ハヤブサの血統

  • KADOKAWA
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041086377

作品紹介・あらすじ

「新人とは思えぬ力量に瞠目した。これは、日々困難に立ち向かう全ビジネスマン必読の書だ」
――楡周平(作家)

防衛問題に切り込む“逆転”企業小説!

このままでは、空自は欠陥品を買わされる――大戦中の戦闘機「隼」の開発者を祖父に持つムサシ重工社員・光崎哲司は、異動を告げられた防衛部門で危機に直面していた。空自の次期主力戦闘機選定で、ムサシ重工が与した側でなく、競合の米ラッキード社F-53が内定したのだ。だが、F-53には米軍による墜落事故の隠蔽と、防衛事務次官・毛利の癒着の噂が……。光崎は国益のため、対立する日本の重工メーカー各社をまとめ、「国産」の戦闘機開発に奔走する!

「戦争に勝つのでなく、戦争を起こさせない。それが、日本のメーカーの使命なんです」

感想・レビュー・書評

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  • 107賛否両論の防衛ですが、我が身を守るためすべきことは必ずあります。政治と企業と利益といえば、嫌悪感が先立つけれど、人の幸せを思う人は必ずどこにでも居ると思いたい。税金はちゃんと使ってね笑

  •  次期主力戦闘機の採用を巡って目論みが外れたムサシ重工は、ライバルで国内最大の武器製造企業の四葉重工との取組みで受注を目論み、その前線に祖父が戦闘機設計士だった光崎を遣う事にした。

     次期主力戦闘機は、1996年から配備された国産戦闘機F2の後継機の事で2019年現在で91機が配備されているが2035年には退役の予定。また、現在の戦闘機はF35、F15、F2の3機種で最新ステルス機F35は2020年に退役したF4の後継機です。
    国産機F2は、米国のF16を改造した日本モデルで主契約先は三菱重工で、他にロッキード・マーティン、川崎重工、富士重工で生産された。
     
     物語は、F4の後継機は米国ロッキード社のF53が既定路線だが、F53の欠陥や防衛省事務次官の不祥事を機に国産機への転換を計ろうと奮闘するストーリーです。作中には戦闘機の技術的・製造ノウハウ的な事は一切無く米国製から一気に国産に切り替える為の政治や企業組織の軋轢に孤軍奮闘する主人公の姿が描かれてます。現状はF4は退役しロッキード社のF35が配備されています。次期F2の後継機は、国産でと開発が進んでいる様です。

  • たまたまだけど2031年の量産目指す三菱が主体となった次期F2の開発チーム立ち上げの日に読了。楽しく読んだが、鷹匠さんうますぎて…もっとドラマ盛り込んでほしいかな。

  • 最新鋭の戦闘機を作ることで当面戦争を回避できた…と思ったが。

  • どこからがフィクションなのかわからないので、実際を調べてみる、ふむふむ。

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著者プロフィール

1956年、兵庫県生まれ。東京大学文学部を卒業後、1980年、大手広告代理店入社。コピーライター、CMディレクター、デジタルプロデューサーなどを歴任し、2016年に退職。2012年、第4回城山三郎経済小説大賞最終候補、2016年、藤本義一文学賞・特別賞受賞。2018年に『帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男』でデビュー。東京大学大学院情報学環教育部の非常勤講師も務める。

「2021年 『ハヤブサの血統』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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