぁと思ったりもした。
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お礼にあたる言葉がなく、食べ物の交換(?)をするところで、人間に貨幣がなかった頃は物々交換をしていたという話を思い出した。物々交換は原初の助け合いであり取引なんだなと思う。
理解しながら読もうとすると大変ではあるが、話しの区切りが1ページずつなので読みやすい。 -
異文化間コミュニケーションはこんなにもややこしくてめんどくさくて命懸け、ということを実感できるいい作品。ススキがかわいい。ワーキャットもかわいい。がんばれ、ハカバくん。
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オモロイ。言語異種族学、文化異種族学とでもいうのだろうか。話に起伏の乏しさがあり、やや盛り上がりにかけるがオモロイのです。
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今、読んでいる中で、一番オリジナルな作品だと思う。
異種族交流物は大抵宇宙人が相場だが、ファンタジーを持ち込むのは漫画としては珍しいと思うのよ。小説だったら見かけた事は有ったけど、動きの有る漫画でやり出したのはスゴいね。
まぁ、ススキが可愛いンだ。しかも自然の掟の中に生きてるのよな。 -
やっぱりリザードマンが口を開けて思考停止する所は可愛いなあ。