地霊都市 東京第24特別区

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041086414

作品紹介・あらすじ

最先端のテクノロジーと霊的なものとの衝突が物語に思いがけないひねりを加え、最後まで一気に読ませる。
――大森望(書評家)

AI 防犯システム、対自然災害、IRカジノ――”理想の街(スーパーシティ)”を護り抜け。
最先端テクノロジーに警鐘を鳴らす、近未来ミステリー!

2020+年、オリンピック後の東京に新設された、対自然災害の実験都市・SC特別区。そこは未来の理想都市として、AIで完璧に管理されていたはずだった。そのオープン初日、安全管理センターの所長・神代は、街に仕掛けられた罠に気づく。街のセキュリティ突破には、ダークWEB上で巨額の懸賞金がかけられていたのだ。神代は、副所長の鷹宮やオペレーターたちと、カジノやITサミットを狙ったテロに対処していく。だが、その裏で謎の突然死がエリア内に多発していた……。

「まるでこの街に意思があって、機会があれば住民を殺しているみたい」

感想・レビュー・書評

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  • 最先端のテクノロジーを駆使して創られた東京第24特別区。神代率いるSC特別区安全管理センターに勤務する専任オペレーターチーム『スカイ』VSテロリストのセキュリティ攻防戦はおもしろかったけど、専門用語が多すぎて(^^;)
    そして地霊って???スカイのロゴが付いた白いジャケット、目の前にいても疑念を抱かない、記憶にも記録にも残らない、じゃあこの人!!モヤモヤしてたのがスッキリ。

  • 東京に新設された対自然災害の実験都市であるSC特別区で起こる数々の奇怪な事象。AIを駆使し完璧に管理されているその都市で次々にセキュリティが破られ、不審死が相次ぐ事態に。これはテロリストの仕業なのか、それとも何かしら人知を越えたものの関りがあるのか。どきどきさせられる近未来サスペンスです。
    個人的にはハイテクの波についていけない……のですが、ストーリーの起伏やユーモラスな部分もあってそれなりに楽しく読めました。何もかもが機械で管理され、便利なように思えるのだけれど、このような事態が起こると脆弱極まりないというのは恐ろしいです。その意味では現実感のあるホラー小説なのかもしれません。そして少しオカルトめいた部分があるのも、ホラーとして魅力的でした。

  • 街の設定にわくわくした。未来都市、想像すると楽しい。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒業。NTT(現NTT東日本)入社。退社後、執筆活動に入る。2015年、『星宿る虫』で第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、翌16年にデビュー。その他の著書に『走馬灯症候群』『地棲魚』『地霊都市 東京第24特別区』『霊能者たち』などがある。

「2023年 『ちょっと奇妙な怖い話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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