ねこはい (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.95
  • (7)
  • (6)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041087619

作品紹介・あらすじ

「わがはいは ビールのすきなねこである」
これは猫を詠んだ俳句ではなく、猫が作った、世界初の俳句絵本です。ほんとうは、南伸坊さんが作りました。「でも、自分が猫だったらどんなかな、と思って作ったので、ほぼ『ねこはい』」だと南さんは言っています。もっと猫になりきって作った、続編の『ねこはいに』もおさめて、贅沢な文庫版になりました。しかも、描き下ろしの「おまけ」もついている! 猫好きの方、必読です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 猫好き
    俳句好き
    いやあたまりませんわ
    いい味ですわ
    この猫の表情
    ぜったい彼が作ったんだよ
    まちがいない

    ≪ ねこだって 俳句の一つ 五七五 ≫

  • 猫を詠んだ俳句ではなく猫が詠んだ俳句─南伸坊さんが「自分が猫だったらどんなかな」という思いで作った絵本です。猫たちの表情がどこかリアルで微笑ましいです。描かれている風景もどこかレトロなところもいいですね。猫視点の四季折々の日常が身も心も癒してくれます。

  • イラストがほのぼのしていてかわいらしい。
    ねこのきもちになって俳句を書くというコンセプトが素敵。

  • もし自分が猫だったら。そんな猫的思考で書かれた俳句。土間や火鉢に馴染みある世代ではなくても、猫を通して田舎で過ごした夏休みや冬休みを思い出す。昭和の日本的な懐かしさ漂う絵と一緒に楽しめた。とくに福笑いの絵に添えられた俳句がお気に入り。わかる。人間目線で「悪さ」とみなす所業をされたときも、向こうはぜったいそう感じているはず。目つきやら態度やら。飼い猫のふてくされた様子がありありと目に浮かんだ。

  • いいと思いますよ。「笑う子規」もよかったですけど、こちらはねこが作った俳句。ひなあられの句が好きかな。絵も味わい深い。

  • もうたまんない。
    南伸坊さんってわかってるんだけど、猫が詠んだとしか思えない俳句。
    絵には昭和がいっぱい詰まっていて、悲しいくらい懐かしい。

  • お得感満載の一冊です。ずっと前から気になっていた本だったので文庫になって即購入しました。続編とおまけもついていてラッキー

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

南 伸坊(みなみ・しんぼう):1947年東京生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業、美学校・木村恒久教場、赤瀬川原平教場に学ぶ。イラストレーター・装丁デザイナー・エッセイスト。雑誌「ガロ」の編集長を経て、フリー。主な著書に『オレって老人?』(ちくま文庫)、『装丁/南伸坊』(フレーベル館)、『ねこはい』(青林工藝舎)、『本人伝説』(文春文庫)、『おじいさんになったね』(海竜社)『くろちゃんとツマと私』(東京書籍)『あっという間』(春陽堂書店)、共著として『いい絵だな』(集英社インターナショナル)などがある。

「2023年 『私のイラストレーション史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

南伸坊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×