地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 235
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041087589

作品紹介・あらすじ

魔王の座を譲った皓は、変わらず青児を助手として地獄代行業を営む日々を送っていた。 そんなとき、ある旧家で連続不審死が発生する。依頼人は、北原白秋の童謡 「金魚」に見立てた殺人だと話すが……。

感想・レビュー・書評

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  • 新章突入。
    短編だったけど、読みごたえはあり。
    特に2本目は、結構怖すぎた。なんかホラー要素が強めで(ホラー好きな人にはホラーじゃないレベルかもしれないけど。)最初からこの感じだったら読みきれなかったかも。

  • 第二部一作目は短編2篇。紅子探偵は容赦ない…。
    今回も人の悪意が物凄かったです。「金魚楼」にせよ、青児の地元の名家にせよ。
    よくわからない繁栄と没落を「座敷童子」のせいにするというのは腑に落ちる説です。
    凛堂兄弟、こんな形で帰国とは。小野篁さんも普通に復帰してるし。続きも楽しみです。
    北原白秋の「金魚」の詩、凄いな。西條八十が最恐だと思ってたけど白秋もなかなか。

  • シリーズ既刊全部一気に追いかけてしまったー楽しかった。ホラー系ミステリー。ホラーは苦手なわけではないのだけれどあまり読んでなかったので、とても新鮮な気持ちで、時折そわそわビクビクしながら。最後まで楽しかった!!続きも楽しみ。続きは四人か楽しみ。変わらないまま変わっていくみんながいいなぁ。

  • 1冊で1話の長編の気で読んでて、まだ半分くらいページ残ってるのに話が終わりそう…て思ったら、短編2話収録されてた。
    1話目はちょっと複雑だったけど、2話目は分かりやすかった。

  • 紅子さんの腕力にもの言わすやり方、潔くて好き。
    でも確かに探偵には向かない。

    今回は老が……もとい、某総大将のせいで皓は不在、もしくは後から駆けつけるので、謎解き担当としてはあまり役に立っていないという珍しいパターン。
    新章突入から変化球である。

    その代わり、謎解きをするのが紅子さんだったり、ペット…もとい、青児自身だったりと面白いパターン。
    特に青児が自力で正解を導き出す展開は、彼の成長が見えて嬉しかった。
    彼は頭脳面以外でも成長が見えるシーンもあるので、著しいその伸び代に感動を覚えるほど。
    嬉しい、嬉しいぞ!

    見立て殺人に青児の故郷でのホラー的展開、ミステリとしてもホラーとしても非常に面白い展開。
    一方で、そのまま引っ込んでいて欲しかった面子は、ある方の策略によりまたご一緒する羽目になる模様で。
    好き勝手してるな、あの老が……もとい総大将は。
    青児の胃が心配でぶっ壊れそうな状況のままで露骨に次巻へ続くので、この巻は壮大なプロローグだった模様。
    次巻あの面子で何が起きるのか……今から不安しかないのである。

  • 前半の紅子さんと青児のコンビで謎解きは兄弟それぞれの罪が重なった悲劇でした。金魚の美しさとそれを作り出す歪さ、綺麗で怖い…綺麗だからこそ怖さが際立つのか?
    後半の座敷童子は地方の旧家の嫁の扱いの酷さが起こした事件でしたが今でも実際にありそうなリアルな怖さがありました。

    英国に渡った凛堂兄弟は向こうで何か事件を解決するのかと楽しみにしていたのですがあっさりと帰国。
    短い話で良いので雰囲気のある物語を期待していたので残念でした。

  • 今回は皓の活躍はお休みで、前半が紅子さん、後半が青児がメインの話。

    幕間の凛堂兄弟のやり取りが微笑ましい。
    次巻ではまた4人が絡んできそうで、どうなるのか楽しみ。

  • 何となく前巻で終わりかなと思ってたので続編が出てうれしい。今回は紅子探偵が活躍。

  • 「狂骨あるいは金魚の幽霊」
    語り部の視点を広げて見た時に。
    各々が知っている情報は実際には断片的なものばかりで、聴き取りをする事により全てのピースが揃って始めて本来の物語が完成したのだろうな。
    計画し意図的にしたものなら罪に問われるだろうが、隠蔽以外の件は証言として記録が増えるだけなのでは。

    「座敷童子」
    居るはずなのに居ない存在とは。
    その場に生きて存在しているはずの人物が幽霊と呼ばれてまで居続けるほど苦痛な事はないと思うが、逃げ出そうと思ったことはないのだろうか。
    念じた事が本当に叶った時に良い事なら喜ぶだけだろうが、悪い出来事が起きたら自分を責めてしまうかもな。

  • 金魚楼の雰囲気がとても好きだったので短くて少し残念。凛堂兄弟が戻ってきてくれるようで何より。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。2017年「地獄くらやみ花も無き」で、第3回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞。同年、「折紙堂の青目鬼 -折り紙あやかし事件帖-」で、第5回富士見ラノベ文芸大賞〈審査員特別賞〉を受賞。

「2022年 『地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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