落第賢者の学院無双 二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双 (1) (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2019年10月1日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041086247
作品紹介・あらすじ
業界大注目!! WEB発大人気ファンタジーが大幅加筆で書籍化!
異世界に転生した後、人生のすべてを魔導の研究に費やした大賢者エフタル。
しかし、魔導の頂を目指した賢者は今世での才能の限界を知り――落第賢者として、その生涯に幕を閉じた。
それから400年後の世界。
二度目の転生を遂げた彼は、前世で得た魔術の知識と力をもって、魔法学院へ入学。
400年の間に衰退した魔法文明を嘲笑うかの如く、伝説級の魔法をたやすく発動!
その圧倒的な力に、世界のすべてが跪く――!
「さあ、行くとするか。俺の夢、世界最強の魔導への追求だ」
悠久の刻を超え、世界のあらゆる常識を覆す落第賢者。
彼の向かうところ、まさに敵なし! 転生賢者の学院ファンタジー!
感想・レビュー・書評
-
風の魔法を極め雷神皇と呼ばれたエフタルが、400年後の世界に転生し、魔法で無双する話
魔法での戦闘などは迫力があるが、あまりに一方的で爽快感もなく、あまり楽しいとは言えない
さらに、物語を引っ張っておきながら、ご都合主義的展開をしてなかったことにしたり、あったことにしたりするのはいかがかと
例えば、士官学校に入学する体で訓練だなんだとひっぱりつつあっさりと魔法学院に入ることになったりとか、実父や長兄を嫌なやつとして描き暴言を吐かせるのだがあっさり処刑とか、一緒に勇者を倒した他の賢者についてあまり描写のないまま展開しておきながらいきなり核心部分で「奴はそんなやつじゃない」とか、、、、
また、読者を驚かせたいがためなのか伏線もろくになしにいきなり「あれは違法な奴隷紋だ、、、」とか言ってみたり、「気づいているけど助けを求められるまでは助けませーん」的な賢者の割にはいきあたりばったり感というか性格こじらせているというか、、、
結局のところ、それぞれのキャラクター設定の問題なのか、ろくに伏線を張らずにいきなり革新に触れているせいか、ところどころで支離滅裂で、どうにも登場人物ではなく単なる符号にしか思えず
見どころは、一方的な俺つえーな魔法だけ
展開的には、マーリンやアナスタシアとの関係など盛り上げる要素はいくらでもあったはずなのに、だらだら引っ張って最後に「火の賢者のせいで高レベル魔法は使えなくなったよ!!(ドーン)」では、、、
俺(旧エフタル)と僕(新エフタル)の書き分けもうまくなく、しかも旧エフタルの性格が変わったような感じもする
結局のところ、構成力、展開力、文章力ともに微妙な感じでした
以下再読のための備忘
・牛フィレ肉のステーキたべたい詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
白石新の作品





