生きて行く私 (角川文庫)

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  • 角川書店 (1996年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041086025

作品紹介・あらすじ

山口県岩国の生家と父母、小学校代用教員の時の恋と初体験、いとことの結婚、新聞懸賞小説の入選、尾崎士郎との出会いと同棲、東郷青児、北原武夫とつづく愛の遍歴……数えて百歳。感動を呼ぶ大河自伝。

感想・レビュー・書評

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  • 【明治生まれの女性の強さに勇気をもらう】
    【自分にも他人にも、幸福だけを伝染させる】

    "幸福も不幸も伝染する。"
    人の「ネガティブな感情」は受け取らない。
    「自分にも他人にも、幸福だけを伝染させる」

    育った環境、当時の社会ゆえの理不尽。
    幾多の恋愛、結婚、別れ。会社の倒産。
    様々な波乱を不幸とも思わず、常に前向き乗り越えてきた著者の人生から、多くを学ぶ。

    私も、いずれ、幸福だけをばらまく「花咲婆さん」を目指したい!

  • まず、題名が大好き。
    主体は「私」、そして未来進行形。

    だれでも真似ができるわけではないが
    行動を起こせば出来ないことはないような
    さまざまな可能性を感じさせられる。

    人生の自慢話をしているわけではなく
    とてつもなくみっともないことまで
    包み隠さずあっけらかんと書かれており
    読んでいるこちらがドギマギした。

    人目や世間体とか関係なく
    思うがままにまっすぐ生きてみたいと考えて
    はて、、、私は何をしたいのか。

    考えたらだめ。
    感じるままに。

  • 山田詠美さんの尊敬する人とのこと。どんな方なのか気になり自伝である生きて行く私を読んでみました。とにかく行動力が半端ない。思い立ったら即行動。一目惚れしたその日から同棲、それまでの連れを呆気なく捨てる。興味を持ったらどんなに遠かろうがこの目で見るため聞くために訪ねていく。岐阜の薄墨桜を復活させ保護したエピソードは印象に残りました。歴史的文豪や画家との交流も興味深い。

  • 宇野千代さんの自伝。恐ろしいほどの行動力と自然体の生き方に感服。自由奔放といえばそうだけれども、その自由さには強さと責任が感じられ、天心爛漫さと強さを持つ女性だった事を強く感じた。もし、「女性としてのおすすめの本は?」と聞かれたら、この本をすすめるかも。本の中に登場する大物文化人(川端康成、梶井基次郎、谷崎潤一郎、東郷青児などなど)とのエピソードもおもしろい。

  •  いつでも、生活の始めに、まず家を建てる。馬込の家から現在の青山の家まで13軒の家を建てたと。宇野千代はおかしい。理解し難いとの風評もしばしば。雄一、悟、尾崎士郎、梶井基次郎、川端康成、東郷青児、三好達治、北原武夫・・・。宇野千代「生きて行(ゆ)く私」、1992.1刊行、1996.2文庫。明治、大正、昭和、平成を生き抜いてきた女流作家が、その愛と創作の人生を語った書。「徹子の部屋」で、著者があまりにも淡々と○○と寝た、○○と寝たと喋るので、黒柳徹子も大笑いだったとかw。

  • 宇野千代さんの生い立ちから、いまに至るまでの自伝。
    冷静に考えてみれば、とんでもないことをやってきた人なんだけど、どんな出来事もさらっと書いているので、さらっと読んでしまう。

    思い立ったが吉日というのか、行動的でバイタリティのあふれる姿は見ていて気持ちよいほど。
    前向きな生き方も、信じたら疑わない価値観も、幸せだな、運がいいなとよく口にするというその癖も、すごいなぁと感嘆。
    またしばらく時を置いて、読み返したいなと思った一冊でした。

  • 華々しい遍歴の持ち主だけれど、
    あまりあばずれ感が無いのはなぜかしらん?

    私が知った時にはすでにそちらの現役は引退され(た様に見え)、
    オリーブオイル化粧品と
    ハンカチなどの小物販売が目立っていたから?

    大体、その噂の出どころはご本人のエッセイ以外だと
    瀬戸内寂聴先輩だから!
    あの人、ほんとおしゃべりだから気を付けて!

