ビストロ三軒亭の奇跡の宴 (角川文庫)

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感想 : 19
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  • 本 ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041086537

作品紹介・あらすじ

今回の訳ありゲストは――。
【フルーツ尽くしのコースを注文する怪しい女性二人組】【謎の暗号文に悩むアイドル志望の少年とその母親】【給仕にダメ出しを続けるギャルソン・正輝の父親】
お客様でにぎわう中、スタッフの一人が突如倒れ、三軒亭が大ピンチに! 名探偵ポアロ好きの凄腕シェフ・伊勢の切ない過去や、主人公のギャルソン・隆一のさらなる成長も描かれる、大好評ビストロ三軒亭シリーズ第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第三弾。シェフ伊勢とマドカの間に進展は無し。今回はギャルソン藤野と父親の仲を取り持つ話と、ソムリエ室田の入院・手術の話。室田のもとに美羽が訪れ、ちょっとウルっとした。続きが待ち遠しい。

  • ビストロ三軒亭シリーズの第三弾。
    完結とは書かれていないものの、完結してしまうのでは!?とハラハラしてしまいながら読んでいた。
    終わらないで!まだ続いて!第四弾も出て欲しい!というシリーズになった。
    第三弾にして初めてスタッフ紹介のイラストページがありぐっとイメージが湧きやすくなる。
    このシリーズの中で、この第三弾が1番好きだ。
    それぞれの登場人物の背景がどんどん出てきて、躓いたり苦しんだり乗り越えていく過程を見ることができるからか、ぐっとそのキャラが立ち私の中でも生きている存在になっている気がする。

    「四の五の言わずに飲め」いいなぁ。

  • お目当ての本が図書館になく…お隣にあったこちらを
    シェフは名探偵みたいなやつか…ほっこりされとくか、と思い借りたのですが、似ているが故に比較してしまい、近藤史恵さんのほうが好みだなぁと思うのでした。
    ちょっとキャラ設定が普通すぎるのかなぁ…

  • シリーズ第3弾。三軒茶屋にあるオーダーメイドのビストロ。ギャルソン、ソムリエ、シェフの5人がお客様の心の謎を解き美味しい料理でもてなす。5人のキャラクターも際立ち、後半の話の展開にドキドキしましたがホッとする結末でした。シリーズ続編が読みたいです。

  • 今回もミステリー風味の絶品フルコース。
    後半、まかさの展開に何度か涙した。
    パワハラ、マウントなど現代的なテーマもちりばめつつ、締めは普遍的な家族の絆。
    スタッフたちの成長も、ポアロにちなんだネタも、より進化した料理描写も味わえて大満足。
    キャラ立ちで展開が面白いからドラマとかにすぐなりそう。

  • 見たい、知りたい、聞きたい、食べたい…
    欲って悪者扱いされやすいけど無くなってしまったら死んでしまう。
    それを分かりやすく表してくれてしんみりとした。

    ソムリエを試すような父子のやり取りはハラハラしたし、冒頭の「これだから女は…」には辟易。
    ラストは、まあなんていうかそうなってくれないと困る、という流れだった。ここで死なれてもねえ。
    予想出来ても、でもやっぱり生きていてくれるってのはほっとする。これ、続編あるのかな?読みたいな。

    カタカナ語はつるーっと滑って頭に入らない人間だから、最初にキャラクター達のイラストがあって良かった。今回は。
    普段はイメージが固定されてしまうから挿絵も表紙のイラストも嫌なんだけど、今回は内容がより入りやすくなる手助けになった。

    そしてこういうカジュアルとはいえ、格式高いレストランの給仕として働く人たちってかっこいいなあ。
    所作や言葉遣いを丁寧にしないといけないし、お客さんを不快にさせないようにしないといけないし、料理に関する知識もないといけないでしょう。すごいよね。

  • 美味しい料理と幸せな結末
    この上ない癒し

  • 主人公が熱いやつなのか、ふにゃふにゃしたやつなのかわからない。これで終わりでも十分かも。

  • シリーズ第3弾

    ソムリエ室田や、先輩ギャルソン正輝に焦点が当たった1冊

    そろそろ大団円で終わるかなと思っていたら
    まさかの展開へ。
    え?ここまで?ここで終わり?!
    続きは?!って思ったけど
    明るい兆しのところで終わるのもいいのかも

  • シリーズ三作目。
    熱血お節介な主人公でちょっと暑苦しいなと思いつつも、文章が読みやすくスルッと読めてしまう。
    室田さんが入院して三軒亭のメンバーが欠けたところから始まる。医者の息子・正輝に焦点が当てられた話が印象に残った。
    おばあさまがいい味出している。

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著者プロフィール

東京都町田市出身。映像制作会社を経て、現在放送作家・ライター。2016年に『窓がない部屋のミス・マーシュ』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞・優秀賞を受賞してデビュー。2020年、『だから僕は君をさらう』で第2回双葉文庫ルーキー大賞を受賞。主な著書に「ビストロ三軒亭」シリーズ、「神楽坂つきみ茶屋」シリーズ、「グルメ警部の美食捜査」シリーズ、『コレって、あやかしですよね? 放送中止の怪事件』『トラットリア代官山』『闇に堕ちる君をすくう僕の嘘』など。

「2023年 『グルメ警部の美食捜査3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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