恐怖の谷 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年10月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041086223

作品紹介・あらすじ

ホームズのもとに届いた暗号の手紙。解読するも、時同じくして、サセックス州の小村にある館の主が殺害された!事件の背後にはモリアーティ教授の影。捜査に乗り出したホームズは、過去に事件の鍵を見出す。

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭からモリアーティ教授の影を感じながら、ただの殺人事件なのか?それとも…?と期待感が募る。第一発見者の言動がおかしいのは何となく分かっても、騙されちゃいました。

    イギリス、アメリカの当時の時代背景が多少分かるとよりあっと驚かされて楽しめるのかも。あとがきでその点を補ってくれていて助かった。

  • 2部構成になっていますが、1部につながる2部がもの凄く好きです。過去に遡って、場所も遠く離れてますが、ダイナミック感もあって、結末が気になって気になって仕方ありませんでした。

  • 一部、二部ともにあっと言わせる展開。
    悲惨な事件に幾度となく見舞われますが、クライマックスで状況が一変する鮮やかさに感動すら覚えます。
    特に二部のピンカートン探偵社が動き出してからはわかっていても臨場感にドキドキします。
    長編の中でも紛れもない傑作でしょう。
    最後のモリアーティとの未来を見据えるホームズが熱意に溢れていて格好いいです。

  • あんたがエ◯ワードかい!

    前半はホームズさん達がまあ事件を解決するんですが、後半はその事件の犯人の前日談ってとこです。
    他のホームズシリーズと違う楽しみ方ができる面白い本でした。
    悪の組織に潜伏して命からがら生き延びても最後はモリアーティ教授の手にかけられるんですね…いやはや可哀想に。

  • おもしろい!後半、一気読み。

  • 2部構成になっていて、当時としては工夫された小説だったのではと思います。

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。翻訳家。訳書にドイル『シャーロック・ホームズの回想』『緋色の研究』、ホロヴィッツ『シャーロック・ホームズ 絹の家』(全て角川文庫)の他、ミッチ・カリン『ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件』、ホロヴィッツ『モリアーティ』(共にKADOKAWA)など多数。

「2023年 『新シャーロック・ホームズの冒険 顔のない男たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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