    「え?今?」「え?その人と?」と
    なかなかの衝撃的なエピソードを
    昨日朝ごはんでこんなの食べたよぐらいの感じで
    楽々語ってくる千代様。

    私自身の感覚で言うと感心しない部分も多々あったけれど、
    「人生を本当に楽しんでいる」と言う点から言うと、
    お星様になってから
    神様みたいな人から褒められるのはこう言う人なのかなあ。

  • 作家や着物デザイナーとして活躍した宇野千代さんの自伝のようなエッセイのような文章。生い立ちや印象的なエピソードなどが綴られています。
    印象的だったのは、宇野さんがすごく行動的な女性ということ。思い立ったらすぐ行動!という感じだったようで、例えば男性とのおつきあいだったり、または枯れてしまいそうな木の再生だったり、とにかく色々なことにパワフルに取り組まれていました。
    私個人の話ですが、今後自分が何をしていきたいか、どうやって生きていきたいかがちょっと見えなくなってしまっていて、色々な人生をのぞきたくて伝記のような本を選んでいます。宇野さんのような生き方は私にはできないけれど、私はあまりに行動力がないので、その点少し見習いたいなと思いました。

  • 愛の向かうままに
    まっすぐ生き抜いた女性の自伝。
    会いたい人に会い、
    行きたい場所に行く。
    苦難もまるごと受け入れて乗り越える。
    たくさんの生命力に溢れる本です。

  • パワフル、前向き、自由で臆さない。破天荒だが素直で生き生きとした女性の人生。

    読んで元気になった。

  • 「読書力」おすすめリスト
    3.味のある人の話を聴く
    →読みやすくてしかも強烈。

  • スーパーおばあちゃんの大河ドラマ("大河"ってどういうときに使うの…?)。
    宇野千代って、食器とかに名前あったりするけど、何した人かわからなかった。
    この本を読んで、「これをやった人」ってものはなくて、「この人として生きた人」。けっこうハードに波乱万丈に…との認識になりました。
    生きて行った人。力強く。
    人間って、女って強いわよねとあらためて思う。
    子ども産んでたら、またそういう視点があっておもしろかったけれども、子どもいたらこういう人生にはならなかったのかもね。
    書いてないだけで、実は1人くらい産んでるかも!?
    バイタリティのかたまりみたいな人だし、ありえーる。

  • 宇野千代さんの若い頃の生き方が豪快過ぎてびっくり。しかも現代と比べて、女性がもっと自由に生きにくかった時代のはずなのに。
    1つびっくりしたのが、岐阜県の淡墨桜の保護活動に宇野さんが関わっていたことだった。淡墨桜は個人的に思い入れがあるからちょっと感動してしまった。いつか実物を見に行かないとな。

  • なんという奔放で芳醇な生き方! 気になれば夫がいようが妻がいようが関係なくその男と寝て、そのまま一緒に生きて苦労をして、また別の女にとられて、飄々と渡すけれども、愛用の箪笥だけは運び出してきたりするのである。大して好きでもないのに、なんとなく流されて抱かれて、深刻に愛そうとされると身をかわし、その男の訃報を聞いて心痛めるのである。会社をおこして大金持ちになって、一転破産して大借金をひたひたと返し、でもなんとなく平気。
    少女の自分を犯した男が後年事故にあって、口に筆を加えて書いたという手紙を読んで、「人はいつ、いかなるときでも、自分の身の置かれた場所に、敢然と立っている勇気を持つべきものかと、私はただその人のために、祈るばかりであった」と。
    見上げるばかりの魂の位の高さである。

  • 1人で経験できるのか、こんなに!
    と言うくらいにたっくさんの経験を積んだ人だった。

  • さまざまな肩書を持ち、自由奔放に生きた宇野千代の自伝小説。
    どんな時でも、どんなことでも、それを辛い苦しいこととは思わずに、楽しい面白いと思うことができる。
    そんな生き方をしたいと思う。

  • 何歳になっても限界を決めず挑戦して、失敗しても挫けない、粋でかっこいい女性
    本当にこの時代の女性って強いと思う
    黒柳徹子さんがチャックより愛を込めてで
    アメリカでは女性の立場が弱いから女性がみんな強いって言ってたけどなんとなくこの時代に通ずるものがあると思う。

    長生きして、たくさんたくさん考えて、結果的に「花咲婆さんになりたい」って、素敵な人だな

  • 結婚4回、家を建てること13回、童女のように伸びやかに生きた、作家・宇野千代の自叙伝。”自由”とは、本来こういうこと言うのですね。

  • こんなふうに自由に生きたい、自分の感情だけに素直でいたい。そんなふうに強く感じさせられる。宇野千代さんのことは全然知らなかったけど、著名すぎる芸術家たちが出てきすぎてびっくりした。
    素直に言うと、この女すげーな!!!って感じ。リスペクトを込めて。

  • 文学

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著者プロフィール

宇野千代
明治三十年(一八九七)、山口県に生まれ岩国高等女学校卒業後、単身上京。自活のため、記者、筆耕、店員など職を転々とし、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い、文学の道へ。昭和三十二年(一九五七)『おはん』により女流文学者賞、野間文芸賞。四十七年、芸術院賞受賞。平成二年(一九九〇)文化功労者に選ばれた。八年(一九九六)死去。ほかの主な著書に、『色ざんげ』『生きて行く私』『宇野千代全集』(全十二巻)など。

「2023年 『九十歳、イキのいい毎日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宇野千代の作品

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