氷を溶かす魔法 孤高の王子と慈愛の宝珠

  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041086063

作品紹介・あらすじ

下級文官の柳弦は、宮中で氷の美貌と噂の王族・玲侑のあまりの顔色の悪さを見かねて、無意識のうちに癒しの力を使ってしまう。その力を見込まれて玲侑の許に日参するよう命じられるが、その“癒し”は、玲侑の強すぎる魔力と、真逆の性質を持つ柳弦の魔力の相性が為す“奇跡の業”であった。ならば直接魔力供給しようと、次第に柳弦への接触と執着を深めてくる玲侑だが、柳弦は自身の体に異変が起きていることに気づき――。

感想・レビュー・書評

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  • 孤高の王子の氷を慈愛の宝珠が魔法で溶かす。。。っていう説明をする小説でした。
    何も起きず、ただ淡々と「孤高の王子の氷を。。。。」っていう話。
    可もなく不可もなく。星1個分は、子供の話で一瞬期待したところのぶん。
    結局期待ハズレではあったけれど、不可ではなかったので。

    いや、、、冷静に考えれば考えるほど、星をマイナスしたい気になってきたww
    力の理由も、王子が受を好きになった理由も、コンプレックスによって自己評価の低い受が自己肯定の低い様も、3人の子供の物理的なパワーバランスとか、、、なんか意味ありげなとこの回答も、それによる展開も何もない、ただただ史実みたいな話だったなーと。
    その辺、編集の方もわかっていたから、後半走り書きみたいな展開だったのかなーと思います。

  • 不思議な世界観のお話。魔力を保持する量や質で性別関係なく番い、魔力の塊として命を生み出すという設定は面白いです。
    柳弦の起伏が少なく穏やかな感情と同じく、淡々と進む中にクスっとする笑いがありました。

    派手さはなく静かめなのですが、それぞれのキャラがしっかり個性を持ち、動いているので楽しめます。情熱的な感情の交換が無いまま流されている感が強めに出ちゃっているような気がしたのが残念でしたが、世界観はとても好きです。
    お子ちゃまたちのお話が欲しいです!

  • 魔力が少なすぎて自己評価の低い柳弦と魔力が強大すぎてもて余している玲侑。自分の常識では測れない相手だからか、鈍感だからか、すれ違いや誤解の多い2人。そんな2人を見るのはもどかしかった。柳弦が「自分なんか...」と思っているのも。そんな柳弦だけに見せる玲侑の子どもみたいな顔は可愛かったけれど。
    時間はかかったけれど、玲侑に必要とされていることは理解したように見える柳弦。家族みんな仲良く暮らしていって欲しいな。と思った。

  • 魔力過多で慢性的に具合が悪い皇子様を、祈るだけで癒せる柳弦。でも彼は逆に魔力が無さすぎて属性も持たない。だからこそ逆説的にできることがある。なるほど~新鮮!オメガバースでもなんでもないのにごく自然に男性が妊娠する世界観も新鮮。出産も、そういう風なんだなるほど。みたいな。ファンタジー♥️彼らの子どものそれからも含め色々、へぇ~!の連続だった。

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