九孔の罠 死相学探偵7 (7) (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2019年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041088166

作品紹介・あらすじ

超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。そこでは、経費削減のため、成長が見込めない「年長組」の一部リストラが囁かれていた。そんな中、「年長組」の1人・沙紅螺が帰宅中、背後に現れた不気味な黒い影に追われる事件が発生。依頼を受けた俊一郎は、黒術師に唆された研究所関係者の仕業と考え、黒捜課の曲矢刑事らと警戒態勢を敷く。だが、なぜか新恒警部の姿が見えず、俊一郎は不安になる。待望のシリーズ第7弾!

みんなの感想まとめ

緊迫感溢れるミステリーが展開される本作では、超能力者を養成するダークマター研究所でのリストラを巡り、恐怖と謎が交錯します。主人公の俊一郎は、背後から迫る不気味な影と、呪術「九孔の穴」に立ち向かう中で、...

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる死相が見える探偵シリーズの作品ですが、普通にラスト二重に騙された。
    ミステリとしていうよりそれを使い、ミステリ的に騙すのはさすがだ。
    普通に良かった。

    3153冊
    今年52冊目

  • 死相学探偵シリーズ。ダークマター研究所でのリストラ連続殺人を阻止すべく、呪術「九孔の穴」に立ち向かう俊一郎。しかしその努力もむなしく目の前で倒れる犠牲者。新恒警部の不在もそこはかとなく不安をかきたてる中、犯人が誰なのかを突き止め呪術を止めることはできるのか……という緊迫感溢れ、恐怖にも満ちた展開だったのですが。
    解決編、犯人のツッコミが面白すぎる!
    そして、最終的になんか犯人がちょっと可哀想になってしまったのは私だけなのでしょうか。まあたしかに犯人として力不足すぎたけれど(犯人が分かった瞬間正直ちょっとがっかりしたしー)。みんなしてよってたかって……何もそこまで言わんでも、という気分になってきました。しかも犯人が誰か、という部分が物語にとってはまったく大きな問題ではなかった点も、哀れです。
    黒術師との対決もいよいよ佳境に入りそうです。やっぱり愛染様は凄い。そして猫は偉大なり(笑)。

  • 死相探偵 弦矢俊一郎シリーズ
    超能力者の子供たちを集めて研究する機関。
    子供たちを含め9人が狙われている。
    今回は新垣も祖母の手も借りられず、
    曲矢刑事もいつもとは違う中、
    俊一郎は一人の心細さを噛み締めながら
    戦いに挑む。
    果たして、この事件を止めることは出来るのか?
    カラクリは何処に?黒衣の女は誰なのか?

  • これもミステリ?本格じゃないミステリかな。
    真相を知ってもう一度読むと見方が変わって面白いのだろう。犯人は、今回はほぼ提示されているのでサスペンス…?と思いきや、読者が騙される系のやつです!
    俊一郎のコミュ力が随分あがったなぁ。

  • ともかく三津田さんの作品は下手な実話怪談より、よっぽど怖いのが魅力、そして何重にも重ねられた謎解きが面白い。
    その特徴は刀城言耶シリーズが最高なんだけど、この死相学探偵は、そのライト版だと思う。
    でも、四隅の魔なんかは、三津田さんの真骨頂の作品で恐かったな~。
    それに比べると、この作品は軽くて物足りない。
    だからこそ、軽くてサクサクと読めるのが良いところ。

  • 今回の舞台となるダークマター研究所、超能力者を育てる極秘機関!いきなりSF色強目だな…
    機関の経費削減のためリストラが検討される中でのライバル排除のための呪殺、というところは妙にリアルかも。
    色々な能力者が出てきて少しワクワクした。
    実際犯人は特にひねりもなかったけれど、タイトルどおり『罠』が発動してストーリーが一気に進展。続きが気になる!

  • 収納に余裕がなくて読み終わった本はほとんど手放してるけど、このシリーズは本棚に並べて置きたいなぁ。表紙も含めて好き。今回は曲矢さんが気持ち悪かった分、最後の種明かしからはスッキリ。そしてばあちゃんはさすがです。

  • このシリーズも定番化してきました
    慣れてきたというか成長が見られます

  •  読み終わってから、思わず表紙を見直してしまう作品。
     今回の舞台は超能力者を育成・研究している「ダークマター研究所」。
     透視や、予知能力といった特殊能力を持つ超能力者が、「九孔の穴」という呪術によって狙われているので、呪いを阻止するために死相学探偵弦矢俊一郎が研究所に乗り込む、というストーリー。
     いつもオカルトとミステリーが交じるのがこの作者の特徴だが、今回はオカルトとミステリーとSFの三つ巴という印象だ。
     肝心の殺人事件までたどり着くまでが少し長いが、しっかり伏線が張ってあるし、研究所に乗り込んでからはテンポよく進んでいく。
     「九孔の穴」という呪術は、呪う相手を怖がらせる必要があるため、お得意の「追われる」描写もしっかりある。
     犯人についてはあまり意外性がないが、しっかり伏線は張られているし、最後の推理によって全てがひっくり返るスタイルは健在だった。

  • うーん失速したなーという感じ。残念である。
    最初の殺人が発生するまででページは半分を過ぎてしまい、次々と毒牙にかかる犠牲者の悲鳴にも真剣味が足りず
    緊張感が不足しており、オチは叙述トリック的な部分がイマイチ伏線として十分に機能していないためぜんぜん爽快感がない。
    まあ同じシリーズで何作も許される構造ではないので、ちょっと休憩的な、箸休め的なつもりで著者も書いてみたのだろう。研究所を訪れるまでをもっと短くして、研究所での被験者たちとの触れ合いを濃密に書くだけでも、感情移入できるし、個性を強調しておけばどんでん返しにも説得力が出たと思うのだが。なにか制約があって執筆されたのだろうか。
    大好きなシリーズなので次回作に期待。

  • 面白かった。早く続きが読みたい。

  • そうきたか……まあ、ばあちゃんにタイマンはれるばあちゃんいるわけないよな(笑)。

  • 今回は超能力者を極秘で養成する研究所が舞台。透視やテレパシー、幻惑といった能力使い手が揃う中に、呪術によってもたらされる死を織り込んできたのが、能力者同士のバトルみたいで面白かった。

  • 黒術師の右腕と直接対決か?
    超能力者の養成施設ダークマター研究所を舞台に繰り広げられる事件。
    依頼人が目の前で死んでしまい、事件を止めることが出来ない。
    何かが、いつもと違う。
    俊一郎は翻弄され、不安になります。
    全体の物語は、佳境に入った感じです。
    待望のシリーズ第7弾、次が楽しみです。

  • シリーズ最新作。
    久しぶりの新刊のような気がするな、と思って確認したら、6巻が出たのは2016年。3年も経っていたのか……それは確かに久しぶりだ。
    果たしてこのシリーズがどういう結末を迎えるのか解らないが、8巻はもう少し早く出て欲しい。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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