- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041086636
作品紹介・あらすじ
25万部突破の「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」の著者がおくる「今、最も中学生へ伝えたいこと」をまとめた最新刊。
コミュニケーションツールの多様化により複雑になっている人間関係、ひきこもり、不登校など……生きづらさを抱える子どもたち、そして様々な場面で悩み苦しんでいる大人に向けて、ホスピス医として今まで3000人以上看取ってきた著者が、「自分が命の現場で学んだことを伝えたい」としてスタートした「折れない心を育てるいのちの授業」プロジェクト(OKプロジェクト)。本書では、2人の中学生・ユキとはるかの「自分を認めて人に優しくなれる物語」として、そのエッセンスを取り入れながら、自分、そして他人の苦しみ・悩みとの向き合い方や「自分はこれで良い」と思える自己肯定感の育み方など、これからの人生を強く優しく歩み続けるために大切なことを伝えていきます。親子で一緒に読む本としておすすめです。
また、子どもたちに知っておいてもらいたい「死」と「生き方」の考え方についても収録。「人は死ぬ時にどんなことを考えるのだろう」「人は、死を目の前にしても、多くの自分を支えるものに気づき、心穏やかに過ごすことができる」「永遠のお別れの際の向き合い方」「この世からいなくなった後の絆について」など、ホスピス医ならではの観点で、自分らしく生きていくために必要な「支え」の大切さ、気づき方を語ります。
感想・レビュー・書評
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苦しみを感じている人が穏やかであれるために、
そばにいる私たちは何ができるのかが、
物語という形で分かりやすく紹介されています。
大切な人が苦しみをかかえていて、
けれどどう接したら良いのかわからない、
そんなとき、助けになる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目の前で苦しんでいる人の気持ちを、考えたり、想像することはできても、完全に理解することはできない。
一人一人価値観や考え方がちがうのだから、それは仕方のないことだ。
苦しんでいる人が本当にわかってほしいのは、気持ちや原因ではない。
苦しいんだねってわかってくれる人がほしいのだ。
では、どうしたら相手に”わかってくれる人”と思ってもらえるのか。
その方法を中学生でもわかる表現で伝えている素晴らしい一冊でした。
この本を中心において、家族や身近な人たちと一緒に考えていくのもいいと思います。
読んでいて、自分自信が支えられている存在だと感じ、癒されたし、また誰かを支えたいと思いました。
たくさんの人がこの本の存在に気づいたら、もっと優しくて生きやすい社会になるのではないかと期待してレビューを書きました。 -
涙しながら読んだ本、、。
心って誰でも強い訳ではないし、
どうしたらいいか分からなくなることもある。
考え方1つで大きく変わっていけるのかな
て思わせてくれる本だった!
心が折れそうな人を見た時、
本当にいつも何も役に立てないと
塞ぎ込んでしまいそうになるけど、
『相手の話を聴く』これって本当に大事
てことがよく分かった!
ただ聴くだけではなく理解しようとする気持ちが
大事なんだろうな、、。
誰かの心の支えてありたいと思った。 -
2022/5/13
中学二年生の二人の女子と、一人の女性医師とのかかわりから、苦しむ自分自身や他者との関わり方を優しい対話形式で学んでいけます。
決して真新しい内容ではないけれど、はっとさせられるシーンがたくさんあり、日々の家族や同僚との関わり方を見直そうと思うきっかけになりました。 -
人の苦しみとはどういったものなのか、長く生きてきた割には分かってなかったと気づかされました。読みやすいし、一章ごとにまとめがあるのも後で読み返すのに便利です。また、まとめのところ等折を見て読み返したいと思います。
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命の大事さがわかった
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この本は大人でも理解できてない事が多いと思う。
苦しんでる人に対して、アドバイスや励ましをしてしまったり、、
自分がしんどい時は、塞ぎ込んでしまったり、、、
人の気持ちには、理由があるということを
わかりやすく、しかも優しく教えてくれる本でした。
教育現場の先生がこれを読んでほしい。
子供だからって言っても、子供なりに、逆に子供だから考え方が未熟で苦労するだろうから、大人も子どもも知るべき一冊^_^